相 泊 温 泉
住  所 目梨郡羅臼町相泊
問い合わせ先 羅臼町役場環境管理課
電話番号 0153-87-2126
営業時間又は訪問可能期間 おおむね6月から9月下旬まで 日の出から日没まで
駐 車 場 無料駐車場有り 
入場料又はそれらに関わる料金 無料
ホームページ又は関連サイト http://www.rausu-town.jp/20060222015.html
コ メ ン ト
相泊温泉は知床半島の羅臼側の最北端、相泊という集落にある露天の温泉です。相泊の集落は知床半島の先端に向かう道道87号線の終点にあります。ここから先は道路がありませんから相泊は車で行ける最果ての地のひとつと言えるかもしれません。標識で「この先行き止まり」って書いているのを見ると、あ〜とうとうここまで来たのか〜って感慨に浸れるかもしれません。

さて、その温泉ですが道路の終点よりも300m程度手前にあります。そこにはトイレの設備と駐車場があり、したには小石が続く海岸に木材とブルーシートの屋根で覆った小屋があります。道路側は壁になっていて浴槽を見ることは出来ないが海側は開かれていて、一旦階段を使って海岸に下りて入浴することになります。

この温泉は相泊の漁師がコンブ漁で冷えた体を暖めるために作ったものだそうで、近所の方が管理運営をされています。ただし熊の湯ほどうるさくはなく、非常にノンビリしていて且つオープンです。さてこの温泉のお湯ですが湯船の底の小石の間から熱いお湯が涌き出ています。ときどき温泉の泡も涌いてくるので判りますよ。

但しお湯はかなり熱いです。5分も入っていられないけれども、ホースで冷却用の水もあるので、薄めることもできます。但し、他の方の了解は取ってくださいね。そして体が熱くなると湯船出て潮風にあたるのも気持ちいいですよ。できることならば海、特に国後島を見ながら〜なんて思うんですが、実際は目の前にテトラポットが邪魔で海を見ることはできません。しかし、波の音は聞こえるんで気分は出ますけどね!

着替えは湯船の脇に即席の棚がありますから、そこで服を脱ぎます。海岸に出ると先に男風呂。ベニヤ板を挟んで女風呂になります。しかし、海側(入浴する側)はすご〜くオープンですから丸見えになってしまうので女性は少し抵抗があるかもしれない。しかし、地元のおばちゃんも利用していますので、水着はご法度なんです。

秋口になると、材木やブルーシートは撤去されて浴槽だけの姿になります。また、冬から春先は浴槽は取り壊しになるそうです。ですから、夏から秋にかけての時期だけの入浴になります。
相泊温泉の写真集
おばちゃんが入浴していたんで、男湯だけの撮影にしておきました。意外と小さいんです。 いや〜熱かった!この湯気を見てください。でも地元の人は普通なんですよね!
もう有名ですよね!熊の穴です。ここを知らずして相泊は語れないっしょ! 知床の道路の本当に終点。行った人は、よ〜くここまで来たもんだと自分を誉めたくなりませんか?

実際入浴するとこんな感じ。海なんて見えないんですよね。残念です。 秋は冬に備えてブルーシートや木材は撤去されます。そのうち、この浴槽も壊してしまうそうです。
時にはキタキツネがそばまでやってくる事もあります。これって偶然なのかな?