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びょうきのほん 1、2、3
著者名 : 山田真・文 柳生弦一郎・絵
出版社 : 福音館書店
発行年 : 1989.6
N D C : 493
ひとこと : びょうきとつき合う方法。

  病気になると苦しくて、痛くていやなことばかりです。でもその病気のことや自分の体のことを知っていると心強いですね。
  小学四年生の浩平の家の近くにワハハ先生というあだ名の先生がいる病院があります。浩平や家族、友だちが病気になったり、体の不思議をみつけると友だちといっしょにワハハ先生の話を聞きに行きます。かぜや水ぼうそう、心臓や骨、けがの治し方などいろいろなことをワハハ先生がわかりやすく話してくれます。
  実は、この本を読んだあと、かぜをひいてしまいました。でも、ワハハ先生が最後に話しています。『病気っていうのは、ぼくたちが生きていくうえでの、休み時間じゃないかなって思うのさ。』この言葉に納得しました。健康でいることは大事なことです。でも必ず病気になります。その時どう病気と付きあうかが大切なのです。少し前の本なので、もっと研究されてもっとくわしい本もあります。でも、ワハハ先生のお話を一度聞いて見て下さい。病気とのよいつきあい方を教えてくれますよ。もしかしたら次のワハハ先生はあなたかもしれませんね。

(木馬)