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'０８年６月１４日（土）８時４０分過ぎ、突然何の前触れも無くドーンという音と共に、建物ごと上下左右に揺すぶられました。３０年前の宮城県沖地震の時は仙台にいましたが、来るという意識と身構えができました。 今回は揺れるというより、揺すぶられるという表現の方が当たっています。 目の前を物が横に飛び交いました。避けたのか当たらなかったのか良く覚えていませんが、怪我も無く外に出ることができました。 次に考えたのが、とうとう宮城県沖地震が来たかということです。その時は、花山の被害は無かったと聞いていましたので、花山でこれだけやられたのなら、仙台は壊滅状態ではないかと本気で心配しました。 ライフラインが全て切断し、しばらく何の情報もないまま近所の安否確認に走りました。余震が絶え間なく続く中で、工事中の崖の崩落に３人が巻き込まれた事、３９８号が上も下も山の崩落で不通となり孤立状態であることを知りました。 その晩は大砲の音のような山鳴りと余震が続く中、車に一泊。 現地対策本部の皆さん・自衛隊の皆さん・各県から駆けつけてくれた救援隊の皆さん・日赤はじめ近隣のお医者さん・保健師・栄養士・理学療法士・ヘルパーの皆さん・そして何より避難所生活のお世話をしてくれた地域のお母さん方に心から感謝いたします。 撮影・文責：事務局 伊藤
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| ６月１４日 |
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| ３人が巻き込まれた崩落現場。 | 道路の亀裂。今はもっと広がりめくれ上がって、歩道側は陥没している。 |
| ６月１５日 |
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| 朝、報道陣？を乗せて近くに降りた自衛隊ヘリ。 | 朝食後、国道の崩落箇所の脇を歩いて連絡を取りに下る。報道をはじめ関係機関の車が下からぎっしりだ。 |
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| 下では既に土砂の撤去作業が進んでいた。 | 自衛隊ヘリで避難のため、集合した地域の皆さん。 |
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| 工事現場の崩落箇所前から飛び立つ。 | 避難所最初の夜。体育館にゴザを敷き、布団と毛布が支給された。 |
| ６月１６日 |
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| 避難所裏。日赤・災害派遣自衛隊・報道陣・災害協定を結んでいる各県のレスキュー等の車で埋まっている。 | 自衛隊の仮設風呂。 |
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| 栗原市のマイクロで一時帰宅。昨日歩いて下った崩落現場。 | 家から少し上った浅布の崩落現場。川向こうの山の中腹から崩れ、川を越えて国道脇まで土砂が来ている。 |
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| 浅布の先、小川原の崩落現場。左の川向こうの山が崩れ、杉・雑木の林・別荘を飲み込んで国道を超え、右奥の家に達した。 |
| ６月２１日 |
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| 小川原から先の皆さんの最初の一時帰宅。自衛隊車両で崩落現場を乗り越えたらしい。 | 地震で畝が崩れ、平らになった畑。ジャガイモ畝からはイモがごろごろ出ていた。 |
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| 我が家に張られた応急危険度判定結果表 | 市内の幼稚園から届けられた激励の手紙 |
| ６月２２日 |
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| 避難所に掲示された航空写真。浅布の土砂ダム。 | 湯の倉温泉の土砂ダム。 |
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| 湯の倉温泉入り口の橋。 | 春に新しくできたばかりの白糸の滝つり橋。 |
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| 避難所内の掲示板。 | 全国から届けられた救援物資。日常生活用品が多い。 |
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| 畳が敷かれ、食事用テーブルが置かれた避難所。この後クーラーも設置された。 | 新潟県佐渡の小学校から届けられた激励の手紙 |
| ７月５日 |
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| 復興市に出荷する野菜収穫の際に撮影した、小川原の崩落現場。 |
| ８月２０日 |
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| 国道３９８号中村地区の歩道 | 復旧した国道３９８号から見た小川原の崩落現場。 |
| １０月１日 |
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| 浅布入口のがけ崩れ現場。９月の大雨で崩れた。 | 林道金沢線の崩落現場。我が家の裏山の横。 |
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| 林道金沢線の崩落現場。我が家の裏山の裏側。この手前の道路は２箇所約３０ｍに亘って陥没している。 | 浅布の土砂ダムの仮河道。 |
| １０月２５日 |
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| 小川原の崩落現場の仮河道。 | 温湯、赤い屋根が佐藤旅館。ここから先の川の両側はほとんど崩れている。佐藤旅館の上の山は地割れと大きな浮き岩がごろごろしている。 |
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| 削沢の滝上部の沢、滝は崩れてしまった。 | 遠くに見える崩落箇所が、湯の倉の現場。 |
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| 湯浜の土砂ダム。撮影現場の上も崩れて車が落下した。 |
| '０９年２月１８日 |
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| 浅布崩落現場の復旧工事。 |
| ４月８日 |
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| 浅布崩落現場の復旧工事。コンクリート枠の中に植物の種と肥料を入れ、緑を確保するそうだ。 | 小川原の堰止湖。中央の流木から左は田だった。 |
| ４月３０日 |
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| 浅布崩落現場の土砂ダム。 |
| ５月７日 |
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| 我が家の近くの国道３９８号旧道の復旧工事。 | 松ノ原崩落現場の復旧工事。 |
| ５月１０日 |
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| 松ノ原崩落現場、右車線の土砂が取り除かれた。 | 小川原崩落現場の復旧工事。 |
| ６月１８日 |
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| 松ノ原の崩落現場、草の種の吹き付けと植樹がなされた。 | 早坂の崩落現場、今も少しずつ崩れている。 |
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| 浅布の崩落現場、草の種の吹き付けがなされた。 | 小川原崩落現場の国道３９８号。 |
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| 小川原崩落現場の仮河道と掘削された本河道。 | 小川原の土砂ダムと堰堤工事で放棄された田と畑。 |
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| 温湯山荘の復旧工事。 | 温湯佐藤旅館の周辺。 |
| ８月１日 |
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| 松ノ原崩落現場、吹き付けた草の種で緑になった。 | ８月１日に猪ノ沢に移動された規制ゲート。 |
| '１０年３月２７日 |
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| 早坂の崩落現場、上部の土砂が取り除かれ斜面もきれいに削られ始めた。 | 小川原の崩落現場、土手がきれいに均された。 |
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| 浅布の崩落現場、本河道が完成し、護岸工事も終わった。 |
