なにしろ中国は広く、長い歴史があるので博物館もたくさんあるらしいです。
　 その中でも主だった博物館約320館の概要と歴史、収蔵品と建物の紹介、外観写真、収蔵品写真数点が掲載されています。
　 元代からの天体観測所である北京古観象台は、古城風にきっちり積み上げられた石積の高台。屋上に設置されている清代の天球儀は、輪をいくつも組み合わせて豪華な彫刻を施した見事なもので、精度も現代のものにひけをとらないのだとか。
　 他にも洛陽古墳博物館の妙な猫顔人の立像や、どきりとする中山靖王出土の銅臥豹、大仏湾北崖の柔和な母子像など、見るだけで楽しいカラー写真満載の豪華な本です。ところで黄帝稜があるんですね。びっくり。

　　・故宮博物院、圓明園遺跡、黄帝陵、武侯祠、司馬遷祠墓など