パワーアンプ・ラインアンプ

トランク内の全貌です。
まー、なんと雑な、いかにド素人がセッティングしたと分かりますネ!!!

でも、ドレミ♪は見た目には拘りません...?
音が好ければ、それでよしです。

パワーアンプの紹介です。
マイクロコンポーネンツ(以降MCS)のVA−77(完全受注生産品)です。
真空管ですよ真空管!

最高です。

出力 10W+10W
トランジスタアンプをお使いの方には、エッて思う出力かもしれませんが、私には十分すぎる出力です。

音といえば、トランジスタアンプでは表現できない臨場感、圧倒的な奥行き感がありながら、スカッと爽やかな音です。なによりも、柔らかく温かみを感じます。ウムム・・・表現力が乏しくスミマセン。
SYLVANIA製 6EM7
複合3極管 小出力パワー管
昔は、よくテレビに使われていた球だそうです
同じ球でもハカマが付いているのは珍しいとか?
RCA製 5692(赤ベース) 通称:赤球
6SN7の高信頼管です。海底ケーブルの中継アンプ用の球だそうです。
元々はTung-sol製の6SN7が付いていましたが交換しました。
交換した結果の音といえば、ノイズが激減、スッと音が伸びます。Goodです。
ナイトモード、というより電源を入れた状態です。

んーん、ムーディーです。

雰囲気があり、見るからに音が良さそう!でも、運転中は全く見えないのが残念ですが。

見て分かりますが、中2本の赤球はほとんど光りません、チョット寂しいですね。

よく、真空管は振動に弱いとか雑誌等に載ってますが、実際に私が使っている範囲では、何の問題ありません。走行中でも綺麗な音を出します。

GT管というのは、軍事用に作られた球(戦車に積まれていたとか)なので、振動には強いそうです。振動に弱いのはST管(ナス形)で、有名なのが300Bという球ですね。この手は全く振動対策が成されていないので、車載には向かないとか?

とうとう・・・!
VA−77へ究極のチューニングが施工されました。

なんと、アウトプットトランスが銅ケースへ収納されたのです。

何故かって?

そう、狂祖様より御告げが・・・イヤイヤ悪魔の囁きがあったのです。

「今、真空管アンプ(VA-33)で凄い実験をしているんですよ〜。これが本当に凄い音になってさ、どうしよう。それで、VA−77でも試してみたいな〜!」

おお〜何と恐ろしい囁きなのでしょう、信者の一人として断れるはずもなく、即実験台へ志願いたしました。

そして、改造手術を終え退院した御姿です。

見た目はケース入りの高級トランスへ大変身、凄く凛々しい姿です。メチャクチャ格好いいぞ〜!

既にお解かりと思いますが、施工は何時もの如くマイクロコンポーネンツ様です。
ケースへ収納されただけで、本当に格好いい。とは言ったものの、その上にまたケースが被さるので見えなくなる訳で・・・。
まあ、見た目はさておき、銅ケースの中には究極のチューニング天然素材、「砂」がビッシリ詰まっているのでした!そう「砂」でトランスの鳴きを抑えたのです。トランスの鳴きはセメントやエポキシ樹脂で固める手はよく有るそうですが、それらで固めると音は締まるが非常に硬いカチンコチンな音へなるそうです。
そこで、「砂」の登場です。「砂」でトランスの鳴きを抑えるのは世界初?多分!
期待で胸が高鳴ります。
参考までに、ウエイトも調べておきました。
どうですか1.7KgのUPです、ズッシリしました。私だけかも知れませんが重くなると高級感が増すと言うか、有難味が増します。
さてさて、音だし結果です。

  付けたてのホヤホヤ
          うぉっ〜・・・
          な、なんだこの色濃い音は!低域が締まってる。
          が、しかし、中域がガンバリ過ぎ〜、濃すぎます。

  1日目    全体域、全てガンバリ過ぎ。特に高域が硬いカキンコキン状態。
  2日目    ウツッ・・・SPが暴れてるヨ〜。
  3日目    あっちゃ〜。
  4日目    おやっ?!何かイイ感じの音に・・・。
  5日目    来ましたよ〜、とうとう本領発揮ですか〜。

凄い音になりました。変な表現ですが「トルクの有る音」です。
中域が濃く美しく、低域は締まりがあり力強く押出しの強い音。更にドッシリな音となりました。
高域は以前の優しい音へ戻りつつも、臨場感が増しています。
それに、全体的に音が締まったことあり定位がかなり向上しました。

一体何なんでしょう?己自身で発する振動とは?鳴きとは?それを抑えるとこれ程までに音が変化する・・・部品自体の振動でどれ程音楽信号が欠落してしまうのでしょう。ああ〜勿体無い話しです。

部品自体で発する振動(鳴き)で一番大きいのが、トランスだそうです。なのでまず、このトランスの振動ノイズを抑え込むのが先決のようです。
今まで、色々な所へ整振(制振)にチャレンジしてみましたが、確かにトランスへの整振処理が一番の音質向上効果が有りました。ミッドバスには特筆すべき効果です。
狂祖様が、「スッゴイよ〜」と言われるのもうなずけます。

真空管アンプ所有の方には、最高にお薦めな対策です。凄い効果ですヨ〜。
私の3極管アンプこれ程効果が有るのですから、ビーム管アンプで整振処理したら、多分とんでもない物凄い低音が飛び出すでしょうネ!!!

しかし不思議なもので、砂で固めただけなのにエージングが必要なようです。電気の流れ方?が変わるのでしょうか、鳴きを抑えただけで電気の流れる量が変わったのか?
まあ、とにかく短時間ですがエージングというか、ユニットの馴染む時間が必要のようです。


今回もまた、マイクロコンポーネンツ様にやられてしまいました!Hi
しかし、音が良くなるのであれば何でも有りの、本当に恐ろしいメーカーですぞ!!



PS : 狂祖様も、プロジェクトQやケブタが付いているのを見て笑っていました。

「ハハハ・・・これ本当に効くの〜?」って。


本当に効きますってバ!
by ドレミ♪

ラインアンプの紹介です。
MCSのEL-2(輸出使用品)

こちらも見てのとおり、真空管です。

これは、ヘッドから送られた信号を増幅しパワーアンプへ送るアンプ、ん、何か表現が変?まあ、そんな感じのアンプです。素人ですのでご勘弁を。

トランジスタアンプと組合わせると音が豊かになり、真空管アンプっぽく、温かく厚みのある音になるそうです。が、もともと真空管アンプなもので、その辺のことはよく分かりません。
でもって、こちらの球も交換してみました。
元々と付いていた球はGE製の5751でした。

TELEFUNKEN製 ECC803S
ECC83(5751の互換)の高信頼管で、とんでもなく高価な球です。
TELEFUNKEN最強のECC83と言っても過言でない?球です。

くせがなくスッキリした音になりました。この球の音を聴いたら、もう元へは戻せません。

ハートに響きますね!
こんな感じで付いてます。
ナイトモードです。

こちらも温かそうでムーディーですね。

なんて上品な灯火でしょう。

車の中が、とても至福な空間に!

アレレ、見た目に拘らないはずが・・・。

やりました! EL-3です!!
ついに、ついに、やっとのこと、アム赤(アムトランス社アッテネータ)を我が愛車へ搭載することができました!

なんとそれも、Microcomponents Vacuum tube line amplifier EL-3 のGAINとしてです。
待ちに待った、1DINサイズのアッテネータなのであります。

以前から、「1DINサイズのアッテネータBoxを」と、お願いしていたのですが、中々実現せずにいたのです。が、とうとう、とうとうやりました。

このEL-3は、今まで使用していたEL-2を1DINサイズ版にし、セレクターを付し、更に音質アップした物だそうです。
ご覧ください、このボディー(筐体)なんと純銅なのです。銅メッキではありません。正真正銘の銅版で作成されております。この徹底した拘り、カーオーディオで銅版を使った筐体など、未だかつて見たことが・・・???
&アム赤(ホームオーディオ用)自体が大きいため筺体へ納まりきれません。そんなんで、その箇所だけ筺体がカットされているではありませんか。こんなの有り???・・・って感じですネ!!!
全く考えられませんよネ普通のメーカーでは。
そこを音に関し妥協せず、あえてこの様な形に作りだすのがMCSの凄い!と言うより、私的に大好きな所でもあります。
内部を覗けば、U-Conや音響用コンデンサをこれでもかと、なんて贅沢な作りなのでしょうか!もう音を出さずとも、素敵な音が飛び出してくるのが想像つきますネ。

使用している真空管は、勿論、TELEFUNKEN最強の増幅管ECC803Sです(EL-2より移植ですが)。

本当に今となって高価すぎて購入不可能、と言うより、中々世に出回りませんからネ!

実はこのEL-3、LEDライトでブルーに真空管のライトアップされるのです。

私の独断と偏見ですが、真空管の灯火だけの方がムーディーだと思います。

まあ、何れこのLEDライトはカットしてもらいましょう!
今までのシステム構成は、HED(デジタルOUT)→DAC→HED(ボリュームIN)→アンプ となっておりました。
それが、HED(デジタルOUT)→DAC→EL-3→アンプ となり、HEDへ戻さなくてもよくなったのです。これはかなり大きな進歩ですネ!

音ですね。
一聴瞭然、靄が晴れた音へ!
高域の雰囲気、金管楽器の響き、中域の密度間、ボーカルの艶、低域の締りと力強さ、空気の揺れ、何処を聴き入っても別次元の音となりました。

この音密度UPしたことにより、定位がぐらつかず、以前にも増し私の思い描いたことへ「バシッ」と、まとまった音が飛出してくるのです。そして、歪が少なくなった分、また少しボリュームポジションが上がってしまいました。

#291の情報量が多いのは解っているつもりでしたが、これ程まで艶っぽい音になるとは、そして、その情報量を余すところなくアンプへ送るEL-3の実力!!正に正にゴールデンカップルの誕生です。
このゴールデンカップルによって生み出された音は、録音状態の悪いCD(即ボリュームを絞りたくなるCD)の音さえ、聴くに堪えられるようになり、ある程度のCDならどんと来い状態。そんなもので、お蔵入りしたCDがまた車へ戻ってそこそこの音楽を奏でているのでした。

いかにマッキンの純正ボリュームで音質劣化(情報量の欠落)が落ちていたことか!
いくら高価なヘッドユニットのアナログボリュームといっても印刷抵抗で200円〜300円程度の物を使用しているのが関の山と聞きます、そもそもカーオーディオ用のボリュームと比べること自体が間違いなのかも・・・。「値段じゃないだろう」とお叱りを受けそうですが、でも・・・やっぱり違うものは違います。Hi。

おまけ
真上から見たところです。
もう二つおもけ
購入したて(ホヤホヤ)の状態です。

中央2本の真空管が背高ノッポで、今とは雰囲気が違います。

今の方が断然カッコいいです!
見た目も、音もGood
後ろ姿です。
グラマラス???

SP端子はホームオーディオ用で極太のケーブルも接続可能な使用となってます。