'08年9月21日、仮設住宅談話室で「がんばっぺ」の設立総会を開催。仮設住宅入居者を中心に、設立趣意書に賛同した44名が参加し、原案どおり規約案・役員案・当面の活動案を可決しました。 |
活動記録 ○要望・質問事項のアンケート調査 総会参加者にアンケート調査を行い、事項ごとにまとめた。 ○仮設住宅付属農園の開設 仮設住宅裏の不耕作地を借用、みんなで草取りや石取りをし、お年寄りの運動不足解消と実益を兼ねて29区画の農園を開設しました。 1区画あたり有機堆肥2袋を配布、今後農具と農具置き小屋を用意する予定。 ○自民党宮城県連との懇談会の開催 9月28日16時から、花山のコミュニティーセンターで自由民主党宮城県連幹部との懇談会を開催した。県連からは土井会長以下12名が参加した。花山からは被災者を中心に30名ほどが参加。現状や要望を訴えた。 ○会員の拡大 10月1日の各行政区長の広報物配布に合わせ、花山全戸に入会案内を出した。 今後、仙台・東京の花山会あてに案内文を送付予定。 ○栗原市社会福祉協議会に義援金配分の要望書を提出 10月7日、市社協の熊谷会長を訪問し、8日に開催される義援金第2次分の配分委員会への要望書を提出。特に、罹災証明書で「一部破損」と認定され、義援金の配分でも市の支援策でも救済されない、限りなく半壊に近い「一部破損」の救済を求めた。会長は、要望書と資料を揃え配分委員会に諮ることを約束した。 結果は、市側委員の反対で実現せず、「一部破損」に一律5万円の配分に止まった。 反対理由は、法で定めた罹災証明書の4段階判定に対する支援策に反するというものだそうだ。しかし、義援金は法で定められた公的支援金と違い、一般国民からの善意の芳志であり、それを公的支援金と同様の基準で配分するのは納得がいかない。被災地域の実情に応じて配分されるべきものと考える。 ちなみに今回は宮城県及び日赤で受け付けた8億1700万余りのうち、県が個別配分として、人的被害・住家被害に対して3億2100万余りを、残りの4億9500万余りは被災市町へ配分し、県が示す配分対象メニューを参考に各市町が地域の実情に即して支給することとした。 栗原市への配分は4億7000万余りで、市の第1次配分の残りを加え、5億2700万余りを栗原市災害義援金配分委員会(会長:市社協会長)が配分対象メニューを決定した。 ○自民党宮城県連との懇談会における要望事項の県連対応説明会 先の懇談会での被災者要望事項について10月17日、栗駒復興の会と本会に対して県連としての対応について説明会があった。その際、被災地の冬季対策、避難解除見通しの説明、一部破損への救済をさらに要望した。 ○芋煮会の開催 10月26日、花山青少年旅行村にて花山住民を対象に「がんばっぺ」主催の芋煮会を開催。復興への思いをひとつにした。 ○庄司恵子チャリティーショーの開催 11月29日、迫の釣具店サンリバーさんのご好意で庄司恵子チャリティーショーを石楠花センターで開催。歌や踊りを楽しんだ。 ○栗駒耕英震災復興の会と連名で市長に要望書を提出 12月10日、栗駒耕英震災復興の会と要望事項を取りまとめ、市長に面会して要望書を手渡した。なお、要望に対する回答期限を1月31日とした。 要望書の概要は次のとおりです。 1、 長期避難生活への支援について 避難生活の更なる長期化が予想される中、地区民の生活実態の把握と実情に即した直接 的、間接的な経済的生活支援策を早急に検討するよう要望。 2、 避難勧告・指示解除後に向けての条件整備と支援策について 避難指示・勧告解除後、経済的に安定した生活が送れるようになるまで、各種税金の免 除、無事冬を乗り切れるよう雪害対策、特に高齢者世帯等除雪作業が困難な世帯に対す る協力、早期の避難勧告・指示の解除、離職者の再雇用や新しい雇用の創出を要望。 3、 今後の生活再建、生業再建、住宅再建に向けて 上記再建に向けて実態の把握と段階的かつ長期的な支援策の検討及び予算的な措置を要 望。 ○缶ドルセレモニーを実施 12月14日、震災から半年を迎え、復興への思いを改めて確認し、お互いに励ましあってこの冬を乗り切ろうと、缶ドルセレモニーを実施。公的機関が撮影した被害状況の空撮映像などを上映し、子供たちの震災に対する思いを発表した。 ○会報の発行 12月15日付けで懸案の会報第1号を発行しました。会員の他花山全戸に配布いたしました。デザインも内容もさらに充実させて行きます。 ○栗駒耕英震災復興の会と第3回意見交換会実施 12月17日、日本災害復興学会の木村先生を囲んで第3回意見交換会を「栗駒応援の会」で実施。市の復興計画とは別に、被災者側の復興計画を策定することにした。 ○仮設住宅への風除け設置許可申請書の提出 予てから市に要望していたが、会への義援金が有るだろうから「がんばっぺ」でやれと。NPOの皆さんの協力でエントランス部を波板で囲う予定で工事を進めたところ、正式に許可申請書を出せとの指示で、12月17日提出。 (市が許可したと思われるので、仮設敷地内に部材を置いても敷地内で組み立てをしてもだめと。結局私の借家敷地で工事。寸法合わせに何度も仮設住宅まで往復した。12月20・21・27日と3度も遠くから駆けつけてくれた。27日は吹雪だった。) これに対して12月22日、給湯器の排気の関係で県の担当が許可しないとして、市側が説明会を開催し許可できないと説明。その際、誰も正確に排気計算できないし、安全を保障できないからとも説明された。 その後、NPOが県の担当に確認したところ、許可しないとは言っていない、しっかり排気計算をしてOKなら許可するし、波板の代わりに防風ネットなら問題ないとの回答を得た。NPOとは早速公的機関で排気計算をしてもらおうと相談。 12月26日、市との定期ミーティングで市から、仮設住宅西側入口の前に単管で支柱を立て、防風ネットを市予算で設置すると報告があった。 12月28日、前日からの風雪でエントランス部に雪が入り込むので、居住者が個人的に波板を一部張ったところ、市から剥がすよう指示され剥がした。防風ネットもだめと。さらに、提出した許可申請書を取り下げるよう「がんばっぺ」会長に要請があった。 ○被災住民による復興計画たたき台を協議 '09年1月24日、日本災害復興学会の木村先生を囲んで「栗駒応援の会」で、まとまった復興計画たたき台を協議。市の復興計画に反映してもらうよう更に細部を詰めることにした。 ○12月10日に提出した要望書の回答を受ける 1月28日、花山総合支所において市長立会いのもと、市側から回答書の説明を受けた。具体的な支援策は示されず、今後要望の方向で検討するというものだった。 ○被災住民による復興計画を市に提出 2月8日、まとまった復興計画を市に提出。12日開催される市復興計画市民検討会の参考資料として貰う事にした。 ○第1回市復興計画市民検討会開催 2月12日、市役所で第1回市民検討会を開催。委員9名の委嘱状が手渡された後、市復興計画案について検討。今回は課題と方針だけで具体的施策は示されず、確認や全体的意見で終わった。次回に施策メニューを示す予定。会議の途中、委員に我々の復興計画を配布して貰った。 ○「栗駒・花山の現状と私たち宮城の市民に何ができるかを考える集い」開催 2月15日、仙台市市民活動サポートセンターで開催された。グループディスカッションに先立って、栗駒・花山の復興の会からそれぞれの現状について説明をした。 ○第2回市復興計画市民検討会開催 2月27日、市役所で第2回市民検討会を開催。前回の意見をまとめた一覧と修正箇所の一覧が示される。前回配布した我々の計画を説明した後、市の事業一覧について説明があった。76項目の事業があったが、20年度で終わる事業や〆切が終了した事業も入っていた。計画の開始年度が20年度からになっているからと説明あり。要望していた中では自力再建が困難な世帯に対して、花山に市営住宅を建設する「被災者住宅整備事業」が入った。 ○一時帰宅時の情報伝達・非難訓練を実施 3月2日、国主導で実施。住民側への連絡打ち合わせが遅かったため、細かい体制ができないまま開始。今後自主防災会として検討、つめる必要あり。 ○栗原市議会へ被災者支援策の課題を提出 3月5日、栗原市議会はまもなく市議選となるため、市へ提出した要望書の内容に市からの回答を踏まえて、請願ではなく参考資料として「避難生活及び各種再建問題に対する課題について」と題して議会に提出した。新議会に改めて請願として提出予定。 ○第1回地域復興交流会を開催 3月28日、くりこま伝創館を会場に耕英と花山両復興の会主催で「第1回地域復興交流会」が開催された。新潟県川口町から地域の復興に取り組んでいる方々を迎え、その活動の経過や現状をお聞きした。30名以上の被災者が参加、耕英や花山の地域復興について思いを巡らしながら聞き入っていた。会議の後、川口の皆さんを囲んで大交流会を開催、親睦を深めた。 ○地震1周年事業の意見交換会を開催 4月30日、くりこま応援の会で耕英と花山両復興の会主催の1周年事業の内容について、意見交換会が開催された。統一テーマでそれぞれ独自事業を行うことを了承。18日に再度具体的内容を協議することになった。県・市社協、仙台宮城NPOセンター同席。 ○地震1周年事業の統一実行委員会を開催 5月18日、くりこま応援の会で各組織の1周年事業の内容について確認。統一実行委員会を「6.14実行委員会」とし、テーマは「6.14 栗原 ありがとう、この1年」に決定。各組織の事業概要をまとめたチラシを作成することになった。 花山会場のチラシも作成し、全戸配布をした。 ○地震1周年事業の缶ドル作成 6月4日、栗原市社協さんの呼びかけで災害ボランティアさんが60名近く参加、缶ドルの作成を行った。 缶の穴あけやろうそくの芯出しなどあっという間に1,300個以上が出来上がった。 1,000個以上をどう作成するかが課題だっただけに、ボランティアさんの温かいご支援に感激した1日だった。 ○地震1周年事業の開催 6月13日、花山・岩ヶ崎・耕英で震災1周年事業が実施された。 花山では、感謝市・振る舞い餅の持ちつき大会・地震写真のパネル展・1周年フォーラム・缶ドルセレモニー・バーベキュー&ビアパーティーが行われた。 缶ドルセレモニーでは、「1.17希望の灯」の方が遠く神戸から阪神淡路大震災の火を栗駒に持参していただき、3地区に分灯した火で19時を合図にそれぞれ点火した。 淑徳大学の学生のみなさんにも神戸から届いたひまわりの苗の定植やらいろいろお手伝いいただいた。 行政やボランティアのみなさんの協力で無事終了することができた。 「がんばるべえ工房」も手作り作品を持って出店した。 ○仙台七夕飾りの作成 仙台のエンタツパーキングさんのご好意で、仙台七夕に花山の竹飾りを設置することになり、「がんばるべえ工房」を中心に小中学校の生徒・父兄の皆さんのご協力で作成中だ。 場所は定禅寺通り一番町の入り口。 ○第15回役員会の開催 '10年3月29日、昨年の1周年事業の後、それぞれの生活再建に集中し1回しか開催していなかったが、久しぶりに役員会を開催。個々に対応していた件や事業の報告・確認、協議事項の協議を行う。 2周年事業の内容について大枠を決定した。 外部組織や団体からの被災体験や現状についての講演依頼が多いが、これからも積極的に受けることを確認。共通資料を作成することにした。 |
皆様の入会・支援を歓迎いたします。 正会員(花山の個人) 年会費1,000円/支援会員(花山以外の個人) 年会費3,000円/賛助会員(法人・団体) 年会費5,000円 入会申し込み・お問い合わせ花山震災復興の会「がんばっぺ」事務局長 伊藤 廣司TEL・FAX /0228−56−2980 e-mail / ito.ji.hanayama@snow.plala.or.jp |