===== あすへの一歩 =====
てくてく てくてく 歩いてる
薄暗い道を てくてく てくてく
右足から歩く
街灯には 大きいのやら 小さいのやらが
ぐるぐるとまわり 鱗紛をまき散らしている
9月はまだ じっとりとしていて
風はまるで ぬるま湯のようだ
振り返るとそこは 真っ暗で
引き返すことを拒絶している
いつもとは違う ゆっくりとした時間が
そこには あるように思えた
あぁ、 右足が重い
私はまた、歩きだす
はじめは いつも右足から
てくてく てくてく
てくてく てくてく 歩いてる
あすは 左足から歩いてみようか
右足を庇うかのように ひとり呟いてみる