阿寒国立公園の西方に位置するオンネトーは足寄町のエリアに属しています。雌阿寒岳の噴火によって螺湾川の流れが堰き止められて出来ました。そのため火山ガス等による強酸性成分により湖水もPHでは酸性になり魚は住んでいません。
オンネトーの意味はアイヌ語で「年老いた沼」又は「親なる沼」なんだそうです。周囲は約2.5ｋｍしかなく平均の水深も3mほどです。そのためか阿寒湖などの湖の表現はせず、沼としての扱いになるんだそうです。
湖面は時間によって太陽の照射が変わることとミネラルイオン成分が湖水に溶け出すことなどの条件により五色に変化することから五色沼との別称もありますが、オンネトーでほとんど一般化しています。

アクセスが悪いのでオコタンぺ湖、東雲湖と共に北海道三大秘湖の一つとされていますが、その中でも野営場があったり、北2kmの場所に雌阿寒岳温泉があるなど、他の湖よりは比較的容易に観光することができます。
シュンクシタカラ湖が最近候補に挙がりつつあり、多分その内三大秘湖とは言われなくなるかもしれません。

夏の晴れたなるべく風が穏やかな時に時間をかけて湖面を見ていると少しづつ色が変わっていくのがわかります。とっても綺麗ですよ。