ナビの北海道旅行記1987 パート3
8月22日
朝は自然に目が覚めた。ただ体がだるい。なんでだろう。洗顔をすまして食事を取るけどあまり美味しくない。こりゃ風邪ひいたかな?確か昨日コインランドリーに行くときパンツも洗濯したので帰りはジャージで20分位走っていたし、ちょっと寒かったのを覚えている。ヘルパーさんにお願いして風邪薬をもらう。さて今日は苫小牧に向かうだけだ。そこでYHで毎日行っている牧場の見学と体験乗馬に参加する。たったの1000円で参加できるので安い。それに馬になんて乗ることなんかないだろうし、、、。6人が参加するらしい。バイクは3台。そのほかの人はヘルパーさんの車にのって牧場に向かう。途中先頭を走っていたCBX400にカラスが横から激突?!バイクはバランスを崩しながらも転倒は免れた。よかった〜!

牧場に着いて他のライダー共々CBX400の彼氏に大丈夫だった?って心配した。さすがにグローブが裂けていた。確かにかなりのスピードで衝突したから止む終えないかも!でもバカなカラスもいるもんだ。ただ被害はグローブだけでよかった。ヘタすりゃ救急車もんだよ。準備が整うまで牧舎で雑談会。昨日自分はハイセイコーを見に行ったんだけど遠くてわからなかったって話をした。その時の仲間が「これは聞いた噂だけど。」って断りながらも、必ずしもハイセイコーがいるわけじゃないらしいよ!って言ってた。つまり朝から夕方まで毎日放牧しているわけではなく、検診や種付けや給餌の時は牧舎にいるわけだけど、観光客に見せるのもしなくちゃならないから、ニセの馬を置いている時があるんだって。

たしかに看板でハイセイコーって書いてあればそこにハイセイコーがいるはずって思うし、そこの柵の中に馬が一頭いればそれがハイセイコーだと思うもんね。結局本当かどうかは別にして納得しちゃった。(ちなみに今でも本当かどうかはわかりません。ただ毎日放牧しているわけもなくあり得ない話でもなさそうですが、もし本当だとしても観光客をガッカリさせないためにもしかたがないのかもしれません。)
やがて準備が整い乗馬体験。本当の馬だ!当たり前だよ!馬の横に行き左足を曲げて鞍をしっかり掴んでせーの!で乗る。(実際の競馬場でジョッキーが乗るのと同じ動作です。ちょっと怖かったです。)2回のチャレンジで乗馬。馬さんにはゴメンナサイ!って思った。ただちょっと怖い。でも絶対大声は出しちゃダメって言われている。馬がビックリするかららしい。時々草を食べるので首を前にかがむと自分も前かがみになってしまう。ときどき「うわ〜!」って声を出したいんだけど、歯を食いしばってガマンする。10分くらいだろうか少し慣れてきた。首筋をなでてあげると誉められていると思うからやってみて!って指導員にいわれ触ってみる。耳が動いて喜んでいるみたい。カワイイじゃん!
時間がきたので下馬。馬の正面にまわって、ナデナデしてあげる。カワイイなあ!
時間がきたので下馬。馬の正面にまわって、ナデナデしてあげる。カワイイなあ!全員終わるまで昼までかかった。ここで解散。自分らライダーは、そこから各自出発。だんだん体がだるくなる。本当に風邪ひいたみたい。それに悪寒が時々走る。いいや、苫小牧港で休もう。途中昼食をとりユックリ走る。また雨が降ってきた。合羽を着て出発。

ただ天気は確実に悪くなってきた。昼食を摂った食堂で天気予報のテレビを見ると低気圧が近づいているらしい。ただでさえ体調不良なのでカンベンしてほしい。苫小牧港に早めに到着。受付はまだみたいなので椅子に座って寝る。やがて受付を済まし船上へ。バイクを止め船室に入って横になる。少しは体調も落ち着いたみたい。

夕食は一応摂っておこう。そうすれば明日は直るかもしれない。レストランで旅の終わりを一人で祝って豪勢にエビフライをチョイス。ただビールはやめておいた。あ〜食べた。後は寝るだけ!zzz

zzz

うう!気持ち悪い!船が大きく揺れている。かなりの揺れだ。低気圧のせいでかなりの揺れだ。完全に船酔いしている。ちょっと吐きたい!トイレに行くと何人かは戻していたみたい。自分もその一人。あ〜あ!せっかくのエビフライが、、、、!と思いつつも仕方がない。時間は深夜の1時を廻っていた。何度か寝返りしながらやっと記憶がなくなった、、、zzzz!
8月23日
寝不足だったけど、周りの喧騒で目が覚める。とりあえず何もしたくない。そのままのポーズで到着を待つ。まさか発熱か?体温計があるわけじゃないけど、もしかしたら38度あるかも、、。このまま帰るっていってもまだ仙台なんだよね!

だるい体そのままに接岸の案内にしたがって下船準備。もう金額じゃない!さっそく高速で帰ろう!仙台市内に入って高速道路の案内板を発見。仙台南ICから東北自動車道で帰路につく。所々SAで水分をとりつつ休憩。ペースはかなり落ちる。100kmで走るのがちょっと辛くなってきた。福島県を過ぎて栃木県那須町に入ると関東に入った。もう少し。

このあと那須高原SA佐野SAで休憩を重ねて久喜ICで出る。自宅に戻ったのは午後3時過ぎ。さっそく布団を敷いて体を休める。熱は38度あった。よくも帰ってきたもんだ。って帰らなけりゃならないんだけど、、、。明日予備日で休日は1日ある。十分休憩をしよう。でないと会社で何いわれるかたまったもんじゃない。夕方自分の布団で爆睡、、、、かなり疲れたな!
編集後記(平成16年1月に当時を振り返っての感想を記載しました)

今回の旅は2回目道北の旅でした。昨年よりもじっくり廻ったと思いましたがそれでも、走りっぱなしだったみたいです。やっぱりご当地に暫くいないとその良さはわかりませんね!愛とロマンの8時間コースは参りました。もっと情報を調べておけばよかった。それにバイクを稚内に置いておけば金額も安くてすんだのに。
桃岩荘YHはかなり奇抜なYHです。ただ誤解されてほしくないのは若者だけの集団での楽しい宿であることは確かです。自分のように一つの個体として廻りたい人には不向きですし、年長の方には圧倒されてしまうでしょう。最近崩落が起こって営業閉鎖らしいですが、次世代の若者?に伝えてほしいです。また自分のアクシデントに多大な迷惑をかけたヘルパーさん、同行者の皆さん、このサイトをもって感謝いたします。
これでナビの北海道ツーリングは時代を終えます。(実際はまだまだ)一度もトラブルのなかったGPZ250アリガト!!
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