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 「お茶」ってお菓子食べてお茶飲んで道具をほめるだけじゃなかったんだね。副題の「『お茶』が教えてくれた15のしあわせ」の「お茶」のところには人によっていろんなものが入ってくる。「お茶」のお稽古をしたからって著者のような経験ができるとは限らないし、それは「お茶」じゃないとわからないことではない。この本の良さは、山も谷もあって花も咲いた人生プラスお茶という時間から得られた「日日是好日」という境地を実によく追体験できるところにあると思う。著者が自然に目覚めた場面はわたしも実際に体験してみたいくらいだ(「ガラスの仮面」のヘレン・ケラーみたいなんで)。

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