ひとりぼっちはつまらないし、さびしいです。でもいつかきっと、ほんとうのともだちがみつかります。
　うさぎのミミヨッポはひとりぼっち。今日もひとりで水をくみに行こうとすると、ふるいいどからこえがきこえてきました。のぞきこんでみるといどの中へまっさかさま。いどはうみとつながっていました。
　ミミヨッポはともだちをみつけようと、さかなやアザラシにはなしかけますが、ともだちになってくれません。そのときミミヨッポの耳にうたがきこえました。するとさかなたちは大いそぎでにげだします。大きなかげがやってきました。あなにかくれたミミヨッポは、そこにいたタコにすみをふきつけられて目のまえがまっくらになってしましました。
　気がつくといどのそばにねむっていました。牛がしんぱいそうにミミヨッポをのぞきこんでいました。ミミヨッポは今あったことを牛に話しました。牛はしんじてくれました。そして二人は・・・。
　ミミヨッポはゆめを見ていたのでしょうか。でもゆめのおかげでともだちができました。 　ふわふわのミミヨッポをだっこして一人ぼっちじゃないよとおしえてあげてください。この本をよんだひとはミミヨッポの友だちなのですから。