応急手当や救急法は、しっかり正しく、正確にほどこさなければいけない、と思うと、誰でも緊張すると思います。 しかし、大切なのは正確さ、上手さではないんです! もしここに、救急法の講習に参加したことがある人が、いるとしましょう。 参加してさえいない人でも、できることはあります! 目の前で人が倒れて、びっくりです。 誰でもあせります。 CPR(心肺蘇生法)としては、確かにおかしい。30回、胸を押して、2回、息を吹き入れるのが正しい手順ですから。 しかし、何秒間か 迷っているよりも、とりあえず始めることの方が尊いと思いませんか? そのとおり! そして、その「 適当な 心肺蘇生法 」 は、役に立つんです! 命に関わるかもしれないことだから、応急手当や救急法は、しっかり正しく、正確にほどこさなければいけない、 と思い込んでしまうと、時として 人を助けようとするその1歩に ためらいを作ってしまいます。 間違ったらどうしよう、と恐れる人は、一歩 足を前に出しにくいでしょう。 正しく正確にできることよりも、ある程度のことを 早く始めるように動ける、そんな心になれることが大切です。 出来ないかもしれない? とりあえず、何か やってみよう。。。できることをやろう。 たとえ、大声で救急車を呼んでください!と叫ぶだけでも。。。 たとえ、その倒れている人に、手を当てるだけだとしても。 |