救急法に必要な勇気 正しいCPR

応急手当に正確さ、はいらない。
できることをするために進み出ることが大切。
みんなで経験して、身につけて欲しい
救急法の情報です

 


 応急手当や救急法は、しっかり正しく、正確にほどこさなければいけない、と思うと、誰でも緊張すると思います。

  しかし、大切なのは正確さ、上手さではないんです!

 もしここに、救急法の講習に参加したことがある人が、いるとしましょう。  参加してさえいない人でも、できることはあります!

 目の前で人が倒れて、びっくりです。
 「意識がないぞ!」
 
 「息をしてないみたいだ。。。」

  誰でもあせります。
  胸はドキドキ。
  「CPRだ。息を吹き込むのが先だっけ?胸を押すのが先だっけ?」、と迷うかもしれません。

  なんとか、テレビで見たり、かつて受けた講習の記憶などから、

  胸の真ん中を押し始めたとしましょう。 グッ、グッ、グッ、・・・。 10回ほど押して、1回、大きく口から息を吹き入れたとします。
        (手順としては、正確ではないのですが。)

  CPR(心肺蘇生法)としては、確かにおかしい。30回、胸を押して、2回、息を吹き入れるのが正しい手順ですから。

  しかし、何秒間か 迷っているよりも、とりあえず始めることの方が尊いと思いませんか? そのとおり!

 そして、その「 適当な 心肺蘇生法 」 は、役に立つんです!

  あとで思い出して、「そうだ、押すのは30回だったような気がする。」 「吹き込みは2回ずつだったような気がする。」、と
  思い出せるかもしれません。

  命に関わるかもしれないことだから、応急手当や救急法は、しっかり正しく、正確にほどこさなければいけない

    と思い込んでしまうと、時として 人を助けようとするその1歩に ためらいを作ってしまいます。

    間違ったらどうしよう、と恐れる人は、一歩 足を前に出しにくいでしょう。

  正しく正確にできることよりも、ある程度のことを 早く始めるように動ける、そんな心になれることが大切です。

  出来ないかもしれない? 

  とりあえず、何か やってみよう。。。できることをやろう。

  たとえ、大声で救急車を呼んでください!と叫ぶだけでも。。。

  たとえ、その倒れている人に、手を当てるだけだとしても。

  だって、何もしないでケガ人や病人が放置されているその時間は、その人の状態を悪くするだけなのですから。
 

 

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