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グッドライフクラブ特許検討・ポイント(メールマガジン発行第103号)

特許第3694185号(発明の名称:商品販売登録データ処理装置)

登 録 日: 平成17年7月1日 特許権者: 東芝テック株式会社
出 願 日: 平成11年2月25日 出願番号: 特願平11−48193
公開番号: 特開2000−251157 分  野: G07G 1/12
審査請求日: 平成15年3月18日 請求項数: 3  公報頁数:12
備   考:
【発明概要】
 クレジットカードによる代金決済を処理する機能を有し、 クレジット会社の値引き額(または値引き後の請求額)を顧客に告知することができるPOSターミナル,電子式キャッシュレジスタ等の商品販売登録データ処理装置。
【発明背景】
 近年、クレジット会社では、予めサービス期間を設定し、 クレジット会員がその期間内にクレジットカードで決済した代金については請求時に値引を行う請求時値引サービスを実施することがある。この場合、クレジット会社では、各クレジット会員にダイレクトメールを配付する等 してサービス対象期間や値引率などのサービス内容を通知していた。しかしながら、ダイレクトメール等の一方的な通信手段に頼った従来の方法では、クレジット会員が皆、請求時値引サービスの内容を常に正確に把握すると は限らなかったので、サービス効果が低かった。
 通常、買物客は店で買物を行い、レシートを受け取ると、そのレシートの内容を確認する。そこで、このレシートに請求時値引サービスの内容を印字できれば、 各クレジット会員に請求時値引サービスの内容を確実に知らせることができる。ところが従来は、請求時値引サービス期間中に店で買物をしても、レシートには値引される前の代金が請求金額として印字されるだけであったので、 各クレジット会員が請求時値引サービスの内容を知り得なかった。また、クレジット会員はクレジット会社からの請求書が送付されてくるまで、実際にどの程度の値引サービスを受けられるのかを知ることもできなかった。
 そこで、販売登録商品の代金がクレジットカードで決済された際にクレジット会社が実施する請求時値引サービスの内容を該当するクレジット会員に知らしめることができる、さらには請求時にどの程度の値引サービスが受け られるのかも知らしめることができる商品販売登録データ処理装置を提供する。
【請求項要素・ポイント】
【請求項1要素】
販売登録された商品の代金決済に用いられるクレジットカードのデータを読取るカード読取手段、販売登録された商品の明細情報及びカード読取手段によりカードデータが読取られたクレジットカードによる代金決済情報等を印字したレシートを発行するレシート発行手段を備えた商品販売登録データ処理装置において、以下の要素からなる。
  1. クレジットカードの種別にそのクレジットカードで決済された代金のクレジット会員への請求時に当該クレジットカードの発行元であるクレジット会社から値引が行われるか否かを識別する請求時値引有無情報及び値引が行われる場合にはその値引内容に関する情報を予め設定記憶する請求時値引情報記憶手段。
  2. この記憶手段(請求時値引情報記憶手段)により設定記憶されている請求時値引有無情報を参照してカード読取手段によりデータが読取られたクレジットカードが当該クレジットカードの発行元であるクレジット会社からクレジット会員への代金請求時に値引が行われるカードか否かを判別する請求時値引カード判別手段。
  3. カード読取手段によりカードデータが読取られたクレジットカードが、請求時値引カード判別手段により当該クレジットカードの発行元であるクレジット会社からクレジット会員への代金請求時に値引が行われるカードであると判別されると、記憶手段により設定記憶されている当該クレジットカードの値引内容に関する情報に基づいて、クレジットカードの発行元であるクレジット会社からクレジット会員への代金請求時に値引されることをクレジット会員に告知する請求時値引告知手段。
(請求項1特許ポイント)
 この特許は、クレジットカードが使用できる店舗に設置されている、 クレジット決済機能を有するPOSターミナル(請求項では商品販売登録データ処理装置)についてのものである。
 クレジット決済機能を有するPOSターミナルは、販売登録された商品の代金決済に用いられるクレジットカードのデータを読取るカードリーダを備えている。 また、クレジット会社のホストコンピュータとネットワークで接続されている。
 このPOSターミナル自体は従来より利用されており、客が購入する商品の販売登録後、 カードリーダによりクレジットカードのデータが読取られると、そのカードデータや販売登録商品の代金情報等をクレジット会社のホストコンピュータに送信する等してクレジットカードの承認問合せを行い、 承認する応答を受信すると販売登録商品の明細情報やクレジットカードによる代金決済情報等を印字したレシートを発行するように構成されている。
 本特許は、従来からのPOSターミナルの機能に、 顧客が利用するクレジットカードで、クレジット会社から顧客への代金請求時に値引が行われる場合には、その値引き額(または値引き後の請求額)をPOSターミナルから印字されるレシートに印字し 顧客に知らせる、という機能を付け加えたPOSターミナルの特許である。
 本特許のPOSターミナルでは、クレジット会社から値引が行われるか否かを識別する請求時値引有無情報と、 値引が行われる場合にはその値引内容に関する情報を、予め設定記憶する請求時値引情報記憶手段がある。顧客が利用するクレジットカードがカードリーダに通されると、請求時値引有無が判別され、 請求時値引きが有る場合には、その値引内容が顧客に告知される。
 顧客に値引き額を知らせる手段としては、レシートでの告知が一般的であると考えられるが、請求項ではクレジット会員に告知する請求時値引告知手となっており、 また明細書においてもレシートでの告知以外でも良いという含みを持たせた記述となっている。ちなみに明細書の記述は「請求時値引告知手段はこれ(レシートでの告知)に限定されるものではなく、 例えば請求時の値引内容を示すデータを客用表示器に表示させることによって請求時の値引内容を通知してもよい」となっている。
 また告知する内容には二通りあり、 これらは請求項の2と3で述べられている。一つはクレジット会社による値引後の請求額(図7)であり、もう一つは値引額(図72)である。
【請求項2】
 クレジット会社による値引後の請求額をレシートに印字させてクレジット会員に告知する請求項1の商品販売登録データ処理装置。
【請求項3】
 クレジット会社による代金請求時の値引額をレシートに印字させてクレジット会員に告知する請求項1の商品販売登録データ処理装置。
【実際の特許請求範囲】
【請求項1】補正部アンダーライン省略。
販売登録された商品の代金決済に用いられるクレジットカードのデータを読取るカード読取手段、前記販売登録された商品の明細情報及び前記カード読取手段によりカードデータが読取られたクレジットカードによる代金決済情報等 を印字したレシートを発行するレシート発行手段を備えた商品販売登録データ処理装置において、
クレジットカードの種別にそのクレジットカードで決済された代金のクレジット会員への請求時に当該クレジットカードの発行元 であるクレジット会社から値引が行われるか否かを識別する請求時値引有無情報及び値引が行われる場合にはその値引内容に関する情報を予め設定記憶する請求時値引情報記憶手段と、
この記憶手段により設定記憶されている請 求時値引有無情報を参照して前記カード読取手段によりデータが読取られたクレジットカードが当該クレジットカードの発行元であるクレジット会社からクレジット会員への代金請求時に値引が行われるカードか否かを判別する請求 時値引カード判別手段と、
前記カード読取手段によりカードデータが読取られたクレジットカードが前記請求時値引カード判別手段により当該クレジットカードの発行元であるクレジット会社からクレジット会員への代金請求時 に値引が行われるカードであると判別されると、前記記憶手段により設定記憶されている当該クレジットカードの値引内容に関する情報に基づいて当該クレジットカードの発行元であるクレジット会社からクレジット会員への代金請 求時に値引されることをクレジット会員に告知する請求時値引告知手段と、
を具備したことを特徴とする商品販売登録データ処理装置。
【請求項2】
前記請求時値引告知手段は、前記カード読取手段によりカードデータ が読取られたクレジットカードが前記請求時値引カード判別手段により当該クレジットカードの発行元であるクレジット会社からクレジット会員への代金請求時に値引が行われるカードであると判別されると、前記記憶手段により設 定記憶されている当該クレジットカードの値引内容に関する情報と販売登録された商品の代金とからクレジット会社による値引後の請求額を算出し、このクレジット会社による値引後の請求額を前記レシートに印字させてクレジット 会員に告知する手段であることを特徴とする請求項1記載の商品販売登録データ処理装置。
【請求項3】
前記請求時値引告知手段は、前記カード読取手段によりカードデータが読取られたクレジットカードが前記請求時値引カード判別手段により当該クレジットカードの発行元であるクレジット会社からクレジット会員 への代金請求時に値引が行われるカードであると判別されると、前記記憶手段により設定記憶されている当該クレジットカードの値引内容に関する情報と販売登録された商品の代金とからクレジット会社による代金請求時の値引額を 算出し、このクレジット会社による代金請求時の値引額を前記レシートに印字させてクレジット会員に告知する手段であることを特徴とする請求項1記載の商品販売登録データ処理装置。
【参考文献】
特開平05−233959 特開平06−203274

(引用文献:特許電子図書館公開公報)
グッドライフクラブ 大阪市天王寺大道2-1-22 (06)6771-4010

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