成人コースのベーシック。
乳幼児・幼児コースのペディアトリック。
2つの核となるコアプログラムでMFAの幹(みき)は構成されています。
メディック・ファーストエイド®
プログラムの他に比類のない特徴は、
それぞれのコースのエンディングに、
「応急手当における精神的なインパクト」というトピックが含まれていて、
救助者にかかる精神的なストレスの管理に触れているところです。
応急手当のために手を貸すときには、誰でも緊張し、こわいと思い、
不安をかかえてしまうものです。
それは当たり前のこととして、それらの不安やおそれを少しでも取りのぞける
ようにコースの中で解決し、コースは修了します。
また、万一、自分がかかわった病人やケガ人が、亡くなるような出来事に出会うと、衝撃は大きなものとしてのしかかる
ものです。いまでこそ、P.T.S.D.という言葉は一般化してきましたが、MFAではいち早く応急手当の現場にも、それらは
存在し、ときとして救助に当たる人々の心にのしかかるものなのだ、ということに取り組んできました。
MFAは、コースの中でそれらの問題を予防し、解決すべく工夫されて実施されています。
コースの中に含まれているそれらの情報に加え、
このストレスや救助後の心的外傷後ストレス障害(P.T.S.D.)への対処のためのビデオプログラムがあります。
「アフターショック」と呼ばれるこのビデオプログラムは、
救助活動後の心的トラウマに出会った人のカウンセリングの糸口を提供する約20分間のビデオです。
ビデオを見た後、担当のインストラクターと軽いカウンセリングセッションを設けて、専門的な医療従事者でなくとも
心のケアへ手をあてる、相談に乗る時間を持つことができるプログラムです。
修了カードの発行などは、ありません。
予防のため、また本当に悩んでいる方のためのプログラムです。
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