ナビの北海道旅行記2005初冬後編 パート1
先月行ったばかりなのに、今回も北海道に旅立つことになった。何で?って思うでしょう。実はツーリング仲間であるY君と昨年北海道の話をしたんだけど、彼は北海道ツーリングもちろん旅行すら行った事がないという。なるほど!じゃ、行ってみないか!って事で俺が薦めたわけ。

実際は先月の旅行の時に一緒に行ければ良かったんだけども、それじゃ こっちが都合が悪い。
だからといって、冬の北海道を堪能するには今回を逃すと半年先以降のお楽しみになってしまって約束事も自然消滅になりそうなので、お互い都合をとって今回出発することにした。

いつもだとビジネスホテルを多く利用している俺にとっても、観光ホテルも泊まれるからとっても好都合だ。ただ、、、野郎二匹ってのが、、、気になるけど。そんな訳で今回は阿寒湖に1泊して、湖でのアトラクションも楽しもうということにした。


チケットは株主優待で確保してあるのでOK。やっぱり株主は強いね。多少のリスクこそあるけど、定期預金に入れとくより、金利換算でもお得。でも数百万の資金がいるけど、、、、

そんな訳で2ヶ月連続出発の旅が始まりま〜す。
3月20日
いつも北海道に旅立つ時は5時前に目を覚まして、コーヒーでも飲んでから出発するんだけど、今日は違う。ツーリング仲間のY君を迎えに行かなければならない。そんな訳で4時に起きた。昨日寝たのが多分12時前後だろうから、途中で眠くなるだろうな!

そんな訳で4時30分前に自宅を出発。5時前にY君が待ち合わせの場所に来てくれて晴れて出発。昨日からY君とは携帯が繋がらなかったので

「ヤベ〜!まさか連絡つかなくってドタキャンじゃシャレにならんぜ!」って思ったんだけど まずは安心。道中はな〜にも問題なく、それも6時30分に到着。

「まずは よかったよかった。確実に乗れる!」チケットを発券後カードラウンジでくつろぐ。航空券を見ると今日は35番搭乗口だって!遠い17番スポットも嫌だけど、バスってのはもっと嫌なんだよなあ〜〜。

「もしかして今日はバス移動?っすか?」って思ったけど、1階にある搭乗口にはバスが待機。そのバスに揺られて、、、、

「あれれ?タラップ車に乗ってご搭乗かよ!こんなの初めて!」いつもはバス移動でも小さな小屋があって、そこから搭乗していたんだけど雨でも降っていたら不便だな!今日乗る飛行機はエアバスA300−B2らしい。飛行も順調で無事に女満別に到着。レンタカーを借りて、いざ出発。
とりあえず、今日予約している流氷船オーロラ号の出航時間は12時30分なので、それまで、観光できる所にいってみよう。と言う事で網走監獄に向かう。

ここは今まで俺が旅行してきたなかで、もっとも悲惨な経験をしたところだ。そう車上荒しにあってカメラや航空券とかやられたんだよね。

「今となってはいい思い出として、、、んなわきゃね〜〜じゃん!カメラ返せよ!」それ以来車を離れる時は必ずトランクに荷物を収納することにしている。

さて、Y君はもちろん初めての場所だから、そこそこ感動していたみたい。考えてみれば俺も3回目の網走監獄なんだけども、写真を撮りまくった事はなかった。

「久しぶり今回は写真を撮りまくろう!」いろいろな小屋を廻って庁舎で休憩。ここで甘酒をいただく。ちょっと甘すぎるような味なんだけど、寒い分美味しくいただいた。Y君には土産ではないけど、

「吉村昭の破獄という小説を買っていけば!」って薦める。この小説は日本の脱獄王、白鳥由栄の生涯を佐久間清太郎という名前に変えて小説になっている。これって好きな人にはハマってしまう内容なので、他の方にも是非薦めてみたい。
そこそこ見学をしてしまったので、1時間ほどの時間を使ってしまった。本当は、

「この上にあるオホーツク流氷館も考えていたんだけどなぁ、、、」流氷船の予約時間があるので、残念だけどパスして網走港へ向かおう。Y君に運転を代わってもらって、俺はナビゲーターとして助手席に座る。

途中に本物の網走刑務所があるので、駐車場に止めて橋を渡って入口まで行ってみる。
まあ、内部に入れる訳でもないので、簡単に写真撮影をして出発しよう。約5分ほどで網走港に到着。

「んん〜流氷がないみたいだなあ〜!どうしようか?」Y君と相談。とりあえず電話予約しかしていないのでチケットは購入していないから、もしキャンセルを受けてくれるならばありがたいってことで受付で相談してみた。

「本日は航路上に流氷が無いので能取岬遊覧船としての運行になりますからいいですよ!」って快くキャンセルを受け入れてくれた。実にありがたい。

でもツアーの人たちは長〜い列を作っている。気の毒だなあ!観光船に乗るんだもんね。これだから団体行動はイヤなんだよね。でも予定変更で早めに昼食を摂る事が出来て俺たちもラッキーかもしれない。そんでは藻琴駅に行こうか。
先月北浜駅に行ったばかりだから、ここで昼食にしよう。あまりお客さんはいないみたい。お昼時間だってのに!やっぱり冬だからかな?テーブル席に座ってY君には流氷ラーメンを薦める。

「俺も一回食べたけど美味しかったよぉ!」って薦めてみた。

塩ラーメンベースに海老やホタテなど海の幸がふんだんに入っていて豪華。それに俵オムスビが2個付いてて流氷をイメージしてある。
俺は今回トロッコランチをオーダー。カレーライスにスパゲティーや海老フライなど入っていてこれも贅沢。でも1000円しないんだから安いもんだ。
さてY君にこれから本当の北海道を堪能する運転をお願いしようか!俺が助手席にのるなんて滅多に、、、いやまず無いことだもん。オーロラ号に乗船しないわけだから、ルートも大きく行動することができる。本来は考えていなかった根北峠経由で開陽台でも行ってみようか。な〜にもない単調な道が続く。

「意外とヒマなのね?運転しないと、、、、。」斜里から標津方面に向かい根北峠をめざすが、Y君の運転が緩慢になってきた!

「あれれ?どうしたの?」さすがに危険と判断して運転を代わる。実はY君は

「すいません、、2時間ほどしか寝ていないんでス!」って言ってたっけ。それに雪の反射光でも見ていたのかな?眼底疲労になっていなければいいんだけど、、。

峠からひたすら道を下って、開陽台に到着。展望台はあることはあるんだけど、、、雪がすごくって、とても入れるものではない。人の足跡も見えるんだけど、それも途中まで。引き返しているのが目で見てわかる。Y君に

「ダメだね〜行けそうにないョね!」って諦めてもらった。もっとも行けたとしても寒くて寒くて辛いだけだけど。折角だから次は摩周湖に行ってみようか。
弟子屈市内からの道道52号線で摩周湖に向かう。川湯温泉側と違ってカーブも少なく距離も短いので、初めての人は

「え?もう到着しちゃったの?」って感じてしまう。
それでも観光バスが3台ほど来ているのは立派だねえ!やっぱり冬の知床観光なんてバスでもあるんでしょうか?でも観光客が少ないだけ静かでいい。

案の定写真を撮る展望場所には人がいなかった。でも、さらに感心したのは前面結氷した摩周湖を見えたこと。こんな光景も何度も来ている俺にとっても初めての経験だ。

「う〜ん綺麗だ!」
それでも あまりに寒いのでレストハウスに入る。でも屋内は逆に暑い!!時期ハズレではあるけどソフトクリームを食べてみる。それも摩周ブルーと言われるやや水色に着色してある摩周湖オリジナルのソフト。

「んん〜美味しいっす。」何でもラムネにヨーグルトを加えたものらしい。それで、やや色を付けて摩周ブルーとして売っているのだそうな!

摩周湖のビデオを見てから出発しよう。さすがに3月下旬ともなると北海道といえども日が伸びたものだ。今日の宿泊は阿寒湖畔の「阿寒の森ホテル花ゆう香」に泊まる予定。多分1時間もあれば到着できるでしょう。ならば、へそ曲がりな俺は寄り道をたくらんで屈斜路湖方面に行こう。Y君の体調も元に戻ったらしく運転を代わってくれるという。大丈夫かな?
弟子屈から川湯温泉は意外と遠い。何か近くにあるように感じちゃうんだけどな。屈斜路湖に向かう途中の硫黄山で休憩。Y君に

「たま〜ご!たまご!っておじさんがいると思うよ!」って言ったらすぐマイクロホンで「たま〜ご!たまご!」って聞こえてきたもんだから爆笑。何度も来ている俺は300円にしてよ!って値段交渉。結局4個300円にしてもらったけど、、、、。安いのか高いのか?まあ、どっちでもいいけど。

「それにしても噴煙がすごいね。」ここだけは雪は全くない。それだけ地熱も高いんでしょう。
このまま屈斜路湖に向かう。ビギナーにお勧めしたいのは砂湯。
夏は砂を掘ると温泉が湧いて出てくるのに対して、冬は白鳥が越冬のために羽を休めている。そして売店で100円でパンのミミを売っているんで、それを与えてあげる事ができる。いわゆる冬の風物詩かもしれない。

「え?冬は温泉湧いてこないかって?」いえいえ、湧いて出てくるんだけど、寒いもん。誰も掘らないよ!
だいぶ陽も傾いてきたな。これならば俺的には18時に阿寒湖に到着できるかもしれない。それにしても先月の場合5時にはかなり暗くなっていたんだけど、、、。たった1ヶ月だけでもこんなに日没の時間って延びるもんだ。ホテルの場所だけは判らないのでナビにセット。

「ぬわ〜にぃ〜!!到着19時だと〜!」ざけんなよ〜って思ったりして!

弟子屈を抜けて阿寒横断道路をひたすら走っていく。まだ市街地から離れていないので雪は道路には全く無いけど、登るほど雪は出てくるかな?Y君に注意を促す。んでも判っているのかな?結構ハイスピードでコーナーを攻めていくんだよね。

「でも大丈夫かあ!彼だって雪道走っているんだろうから。」
ホテルの場所をナビで確認して到着。「阿寒の森ホテル花ゆう香」というホテル。

「なんだか、立派なホテルだなあ〜!今日の宿泊するホテルは」駐車場に車を止めると台車を持ったおじさんがきて、

「お荷物をどうぞ!」だって!でも、2人ともリックしか持っていないからって遠慮すると、、

「いえ、仕事ですから。」って持っていってくださった。何だか恐縮!!フロントで受付をしている途中にお汁粉のサービス。

「んん?ウェルカムドリンクってのは聞いた事あるけど、、、、ウェルカムお汁粉って?」でも美味しい!案内されて部屋に入る。ウッソ〜!こんな部屋でいいんですか?それに部屋から阿寒湖がよ〜く見渡せるじゃん。多分今まで俺が泊まったホテルの中で最高かもしれない。
普通なら食事の前にお風呂って考える所なんだけど、今日は阿寒湖の祭りに参加したいんで、食事を先にとって外出する予定。でも祭りが19時30分からなのに、食事が7¥19時30分からなんて、、、、あんまりだ!だって、その為にここに泊まったのに!でもちょっと早めにレストランに出発。断られたらしかたがないけど、問題なく席につく。

「ならばもっと早くくればよかった。」食事はバイキングスタイル。

「でもこのメニューって凄い!凄すぎる!」何から食べようか!まずカニシャブ、そんでタコシャブ、勝手丼に始まって、十勝ビーフのステーキ。とどめはカニすき鍋。ステーキも食べ放題なので、4枚もたいらげた。それだって、おろし醤油やワインソースなどいろいろなバリエーションが楽しめる。とてつもなく美味しい。
食べていくのはいいんだけど、祭りの時間が気になっていった。そう、実際はオープニングが始まっている頃だろう。

「せめて花火くらいは見てみたいもん!!」と、窓を見ると始まってしまった。花火大会だ。Y君とレストランをいそいで出て湖に向かう。何とか写真撮影には間に合った。でもオープニングのショーが見ることができなかったのが、んん〜残念!

たいしたアトラクションもないので、スノーモービルに乗ってボッケの見学に行く。たいした時間もかからずスノーモービルで会場まで戻ると、アトラクションの終わりの時間だった。もう21時になったんだ!
ホテルでは丁度バイオリンとピアノのアンサンブルのミニコンサートをやっていた。俺ってこういうのは興味がある。でも

「金髪のお姉さんが綺麗だなあ!」(何処見てんじゃ〜!)戻った時間が遅かったからか、2曲くらいで終わってしまった。んん〜残念(またかよ!)この後は寝るだけ!まず風呂に入って、Y君と居酒屋風のラウンジで酒を飲む。でも朝が早かったからか?酒の力を借りなくても睡魔がそこまで来ている。Y君は飲み足りなさそう。でも俺は、、、、

「ね、眠い、、、。さすがに無理だ!」部屋に戻ってバタンキュ〜!あとでY君が来るでしょう。部屋の鍵はかけないままベットに入ってお休みなさ〜い!zzzzzzzzz
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