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グッドライフクラブ特許検討・ポイント(メールマガジン発行第111号)

特許第3700593号(発明の名称:電子メールサービスシステム,
電子メールサービス方法及び電子メールサービスプログラム)

登 録 日: 平成17年7月22日(2005.7.22) 特許権者: 日本電気株式会社
出 願 日: 平成13年2月27日(2001.2.27) 出願番号: 特願2001−52555
公開番号: 特開2002−260098 分  野: G07G 1/12
審査請求日: 平成14年1月17日(2002.1.17) 請求項数: 11  公報頁数:18
備   考:
【発明概要】
 ポイント・システムを導入している小売店等で、 ポイント・システムに加入した顧客に対して、売り上げが発生したとき、電子メールでポイント情報及び累計されたポイントに応じたメッセージを送信する、電子メールサービスシステム、電子メールサービス方法及び電子メールサービスプログラム。
【発明背景】
 従来、販売額に応じたポイントを購入者に付与し、 同じ店舗又は同系列の店舗で買い物をするとき、そのポイントに応じた代金を減額したりするポイント・システムが、販売を促進する手段として広く利用されてきた。
 このポイントは、通常、レシートに印字されたり、 ポイントカード(例えば、ポイントを記録する磁気カード)に記録されることにより発行されてきた。
 また、近年、インターネットなどの通信回線の発達とともに、ポイント情報や広告情報を、ポイント・システムに 加入した顧客(適宜、ポイントカード利用者と略称する。)に電子メールで送信する様々な技術も提案されている。
 ところが、従来は、いずれも、各店舗で売り上げが発生したとき、全てのポイントカード利用者に対して、 電子メールでポイント情報を自動的に送信していないために、例えば、数日後に、ポイントカード利用者に、ポイント情報が送信されることがあり、このような場合は、ポイントカード利用者の関心が薄れてしまい、ポイント・シ ステムのサービス効果を有効に発揮できないといった問題があった。
 また、ポイント情報を送信する際、頻繁に利用してもらっている顧客と初めて利用してもらった顧客とを区別しないで、同一のメッセージを送信していたため、 顧客に応じたメッセージを提供することができないといった問題があった。
 さらに、顧客に応じたメッセージを提供しようとすると、例えば、送信者が、顧客に応じて、送信するメッセージを選択する選択者を確保しなければならず、 自動化できないといった問題があったり、また、複数のメッセージを試験的に使用し、どのメッセージが効果的であるかといった、調査を効率良く行うことができないといった問題があった。
 そこで、各店舗で売り上げが発生したとき、 ポイントカード利用者に対して、電子メールでポイント情報及び累計されたポイントに応じたメッセージを自動送信する電子メールサービスシステム,電子メールサービス方法及び電子メールサービスプログラムを提供する。
【請求項要素・ポイント】
【請求項1要素】
ポイント・システムを導入している小売店等で使用される小売店端末と、 ポイント・システムに加入した顧客が使用する顧客端末と、小売店端末および顧客端末を相互に接続するインターネット等の通信回線とを有する電子メールサービスシステムで、以下の要素からなる。
  1. 小売店端末が、
    顧客からの支払を処理する手段と、
    支払を処理するとき、ポイント・システムにもとづいて、 ポイントを算出する手段と、
    顧客のポイントを累計して算出する手段と、
    顧客端末に、通信回線を介して、ポイントと累計されたポイントを含むポイント情報を送信する手段と
    を備える。
  2. 小売店端末が、支払を処理するとき、自動的にポイント情報を顧客端末に送信する。
(請求項1特許ポイント)
 本特許は、ポイントシステムを導入している小売店などで、 商品購入時に発生するポイント情報を、顧客の端末に電子メールで送信できるようにしたシステムである。
 ここでの顧客の端末とは、携帯電話やパソコンなどの電子メールを受信できる端末装置である。
 ポイントを発行する小売店などの店舗には、小売店端末が設置されているが、実施例によると店舗側のシステムとしては、四種類の例が記載されている。
 まず、小売店側の小売店端末と顧客端末のみのケース。
 次に、小売店端末が複数のレジ用端末と接続されているケース。これは請求項6で述べられている。
 次に、複数の小売店端末が本部端末と接続されているケース。これは請求項4で述べられている。
 そして最後に、それぞれ複数のレジ用端末に接続された複数の小売店端末が、本部端末と接続されているケース。これは図の場合である、請求項6の範疇にも入るものである。
 請求項1では、 小売店端末と顧客端末のみの要素が述べられているが、問題は、請求項1が上記四種類全てのケースにおける小売店端末と顧客端末に該当するかどうかである。
 本特許での各請求項の従属関係をみると、 請求項1では、本特許で述べている全てのケースでの小売店端末に該当すると考えられる。
 本システムの小売店端末では、顧客からの支払を処理する手段、ポイントを算出する手段、ポイントを累計して算 出する手段、ポイント情報を送信する手段を持つ。そして、支払を処理するとき、自動的にポイント情報を顧客端末に送信する。
 請求項1の小売店端末で注意する点は、請求項1での小売店端末が、 請求項6でのレジ用端末の機能を持っていても良いし、請求項4の本部端末の機能を持っていても良い、ということである。
 つまり、レジ用端末や本部端末と接続されており、それぞれの機能が分散され ていても良いし、小売店端末がレジ用端末や本部端末の機能も持っており、小売店端末と顧客端末のみのシステムでも良いということである。
 小売店端末がレジ用端末の機能を持っている場合であれば、 レジスターのようにポイントカード等のポイントを読み込む手段や、ポイントを表示する手段、印字手段などを持っていても良い。
 また、小売店端末が本部端末の機能を持っている場合であれば、 メッセージなどを入力・記憶・削除・変更する手段を持っていても良い(請求項2、3)。
 メッセージの送信とは、ポイント情報以外にも、ポイント数などに合わせたメッセージを顧客端末に送信する、ということである。
【請求項2】
 小売店端末が、広告や宣伝などのメッセージを入力・記憶・削除・変更する手段と、 ポイント情報とともにメッセージを送信する手段とを持つ、請求項1の電子メールサービスシステム。
【請求項3】
 小売店端末が、累計されたポイントごとに複数のメッセージを入力・記憶・削除・変更する手段と、
ポイント情報とともに、累計されたポイントに応じたメッセージを送信する手段とを持つ、請求項1又は2の電子メールサービスシステム。
【請求項4】
 小売店端末と通信可能な本部端末があり、本部端末が、 顧客情報、支払に関する情報及びポイント情報を入力・登録・削除・変更する手段と、広告や宣伝などのメッセージを入力・記憶・削除・変更する手段と、メッセージを送信する手段とを持つ、請求項1〜3の電子 メールサービスシステム。
【請求項5】
 本部端末が、累計されたポイントごとに複数のメッセージを入力・記憶・削除・変更する手段と、ポイント情報とともに、累計されたポイントに応じたメッセージを送信する手段と、 複数の小売店端末に対する累計されたポイント別のメッセージメンテナンス手段とを持つ、請求項4の電子メールサービスシステム。
【請求項6】
 小売店端末と接続されたレジ用端末があり、レジ用端末が、顧客情報,支 払に関する情報及びポイント情報を入力・登録・削除・変更・送信する手段と、支払を処理するとき、ポイント・システムにもとづいてポイントを算出する手段と、顧客のポイントを累計して算出する手段と、累計されたポイントを 表示する手段とを持つ、請求項1〜5の電子メールサービスシステム。
【請求項7】独立項
 請求項1の要素での電子メールサービス方法。
【請求項8】独立項
 請求項1の要素での電子メールサービスプログラム。
【請求項9】
 請求項2の要素を加えた、請求項8の電子メールサービスプログラム。
【請求項10】
 請求項4、5の本部端末の要素を加えた、請求項8又は9の電子メールサービスプログラム。
【請求項11】
 請求項6のレジ用端末の要素を加えた、請求項8〜10の電子メールサービスプログラム。
【実際の特許請求範囲】
【請求項1】
ポイント・システムを導入している小売店等で使用される小売店端末と、 前記ポイント・システムに加入した顧客が使用する顧客端末と、前記小売店端末および顧客端末を相互に接続するインターネット等の通信回線とを有する電子メールサービスシステムであって、
前記小売店端末が、
前記顧客からの支払を 処理する手段と、
前記支払を処理するとき、前記ポイント・システムにもとづいて、ポイントを算出する手段と、
前記顧客のポイントを累計して算出する手段と、
前記顧客端末に、前記通信回線を介して、前記ポイントと累計された ポイントを含むポイント情報を送信する手段と
を備え、
前記小売店端末が、前記支払を処理するとき、自動的に前記ポイント情報を前記顧客端末に送信することを特徴とする電子メールサービスシステム。
【請求項2】
前記小売 店端末が、
広告や宣伝などのメッセージを入力・記憶・削除・変更する手段と、
前記ポイント情報とともに、前記メッセージを送信する手段と
を備えたことを特徴とする請求項1記載の電子メールサービスシステム。
【請求項3】
前記小売店端末が、
前記累計されたポイントごとに複数の前記メッセージを入力・記憶・削除・変更する手段と、
前記ポイント情報とともに、前記累計されたポイントに応じたメッセージを送信する手段と
を備えた ことを特徴とする請求項1又は2記載の電子メールサービスシステム。
【請求項4】
前記通信回線を介して、複数の前記小売店端末と通信可能な本部端末を有し、
前記本部端末が、
前記顧客情報,支払に関する情報及びポイント 情報を入力・登録・削除・変更する手段と、
広告や宣伝などのメッセージを入力・記憶・削除・変更する手段と、
前記メッセージを送信する手段と
を備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の電子メールサービスシステム。
【請求項5】
前記本部端末が、
前記累計されたポイントごとに複数の前記メッセージを入力・記憶・削除・変更する手段と、
前記ポイント情報とともに、前記累計されたポイントに応じたメッセージを送信する手段と
前記複数の小売店端 末に対する累計されたポイント別のメッセージメンテナンス手段と
を備えたことを特徴とする請求項4記載の電子メールサービスシステム。
【請求項6】
前記顧客からの支払を処理するとともに、前記小売店端末と接続されたレジ用端末を有し、
前記レジ用端末が、
前記顧客情報,支払に関する情報及びポイント情報を入力・登録・削除・変更・送信する手段と、
前記支払を処理するとき、前記ポイント・システムにもとづいて、ポイントを算出する手段と、
前記顧客のポイントを累計し て算出する手段と、
前記累計されたポイントを表示する手段と、
を備えたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の電子メールサービスシステム。
【請求項7】
ポイント・システムを導入している小売店等で使用される小売店端末が、
前記顧客からの支払を処理する段階と、
前記支払を処理するとき、前記ポイント・システムにもとづいて、ポイントを算出する段階と、
前記顧客のポイントを累計して算出する段階と、
前記支払を処理するとき、インターネット等の通信回線を介して、 前記顧客の顧客端末に、自動的に前記ポイントと累計されたポイントを含むポイント情報を送信する段階と
を有することを特徴とする電子メールサービス方法。
【請求項8】
ポイント・システムを導入している小売店等で使用され、インターネット等 の通信回線を介して、前記ポイント・システムに加入した顧客が使用する顧客端末と通信可能な小売店端末に、
前記顧客からの支払を処理するとき、前記ポイント・システムにもとづいて、ポイントを算出する手順と、
前記顧客のポイントを累計して算出 する手順と、
前記支払を処理するとき、前記顧客端末に、前記通信回線を介して、前記ポイントと累計されたポイントを含むポイント情報を自動的に送信する手順と
を実行させるための電子メールサービスプログラム。
【請求項9】
前記小売店端 末に、
前記累計されたポイントに応じた、広告や宣伝などの複数のメッセージを入力・記憶・削除・変更する手順と、
前記ポイント情報とともに、前記累計されたポイントに応じたメッセージを送信する手順と
を実行させることを特徴とする請求項8 記載の電子メールサービスプログラム。
【請求項10】
前記通信回線を介して、複数の前記小売店端末と通信可能な本部端末に、
前記顧客情報,支払に関する情報及びポイント情報を入力・登録・削除・変更する手順と、
前記累計されたポイントに応じた、 複数の前記メッセージを入力・記憶・削除・変更する手順と、
前記ポイント情報とともに、前記累計されたポイントに応じたメッセージを送信する手順と
前記複数の小売店端末に対して、累計されたポイント別のメッセージメンテナンス手順と
を実行さ せることを特徴とする請求項8又は9記載の電子メールサービスプログラム。
【請求項11】
前記顧客からの支払を処理するとともに、前記小売店端末と接続されたレジ用端末に、
前記顧客情報,支払に関する情報及びポイント情報を入 力・登録・削除・変更・送信する手順と、
前記支払を処理するとき、前記ポイント・システムにもとづいて、ポイントを算出する手順と、
前記顧客のポイントを累計して算出する手順と、
前記累計されたポイントを表示する手順と、
を実行させる ことを特徴とする請求項8〜10のいずれか一項に記載の電子メールサービスプログラム。
【参考文献】
特開平11−073457 特開平07−210763 特開平06−295390 特開平11−184926

(引用文献:特許電子図書館公開公報)
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