私たち松本工芸では、
江戸から明治期に佐渡小木で盛んに作られた船箪笥を再現製作しています。
明治後期から衰退し、佐渡でも作る人がいなくなってしまった船箪笥。
私たちは20年ほど前から船箪笥を調べ、製作に取り掛かりました。
佐渡の古いお宅を訪ねると、古いながらも良い風格の船箪笥に出会う事があります。
そんな船箪笥を拝見し昔の船箪笥職人の仕事に思いをはせながら製作しています。
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懸硯(かけすずり)
船箪笥といえばこの形が一番有名です。
外側と中の引き出しの前板は欅(ケヤキ)
引き出し本体と棚板は桐でできています。
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懸硯(かけすずり)
中央上の円の中にお客様の家紋が入った完成形です。
下の金具がついた台は特別注文で製作しています。
側面及び上面には十文字型に帯金具が取り付けてあり、とても堅牢です。 |
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帳箱(ちょうばこ)
懸硯より大型で、両開きの扉がついています。
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懸硯(かけすずり)
側面と上面の帯金具が
井の字型になっていて
より堅牢さが増しています。 |
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