JR北海道 根室本線 十弗駅(とおふつ)
住  所 北海道中川郡豊頃町字十弗宝町
問い合わせ先 JR北海道
電話番号 ーーーー
営業時間又は訪問可能期間 列車運行時間
駐 車 場 有り
入場料又はそれらに関わる料金 ーーーー
ホームページ又は関連サイト ーーーー
コ メ ン ト
JR根室本線の池田駅の次の何でもない無人の駅。平仮名では「とおふつ」と読みます。しかし漢字にすると「十弗」って書きます。そう、10ドルって読めるんです。これにはナビも笑いました。

一般に北海道の地名は、遠く蝦夷の時代に生活圏だったアイヌ文化の名前が使われています。つまりアイヌ語が当て字になっているわけです。例えば釧路はクッチャロ(沼口から出たもの。つまり釧路川が近くにあるとの事。の意味)が変化したものだし、根室はニオムロ(樹木が茂った所。多分原生花園が近くにあることの意味)が変化したものだったりします。この「とおふつ」もト・プッ(沼の口の近く)というアイヌ語を当て字にしたら、十弗になったらしいです。まあ!アイヌ語は難しいですね!

さて、この十弗駅の駅前は小さな商店と郵便局以外は数件の住宅があるくらいでひっそりしています。かつては有人駅で切符の販売もしていて改札をしたであろう駅も無人駅となり、かなり静かです。普通、無人駅になると駅舎は荒廃してしまうために撤去されるか、貨車を改造したものに取替えられる場合も多いのですが、こちらはそのままの風情で残されています。

地元のお年寄りが花壇に花を生けたりして、とても綺麗です。どちらかと言うと汚くしたくない駅に感じます。(さすがにナビもゴミ箱があったけど捨てないで持って帰りました。)
また待合室も綺麗に清掃が行き届いて椅子に座って設置してある本を読むことも楽しい。
そしてホームには10ドル札をもじった看板があるので見るのも面白い。
また明治44年開業当時からあるレンガ造りの危険品庫があって歴史の重さを感じさせてくれる。

鉄道マニアでなくても、ノンビリしてほしいと思います。
十弗駅 の写真集
夏の駅前からの写真。駅舎内は綺麗です。 冬は除雪がしっかりされてました。
駅舎側の線路は撤去されています。あきらかに交換設備があった事がわかります。写真は3両の列車です。 ホームの先方の線路がクニャクニャしてますね。ポイントの跡です。以前は列車の交換もしていたんでしょう。
このモニュメントが面白いですね。でもこの看板の発想をした人は偉いと思いません? 拡大してみました。「10ドル持って旅に出よう。きっといいことが待っている」だって!