2004年福島ツーリング1 2004年5月2日3日
このツーリング記は大島輪店主催のツーリングを私の主観で記録化してありますので、あらかじめご了承ください。また道交法に抵触します一部内容はフィクションでありますのでご了承ください。


今回のメンバー
ホーネット600(社長)   XJR1300(Tさん)
Z1000(Iさん) スーパーブラックバード(Mさん)
フェザー1000(Yさん)  CB750B(Mさん)
FZ400(Hさん)        XTR850(Mさん)
イナズマ1200(ナビ

朝5時に目が覚めた。ツーリング恒例?ではないけど窓の外を見る。多少の雲はあったが天気予報で晴れの予報がテレビで放送されていたので安心する。今回の集合は東北自動車道の羽生PAに7時になっている。ちょっと早めに準備をする。

コーヒーを飲みながら民放のテレビで渋滞中継を見ると大谷PAを
先頭に30Kmの渋滞が始まっているらしい。ありゃりゃ!バイクは渋滞は関係なくても速度が落ちるから、できればスルーで行きたいものでもある。でも車よりはマシか!

時間をもてあましてしまっても仕方ないのでバイクを出す。寒くはないけどエンジンが一発でかかるか不安だ。実は一週間前にエンジンをかけたらチョークが戻らなくなってアイドリングが3000回転になってしまったのである。結局原因はチョークケーブルの腐食でワイヤーが固着してしまったためであった。応急処置としてワイヤーを切断してあるのでチョーク無しなのである。何度かセルモーターを回してエンジンに火が入った。ラッキー!!

マフラーは静かな方なんだけどヨシムラサウンドは他の人には騒音にしか思えないだろうからエンストギリギリの回転数で出発。

まず自宅近辺でガソリンを補給して、高速道路に入る。今年は2年前と比べてもあまり車がいない。あまりカッ飛ばさないようにして羽生PAに到着。ちょっと早かったかな?朝食代わりに何か食べようと思ったけど、油物ばっか!さすがに胃が受け付けそうにない。ポテトフライとかフランクフルトじゃ気持ち悪くなる。アンパンとクリームパンとコーヒーで簡単な朝食。

やがて社長ご一行様到着。すぐIさんとMさんが到着。あとはHさんだけだ。結局7時にはHさんも合流。全員揃った。

今年は残念ながら?「伝説のチャンピオン」ならぬ「伝説のライダー」は参加しない。非常にラッキーなことだ。それよりも意外なのは紅一点女性ライダーの参加である。以前初日だけ途中併走したZZR600のウーマンライダーや2年前怪我で参加ができず、奥さんが車のドライバーで参加したのもあったけど宿泊も一緒ってのは初めてかもしれない。女性と言ってもあなどるなかれ、彼女はスーパーブラックバードでの参戦である。これでペースも上がる。

今年は時間も稼ぎたいので原則的に安達太良SAまでノンストップフリー走行をすることに決定。距離も200Km弱あるのでバイクによっては無補給走行が困難な場合は途中のSAで各自給油することに決まった。

エンジンをかける段になってMさんがバックからブースターケーブルを出してる。何で?
どうやら暫く放置していたブラックバードはバッテリーが上がってしまったみたい。自宅でもエンジンがかからないので念のためにブースターケーブルをもってきたとの事。準備がいいのか?何なのか?まあ、自分もノーチョークで走ってるので明日の朝が不安でもあるから人の事言えないけど、、、。

7時10分出発。思い思いに安達太良SAをめざす。輪店ツーリングのフリー走行とは言うまでもなくかっ飛ばしていくツーリングの事。高速道路はキャノンボールトライアルになる。いつものようにYさんのフェザーがミグ29のように点になっていった。もちろんTさんのXJR1300が黙っているわけない。F18ホーネットでミグにロックオンしていった。Tさんは何時サイドワインダーを発射するんだろうか?

社長も激アツな走りでふっ飛んでいった。IさんのZ1000とMさんのブラックバードも早い。さすが逆車である。でも途中覚悟していた渋滞に遭遇。こりゃ仕方がないか?すり抜けするけど、2年前の東北道よりも車が少ない感じ。多少なりとて動いている。まあ!宇都宮までの辛抱だ。最悪でも那須を過ぎればアウトバーンになるだろう。ところが、ところがである。予想した宇都宮は全然混んでいない。「あれ〜日光に行く人はすくないのかなあ?」それより3車線が2車線になって殆どの車が那須方面に向かうのでかえって混んできた。「今年は日光よりも那須が多いのかなあ?」ところがすり抜けしていっても那須でもそんなに降りる車がいない。2年前は路側帯に5Km位前から並んでいたのに。でもかなり楽になった。

もう皆はガス給油してるんだろうか?俺の前にはYさんのフェザーとTさんのXJR1300とMさんのCB750位になった。でもさすがに安達太良ノンストップは辛い。やっぱり距離がありすぎる。おまけに寒くて体が固まっちゃう。そこへ宇都宮ナンバーのブルーのお揃いのジャケットを着たZX12Rなどのチョー早いマシン3台が抜いていった。もちろん、Tさんまでも。自分としては追いかけていったが何せ早い連中。あとはTさんに頼むか?と思う前に同化していったTさんがいた。同じブルーのジャケットだったので4台のツーリングに見えた。「オイオイ!貴方はどっちの集団だョ!」あとで聞いたら220Kmまでは走ったけどそれ以上は止めたって!

無給油で無事安達太良SAに到着。時間にして9時30分位。まずは早かったほうだ。まずバイクに給油。走行距離も220Km だからちょっと危険だったかな?
やがて続々とメンバーが集結。一番怪しかった社長も無事到着。何たって通り過ぎる前科があるから!羽生で「アダタラ」って読めなければ「アダチタロウ」って読めば大丈夫だからって言ってある。(そこまで馬鹿にしなくてもいいのに!)と言うよりハイスピードで案内板読んでる余裕がないんだよね!

20分位たつと殆ど集まった。でも、IさんとMさんが来てない!あれ?誰も見ていないらしい。おかしいなあ!
そのうち社長の携帯電話がなった。「え〜!今何処にいるん?」なんて会話越しに「とうとうやったか!」ってみんな苦笑い。どうやら郡山JCで磐越道の会津方面に入っちゃたらしい。さらに待つこと20分だろうか?IさんとMさんが到着。Iさんがヘルメット越しに頭をポリポリかくポーズにみんな爆笑。その後すぐ出発。あと30Km位で福島飯坂IC。相変わらずYさんとTさんは爆走中。料金を払ってブースで待つことに。

TRXのMさんが「ねえ!ブラックバード通りすぎちゃったみたいだよ!」
「え〜!」またまたハプニング発生!先に下りていたIさんの携帯電話にブラックバードのMさんから電話。どうやら300m位オーバーランしたみたい。TさんとYさんとで「こりゃ、社長の持ってる称号を伝承するのかな?」なんてジョークで笑いを誘う。でもあのバイクは重いのに女性一人で大丈夫だろうか?もちろん転倒したら起こすのは多分無理でしょう。でもゲートを過ぎたから誰も助けに行けない。何とか無事やってきた。まずはよかった。後ろに赤色燈付けた車がいたので「もしかして捕まっちゃた?」って思ったけどJHの車だったので、まずは安心。

ここからR13号を走行して米沢に進む。今日の昼食は米沢牛に決めている。時間も多分12時位には到着できそうだ。
久々隊列を組んで走行。こういうの一度は撮影してほしい。カッコいいんだろうな!
米沢市内は上杉神社をめざして走る。丁度神社横にスペースを発見。強引に自転車を片付けさせてもらって9台のバイクを駐車。目の前がレストラン。まずは米沢牛を堪能しましょうか?
まずは城址苑なるレストランに入る。運がいいのか空席が目立った。時間にして12時すぎたばかりだからだろうか?メニュー表で米沢牛をチョイス。自分はサーロイン。他の人もフィレ肉を注文していた。Iさんは天元豚をオーダー。何か牛肉が嫌いらしい。

やっぱり美味しい。ただ、出来るならばこの場にOGビーフのステーキがあれば、味の違いがわかるんだけど、、、!俺ってグルメじゃないから食べ比べをしてみたいな!そうすれば6000円払った価値観がわかるんだけど。
食後にコーヒーを飲んで結構腹いっぱいになった。全員満足だったみたい。

さてと上杉神社と博物館に行きましょうか。今日の米沢は晴れていて結構暑い。
バイク置き場に戻ってTRXのMさんがギャオ〜って吠えてた!よく見るとブレーキフィールドのタンクのビスが無くなっている。どうやら走行中外れたのか、出発前に無かったのか?どっちにしてもよく走ってきたもんだ。
上杉神社は歩いてすぐ。参道には露店が並ぶ。誰か牛串焼き食べている人がいる。すごい食欲!
歩きながらTRXのMさんはヒモを探している。さっきのタンクを仮止めしたいみたい。
結局神社の看板のはみ出た部分をちょと拝借して針金ゲット!これで無事故の御利益はあるだろうか?バチ当りだろうか?お参りを済まし、博物館に行く。

ここでは上杉氏関係や米沢の歴史を詳しく紹介している。興味の無い人にはつまらないかもしれないけど、上杉鷹山の紹介する鷹山シアターは楽しい。
博物館を出ると甲冑を身にまとった人たちが演技をしている。そう、今日5月2日は武てい式のデモをする日だ。今夜7時からの開催なのでリハーサルをしているみたい。しばし見学。

上杉謙信をはじめ、多数の武将の演技はリハーサルではあってもカッコいい〜って思う。このまま見てみたいけど今日は福島に戻るから無理だ。でも見るなら3日の川中島の合戦の方がスケールがでかくて楽しいらしい。いつかは行ってみたい。
さて、そろそろ戻るか!
神社前から喜多方を目指す。2年前は小野川温泉経由で吾妻スカイバレーを通って裏磐梯を目指したが、今年はもう少し遠回りでR121大峠経由で喜多方を少し走りR459で裏磐梯に向かう。出来れば同じ道は通りたくないからだ。

スカイバレーと違って大峠経由は高速クルージング向きだ。信号はもちろん無いし道が広く飛ばしやすい。車も適度に速度を速めているから抜かすまでもないか!それより埼玉ナンバーのZZR1100ら3台が先に走っていて抜きにくい。まあ!余程遅くなければいいか!途中虹のトンネルなる標識を通過。誰も意味が分からなかったみたい。標識の色が変わっているだけだから分からなくてもしかたないけど、トンネル内の照明を変えたりしても面白いかも、、、

この大峠トンネルが出来る前は旧道で本当の大峠をこえなければ会津ー米沢は行けなかったようで、車でも苦労したみたい。現在でも旧道は残っているけど峠付近はガレ場が多く危険なので年中通行止めで開通の予定は無いらしい。命の惜しくない人はオフロード車でゲートを突き破れば行けないこともないらしいが、、、死んでも知りませんよ!

道の駅喜多方で休憩。暖かいので運転中すご〜く睡魔が襲ってきた。これは自分だけじゃなかったみたい。できればすぐ出発したかったけど、社長が休もうってことで意見が一致。そばの池をみたりして15分位だったけどノンビリできた。
今度は本日最後の見学地、磐梯山噴火記念館に向かう。R459は渋滞も無く快適だったけど、スカイバレーと合流してから途端に車の列。電光案内板には「五色沼渋滞4Km60分」なる表示。あちゃ〜4時過ぎてんのにまだ行く気かい!この車は!

さっそくすり抜け開始。ラッキーなことに地元福島ナンバーのバイク10台位が先にすり抜けをしているので、それに付いていく。すんごく楽。
やがて記念館発見。バイクを駐車して受付でチケットを購入。先に記念館を見て5時から3D館に向かう事にする。意外と自分も知らなかったんだけど磐梯山の噴火によって秋元湖や桧原湖が出来たってのは知らなかった。五色沼だけかと思っていた。時間がきたので3D館に向かう。メガネを借りて磐梯山の噴火の様子などを説明していた。

俺は眠くて途中から意識がなかった。何でも、磐梯山の噴火口から上杉謙信と槍と弓矢が降ってきたらしい、、、んな馬鹿なことあって溜まるか、、、、!!!!

時間は5時30分を廻っているんだけど、明るいので時間の感覚がわからなくなる。さて、あとはレイクライン経由で土湯温泉に行くだけだ。渋滞のすり抜けも五色沼近辺まで!レイクラインに入るとバイクどころか車がいな〜い!いつものように左手で合図をしてみんなを料金所通過させる。自分が代表で9台分立替。これは早い。やっぱりツーリング慣れしてる連中はありがたい。このあとレイクラインを過ぎてR115に入ったら希望者は旧道土湯峠チャレンジが待っている。ゴールは目前だけど「道の駅つちゆ」で合流する予定だ。さてしばらくフリー走行だ。誰が行くかな〜と思ったら、HさんがFZ400でカッ飛んでいった。オイオイ自分のバイクでねえだべさ!

クレイジーライダーが揃って視界から消えてった。でも走りやすい道だこと。R115の合流地点で待っているかと思ったら誰もいない。先に行ったのね!確かブラックバードとCB750が来ていないなあ!と思ったのでしばし合流地点で待つ。すると2台がやってきた。先導していってR115の新道と旧道の分岐で数人が待っていた。「こっちでいいの?」「そうだよ!でもスカイラインは乗らないでね!」と言って先に走ってもらった。

俺とブラックバードだけ新道、トンネルコースを選択。多分激アツになってんだろうな!そう思いつつ10分位で道の駅に到着。ブラックバードのMさんと暫く待つことに。連中は中々来ないでしょう。15分位待ってフェザーとXJRが到着。その後FZ400や社長のホーネット が来た。フェザーラッキーのYさんはもう少しでガードレールに衝突するところだったらしい。やれやれ!丹波哲郎さんの世界に行かなくてよかった。

その後誰も来ない?あれ?ってことでHさんが偵察に行く。もうFZ400と同化してしまったらしく、道の駅を出ると
クォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ンって感じで3速で引っ張ること。引っ張ること。オイオイ!人のバイクだよ!
そのあとTRXほか残りメンバーも到着。何でもスカイライン方面に行っちゃったみたいで道が分からなくなって引き返してトンネル通って来たんだって!もったいな〜い。全員いるのを確認後あと10Kmもないから隊列つくって走る。

土湯温泉分岐を前にしてスタンド発見。よかった〜!全員ここで給油。一番不安だったのはブラックバードだったみたい。燃料警告灯が点灯していたらしい。結局宿に到着したのは6時30分を過ぎた頃だったか?意外と時間かかった。
部屋に入り着替えて風呂に入る。バイクで体が冷えているからなのか湯船が熱いこと。思わず「あんぎゃ!」って吠えちゃった。露天風呂は適温で気持ちいい。みんな露天風呂に集合。しばしの天国を味わう。

たった9人なのに宴会場を用意してくれるなんて、ありがたい。風呂から出るとお楽しみの食事だ。
何品あるんだろう。食べきれない位あった。椅子に座ってスクラッチカードをめくると半数の人が入浴剤をゲット。自分もその一人。実にラッキーだった。仲居のお姉さんがよ〜くペラペラ喋る喋る。!松野明美そっくりだと思った。
そして酒の肴じゃないけど「伝説のライダー」の話でしばし爆笑!とにかくこの人の話題は事欠かない。
ブラックバードのMさんだけ会ったことないらしい。今度紹介しましょうか?多分逃げたくなること確実。
部屋に入ると朝が早かったからか良い子のお休みタイムで爆睡してしまった。zzzzzzお休みなさ〜い!