━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■■■ ■■ ペイオフの達人(04.04.30) ■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼ペイオフの達人WEB http://www6.plala.or.jp/a-akita/payoff/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ こんにちは、加藤です。 ついにGWですね〜。お休みの方も多いんでしょうね。 うらやましい。。。私はお仕事です。。(-_-;) 各行の決算修正が発表されていますので、仕事上そちらも まとめないといけませんが、う〜ん、GW中にやらねば。。 決算修正関係の話題はメルマガ「日経新聞で金融経済を読む」 に掲載していますのでどうぞ。登録はこちら↓ http://www6.plala.or.jp/a-akita/payoff/mailmag/nikkei.htm 来週は余程のことがない限り、配信をお休みして、休養したい と思います(笑)皆さんも楽しいお休みを(^_=)v ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■〔INDEX〕 ■〔1〕UFJ不良債権処理進まず、今後の行方は。。 ■〔2〕経済・金融キーワード ◆特別検査と大口与信管理態勢検査◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■■■ ■■〔1〕UFJ不良債権処理進まず、今後の行方は。。 ■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 28日に発表のあったUFJホールディングスの最終利益 は、当初予想を三四%下回る千二百五十億円。また、金融庁 の特別検査の影響で、三月末の不良債権残高は三兆九千五百 億円と昨年九月末から二千四百億円増加しました。 他の主要行が軒並み不良債権残高を減らす中で、処理の遅れ を浮き彫りにする結果でした。 UFJは04年度中に、経営の最重要課題として大口問題先 を中心とした不良債権の抜本処理を進めるための新スキームも 検討しているようですが、最終処理の過程で処理損が大幅に拡 大すれば、経営基盤に打撃を与えるリスクも内包しています。 また、先日発表された金融庁の新型検査「大口与信管理態勢 検査」ですが、先の特別検査で大口与信先の裏資料の存在が報 道されたUFJがターゲットであることは異論がないでしょう。 この管理態勢検査で、与信管理のプロセスがチェックされれば 新たな引当が必要になってくる可能性も否定できません。 後は、5月下旬に予定されている本決算の発表までの監査法人 監査ですが、不良債権処理が進まない状況で、同行の収益見通し の再検討を迫る可能性があります。同行は税効果依存度が50% を越えており、波乱要因となることも予想されます。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■■■ ■■〔2〕経済・金融キーワード ◆特別検査と大口与信管理態勢検査◆ ■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 金融庁が大手銀行にのみ実施する検査で、特別検査は経営に問題が ある大口融資先を不良債権に分類しているかどうかの「債務者区分」 を点検する。 一方、大口与信管理態勢検査は大口融資先に関連したリスク管理を 多方面から問い直す。再建計画の妥当性や貸し倒れに備えた引当金の 水準などが焦点になる。 特別検査は大手行に一斉に実施するのに対し、態勢検査は大口融資 先への取り組みを金融庁が調べる必要があると判断した銀行に限る。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ※当メルマガ中の筆者の見解、意見等については、筆者以外のいず れの組織の見解でもなく、あくまで、筆者個人の私見であることを お断りしておきます。また、当メルマガの情報については万全を期 しておりますが、内容を保証するものではありません。これらの情 報によって生じたいかなる損害についても、補償はいたしかねます ので、ご了承ください。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○メールマガジン「ペイオフの達人」【2004/04/30 発行】 http://www6.plala.or.jp/a-akita/payoff/ ご意見ご要望は yoshi-k7@zpost.plala.or.jpまでお寄せ下さい。 配信解除・アドレス変更は、 http://www6.plala.or.jp/a-akita/payoff/mailmag/ ▼ご自由にご友人に転送して下さい。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ |