2012年2月18日(土)・19日(日)の二日間・連続セッション
                             (東京にて)


トラウマに焦点をあてた心理療法・二日連続プログラム

=ドラマセラピー「発展的変容」とトラウマ療法「カウンティング・メソッド」=

米国ドラマセラピストのDavid Johnson(デービッド・ジョンソン)博士とトラウマ治療のHadar Lubin(ハダー・ルービン)博士二人による特別セッションを開催します。

来年2月に日本に来る機会があり、その時、是非、日本の心理療法専門の方に新しいPTSD治療方法を紹介したいとの申し出がありましたので、当センターで支援して開催することにしました。

Johnson先生が開発した「発展的変容」というドラマセラピーの手法と、トラウマを扱う技法Counting Methodを、心理療法の専門家と専門家を目指す方々向けに提供します。

以下、ジョンソン、ルービン両氏からのメッセージです:

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カウンティング・メソッドはトラウマ症状の再体験を少なくします。

トラウマを受けた低年齢の子供にはプレイセラピーとドラマセラピーが適しています。

ワークショップでは、講義と、それぞれのメソッドを体験学習します。

(1)カウンティング・メソッド

トラウマに焦点をあてた心理療法とは、トラウマとなった記憶を探索することに重点・中心を置く治療法です。クライエントがこれらの記憶を避けないように助けることで、脱感作と回復を目指します。

二人の講師は、出版予定の著書「トラウマに焦点をあてた心理療法の原理と技法(仮題)」に基づき、その基本を紹介します。

ここで取り扱う「カウンティング・メソッド」は、系統化された暴露療法であり、クライエントがトラウマを想起しているときにその興奮を急速に低下させることを目指します。

PTSDのトラウマ再体験症状の治療に大変役立つものです。長時間暴露法(PE)や眼球運動による脱感作および再処理法(EMDR)と同等の効果があることが示されています。

(2)低年齢児童から青年期までのトラウマ治療、プレイセラピーとドラマセラピーを使って

トラウマを受けた低年齢児童とのワークでは、通常のメソッドが簡単には適用できないことが多くあります。しかし、プレイセラピー・ドラマセラピーを使って介入を行なうことで、トラウマに焦点をあてた精神治療が、低年齢から青年期までのクライエントに適用できることがわかりました。

講師は、子どもと遊ぶ・プレイするときの重要な側面を説明し、実際にワークを行い、それが子どもがトラウマ記憶のプロセス(処置、整理)を行なうことの助けになることを示します。子どもの両親もそのワークに立ち会ってもらうことが多いです。

このタイプのドラマセラピーは、里親・養子家族状況での崩壊を防いだり、家庭や学校での子どもの行動を調整することに有効であることがわかっています。

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講師陣:
デービッド・リード・ジョンソン博士
PTSDセンター所長(米国コネチカット州ニューヘイブン);エール大学医学部精神医学部准教授;芸術心理療法研究所所長(ニューヨーク市);米国ドラマセラピー学会公認ドラマセラピスト・トレーナー

ハダー・ルービン医学博士
PTSDセンター所長(米国コネチカット州ニューヘイブン);エール大学医学部精神医学部准教授、女性トラウマコース所長

最近の著作
共著:女性のためのトラウマに焦点をあてたグループ精神治療(ハワース出版社2008年)
ジョンソン博士:最近のドラマセラピー方法(ルネ・エムナーとの共著)

主催:ドラマセラピー教育・研究センター http://dtcenter.hopto.org/
日程:2012年2月18日(土曜日)と2月19日(日曜日)の二日間
時間:10時15分から17時15分まで (15分変更です!)
場所:東京都・新宿
募集:20名予定(定員になり次第締め切ります)

申し込み方法:下記までメールでお問い合わせください。

問合せ先--> dramatherapy331-bbs@yahoo.co.jp

受講料:30,000円(二日間)