パワーアンプ No.2

このコンテンツでは、ドレミ♪さんのNewパワーアンプ関連を紹介します。
ジャジャ〜ン!

ドレミ♪さんの車にとうとうモノラルアンプが付いたのです。
こんな感じにトランクを占拠し、畏怖堂々と鎮座しているのです。!
ん・・・、何処かで見かけたアンプでは?
と、お気づきのことと思います。
そうです、そうなのです、総本山で修行した例のあのアンプなのです。
とうとう、我が車へ付いてしまったのです。
修行しに行った際、前オーナー様が「このアンプ売って新しいアンプを作りたい」と情報をゲットしていました。
そして交渉の末、ドレミ♪さんの下へモノアンプが御出でくださいました。(感謝)
どうですか!この美しいフォルムは♪

クロムメッキでピカピカなのです。
本体へ触ろうものなら指紋が浮き立つのが玉にきずですが。
出力は、譲受けた当初は5Wでしたが、後に出力アップしてもらい現在は15Wになっています。
ドレミ♪さんには十分すぎるパワーです。

そしてこのアンプ、たった12cmのフルレンジSP1発を鳴らすためだけにあるのです。何て何て贅沢な話しでしょう!!!
出力管はEL34、超メジャーな5極管の球ですよね。それを3極管接続にされてます。
球のメーカーはRAM研究所、通称RAM管ですネ!今となってはレアな球の一種だそうです。
RAM管には、ランクが数段階あるそうで、その中でも最上位グレードのスパーローノイズ管なのだそうです。うむ、素晴らしい!
初段の電圧増幅管は、これまたメジャーなECC83。
テレフンケンですね〜。が、しかし如何にもフェイク品の佇まい。
刻印や球自体が綺麗過ぎます。この球だけは頂けません。
ま、後々交換することにしましょう!
せっかくなので、VA−77と比べてみました。

と、そうそうこのモノアンプには特注品なので型番(称号)がありません。EL34アンプと呼ぶしかなさそうです。

手前からVA−77、EL34、そして奥に覗くのがウエスギアンプです。どうですか!この球アンプのスリーショット!
見ているだけでワクワクします。(多分私だけが)

EL34が如何にデカイが解りますネ。
さてさてこのアンプ、見た目の迫力と同様にパワーがあります。

まず高域は素晴らしく優しい音です。音の角がとれ聴きたいところだけの音を出でくる感じです。
長時間聴いていても少しも疲れません。
良く言えばこんな表現になりますが、悪く言えば高音の鋭さが薄れた感じ、となるでしょう!
でもいかにも真空管らしい音です。

中域は厚く、ビーム管独特のドバッと押し寄せるてくる音です。それも優しく押しては引いていきます。
低域は力強く、丸みをおびたふっくらした音で、真空管の雰囲気がムンムン漂います。これが堪らない、最高です。!!!
そして、何よりも驚かされたのはクロストークの素晴らしさ!!!正に特筆ものです。
なぜ、アンプをを極めて行き着く先はモノアンプなのか?初めて解った気がします。
定位感・奥行感・立体感・音の高低がステレオアンプとでは全くと言っていい程違います、雲泥の差があるのです。あり過ぎます。これ程にも違うものかと驚きました。
VA−77にしても、このクロストークの良さには到底及びません。

高音の伸び切れシャープ差、低音引き締り感は、3極管のVA−77へ軍配が上がるようです。例えるなら繊細でタイトな女性のような音イメージです。
耳に優しいふっくらした音、それでいて迫力のある押し寄せる音、さらにフロントガラスへ造形されるがごとくの立体感、これは5極管のEL34へ軍配が上がります。こちらは、お色気ムンムンでふっくらした女性のような音イメージです。
どちらにしても、一長一短なところはあります。あとは聴く人の好み(どちらへエロスを感じるか)のようです。
ドレミ♪さん的には、どちらの良いところを併せ持ったモノアンプがあれば最高だ!と感じました。
これが、中々難しいらしいです。

兎にも角にもモノラルアンプの凄さを体験し、ステレオアンプに戻れない自分がいます。
いづれは3極管のモノへ挑戦してみたいものです。Hi