旧国鉄広尾線大樹駅跡
住  所 北海道広尾郡大樹町西本通
問い合わせ先 ーーーー
電話番号 ーーーー
営業時間又は訪問可能期間 通年 但し屋内入場不可
駐 車 場 有り
入場料又はそれらに関わる料金 ーーーー
ホームページ又は関連サイト ーーーー
コ メ ン ト
旧国鉄広尾線の中間にある駅。広尾線が広尾まで開通したのは昭和7年11月ですが、そのまえは昭和5年10月に、ここ大樹駅までが先行開業していました。約2年間は終着駅だった訳です。
これといった目立った歴史はなさそうです。場所は、道の駅「コスモール大樹」のすぐ裏手になります。

2000年7月に初めてナビは訪問しました。その時は道の駅も無く地元の方にも大樹駅の場所を聞いても答えが判りにくく難儀しました。2004年、再度訪問すると国道沿いに道の駅ができました。そのすぐ裏手になりますのでかえって場所は判りやすいです。

さて2000年に訪問した時は正面から見る限り現役当時の面影を残していました。駅舎内部は事務室は一切入る事が出来ませんでしたが、待合室はそのまま開放されていて、改札口も残っていました。位置違いのホームにはオハ62が何故かブルートレイン塗装で展示されていました。以前は列車ホテルとして使用されたこともあったらしいです。しかしそれも頓挫して使用されなくなった車両は腐食が激しく、ガラスは破られ粗大ごみ同然で朽ち果てていました。

2004年、再度訪問すると様相は大きくかわっていました。
待合室は入る事はできなくなっています。いえ、ドアや窓などのありとあらゆる空間には全てベニヤ板が打ち付けられています。入る事ができるのはゴキブリくらいかな?って思います。またホームに朽ち果てていた列車は撤去されて無くなっているばかりか、線路すらなくなってしまいました。

待合室に入れませんから、駅前?のバス停は雨の日は傘をささないと辛いです。今となっては駅の機能どころか何も意味のもたない場所になっています。もしかしたら道の駅の駐車場のスペースになるのでしょうか?皮肉な事です。唯一機能していたのは郵便ポストだけでした。

多分これだけの建物ですから鉄道の記念館として第二の余生を送る計画はあったのでしょう。しかし、それも過去の夢なのかもしれません。マニアの方で建物が解体される場合を想定すれば早めに訪問したほうがよさそうです。
一般旅行者には全く意味のない場所かもしれません。
旧国鉄広尾線大樹駅跡 の写真集
何でもないような雰囲気の大樹駅跡。縁石の雑草が何を意味しているんだろうか? 拡大してみました。ベニヤ板が打ち付けられています。トイレも使用できません。痛々しい!
ホームから、広尾方面を見る。2000年当時先方のホームに列車が朽ち果てて止まっていた。 ポイントのレバー。何のために残っているのだろうか?これこそ無駄な長物に思えてしまう。