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  上段に著者の好きな詩、下段に著者のエッセイ。
  なんかぴかっとくるものはないだろかとあれこれ読んでる。
  そんないいものにはなかなか巡り合わないけれど、この本で紹介されている藤原定さんの詩「あの言葉」は、温かく光り続けてきっといつまでも消えることはない。
  「あの言葉」は、穏やかにきらめく春の海とそれに見惚れる農夫ふたりの会話、その光景を胸に刻んだ詩人による一見のどかな詩である。しかし、言葉の力を感じさせてくれる幸せな詩でもある。
  多くの詩人と同時代を生きてきた詩人石垣りんの文章が鑑賞を助けてくれる。



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