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■■　　　　　　　　　　ペイオフの達人（04/06/03）
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http://www13.plala.or.jp/fsi-jp/payoff/
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　　こんにちは、加藤です。

　サイトのリニューアルをしましたので、是非ご覧ください。

　「ペイオフの達人」のサイトには、Javaスクリプトでつくった
「銀行健全性チェックシステム」を掲載しています。１０の質問
に答えていくだけで、その銀行の健全性が何パーセントあるかが
すぐわかる優れものです（笑）試しに自分のメインバンクでやっ
てみましょう(^^;;;;

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■〔INDEX〕  
■〔１〕ＵＦＪに改善命令　開示漏れなど問題視　金融庁検討
■〔２〕経済・金融キーワード　◆検査忌避（けんさきひ）◆
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■■〔１〕貸倒引当率〜UFJの事例から
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　破たん懸念先の引当率は八割、要管理先が五割。

　これがＵＦＪグループが四千億円超の最終赤字と経営陣の退陣、
信託売却という犠牲を払いながら積み増した不良債権の引当率だ。

　以前は「東三水準」と言われていたが、この「ＵＦＪ水準」とも
いうべき引当率は、実質国有化で二兆円の公的資金注入を受け、
一気に引当率を高めたりそなグループ並みの高水準。りそなが昨年
九月中間決算でこの引当率を出した際には、「過剰」という声もあり、
他行に横串で当てはめると影響が大きいとの声もでていた。

　貸倒引当金の水準は過去の倒産確率などを元に決めており、必ず
しも高ければ良いわけではない。また、引当金を厚くすれば企業の
経営状況が改善するわけでもない。しかし、引当を厚くして企業再生
が奏功すれば、引当金の繰り戻しで利益に大きく貢献することとなる。

　UFJにしても、この引当率を維持したまま今期を乗り切れば、
活路が見えてくるに違いない。いずれにせよ正念場といえる
だろう。

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■■〔２〕経済・金融キーワード　◆検査忌避（けんさきひ）◆
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　UFJ銀行の裏資料問題で、金融庁は刑事告訴の準備に入ったという
報道がありました。裏資料があると、どうして銀行の罪になるのでし
ょうか？

　銀行法第２５条には次のように書かれています。

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（立入検査） 
第二十五条 　内閣総理大臣は、銀行の業務の健全かつ適切な運営を確保
　　　　　 するため必要があると認めるときは、当該職員に銀行（代理
           店を含む。）の営業所その他の施設に立ち入らせ、その業務
           若しくは財産の状況に関し質問させ、又は帳簿書類その他の
           物件を検査させることができる。
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　法律上、金融庁の検査官は銀行の施設や支店に立ち入ったり、帳簿等
を閲覧する権限が与えられていて、立ち入りや帳簿の提出を拒んだり、
虚偽の書類を提出したりすると銀行法２５条違反（検査忌避）というこ
とになります。

　ただし、提出しなさいと言われた資料を出さないのは検査忌避ですが
、提出しろと言われていない資料を出さないのは、検査忌避にはならな
いわけです（笑）また、虚偽と言っても、全く嘘の書類ならいざ知らず、
故意に虚偽資料を作成したかどうかの証明は、なかなか難しい問題です。

　金融庁に提出した資料と別の資料があったという事だけでは、検査忌
避にはなりませんが、UFJ銀行を実際に刑事告訴に踏み切れるかどうか
は、このあたりの証拠固めができているかどうかが、ポイントだと言え
るでしょう。

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