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小さな魔法のほうき
著者名 : メアリ・スチュアート
出版社 : あかね書房
発行年 : 1977.7
N D C : 933
ひとこと : ほうきが連れていったところは・・・

  魔女といえば「ほうき」と「黒ねこ」。この2つと不思議な花(この花の名前が話を引 きたてます)に巡り合った女の子が魔法の世界に飛びこみます。
  ちょっぴり恥ずかしがり屋のメアリー・スミスは大おばさまの家で退屈な夏休みを送っていました。ある日黒ねこと出会い、ついて行くと森できれいな花を見つけました。その花を摘んで帰った時から不思議な冒険が始まります。
  魔女や魔法使いとわたりあったり、魔法の実験に使われた動物達を助けたり、魔法の世界に迷いこんだ男の子と一緒に逃げだしたりと大活躍します。
  自分は何のとりえもない、名前だってさえないと思い込み、すみっこに引っこんでいる子が大活躍するお話はたくさんあります。でもそれはお話の中だけのことでしょうか。
  魔女と戦う大冒険とまではいかなくても、大人には小さなことでも、子どもにとっては自分の力を試し、時には失敗してもまた挑戦して乗りこえていく。それを繰り返して自身をつけていくのではないでしょうか。一人一人みんなに冒険のお話があるのです。

(木馬)