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グッドライフクラブ特許検討・ポイント(メールマガジン発行第112号)

特許第3714217号(発明の名称:ポイント管理システム
及び方法並びにポイント管理用プログラム)

登 録 日: 平成17年9月2日 特許権者: 日本電気株式会社
出 願 日: 平成13年10月1日 出願番号: 特願2001−304871
公開番号: 特開2003−109116 分  野: G07G 1/12
審査請求日: 平成14年9月17日 請求項数: 14  公報頁数:20
備   考:
【発明概要】
 店舗が特典として顧客に与えるポイントを、 顧客個人とともに顧客が属するグループでも管理し、グループの各構成員が、グループで蓄積されたポイントを使用できるようにした、ポイント管理システム及び方法並びにポイント管理用プログラム。
【発明背景】
 従来より、小売店等、所定の店舗では、 自己の店舗が取り扱っている商品を購入した顧客に対して、その利用額に応じたポイントを付与し、そのポイントの蓄積状況に応じて所定のサービスを提供している。これにより、顧客は所定のサービスを受 けるべく、ポイントが貯まるよう来店回数を増やし、当該店舗にて商品の購入等を行うようになる。そして、店舗は、いわゆるリピータにより売り上げの増加を図ることができる。
 ポイント制度の利用 形態として、例えば、顧客ごとに会員カードを発行すると共に、それを商品購入の際に提示してもらい、購入額に応じて当該カードにスタンプを押す。そして、店舗は、スタンプの数量に応じて、商品購入の 際に割引を行ったり、あらかじめ定められた商品をプレゼントしたりする。
 さらに、近年では、コンピュータを用いてポイントの管理をも行われている。これは、磁気カード等にあらかじめ会員の情報 を記憶しておき、このカードを読み取ることで会員を識別して、このときの店舗での利用額に応じたポイントをコンピュータに記憶する。あるいは、磁気カードに直接記憶するという形態も採られている。
 しかし、上記従来例においては、いずれも個人ごとにポイントを付与するものであり、個人では店舗の利用も限られてしまい、ポイントが溜まりにくいという事態が生じていた。この場合には、顧客のポイン トによる特典を受けようとする意欲が減退し、店舗への来店回数も減少してしまう。そして、店舗の売り上げの増加を図ることも困難であるという問題が生じていた。
 そこで、顧客の店舗への来店回数の 増加を図ることにより、店舗の売り上げの増大を図ることができるポイント管理システム及び方法並びにポイント管理用プログラムを提供する。
【請求項要素・ポイント】
【請求項1要素】
所定の店舗の顧客のうち当該店舗を利用することにより所定のポイントが付与され、 ポイントにて所定の特典を得ることができる者である会員の情報を記憶するコンピュータを備え、
このコンピュータが、コンピュータに入力された店舗の利用状況に関する情報に基づいて、ポイントを会員ごとに管理するポイント管理機能を備えたポイント管理システムで、以下の要素からなる。
  1. コンピュータが、会員情報に基づいて会員を所定のグループにまとめてグループの構成員として管理するグループ管理機能、
    グループ内の構成員のポイントを集計するグループポイント集計機能、
    この集計されたグループ単位のポイントを、グループ内のいずれの構成員をも利用することができるよう、ポイントを管理するグループポイント管理機能、
    を備える。
  2. このグループポイント管理機能は、所定のグループの構成員自身のポイントが無くなったときに、集計されたグループ単位のポイントを、構成員が利用することができるよう管理する機能である。
(請求項1特許ポイント)
 この特許は、特典として顧客に与えるポイントを、 顧客個人とともに、顧客が属するグループでも管理し、グループの各構成員が、グループで蓄積されたポイントを使用できるようにしたものである。
 ここでのグループとは、家族などの顧客が属するグループを指す。請求項1では、グループについて限定していないが、請求項9では、グループを家族と限定している。
 また、実施例によると、複数のグループで、さらに大きなグループを構成しても良いようである。例えば、複数の家族グループが集まった親戚グループのようなものである。 これは、請求項11で述べられている。
 本特許の請求項では、2種類のポイント管理システムが述べられている。一つは単独の店舗でのポイント管理システム(請求項1、2)で、もう一つは複数の店舗でのポイント管理システム(請求項3、4)である。
 両方ともグループのポントを管理するというものであり、基本的には同じシステムであるが、複数の店舗でのポイント管理システムでは、 各店舗の店舗端末とネットワークを介して接続された管理サーバの要素が入る。この管理サーバがグループのポイントを管理する。請求項1では、各店舗のコンピュータが、ポイントを管理する。
 グループでのポイントがどのように使用されるかは、上記要素2で「所定のグループの構成員自身のポイントが無くなったときに、集計されたグループ単位のポイントを、構成員が利用することができるようにする」と述べられている。
 この部分は補正により付け加えられた部分である。実施例では、これ以外の使用方法も複数述べられている。公開公報の請求項では、この部分の要素は入っておらず、他の使用方法も念頭においていたのであろう。
【請求項2】
 コンピュータに接続されたカード発行装置とカード読取装置とを備えた、請求項1のポイント管理システム。
【請求項3】独立項
 各店舗の店舗端末とネットワークを介して接続された管理サーバがポイントを管理する、ポイント管理システム。
【請求項4】
 店舗端末に接続されたカード発行装置とカード読取装置とを備えた、 請求項3のポイント管理システム。
【請求項5-11】
 請求項5は請求項3、4の従属項で省略。請求項6〜11は、請求項1、2、3、4の従属項で省略。
【請求項12】独立項
 本特許のポイント管理方法。
【請求項13】
 請求項12の従属項。
【請求項14】
 本特許のポイント管理用プログラム。
【実際の特許請求範囲】
【請求項1】
所定の店舗の顧客のうち当該店舗を利用することにより所定 のポイントが付与され当該ポイントにて所定の特典を得ることができる者である会員の情報を記憶するコンピュータを備え、
このコンピュータが、当該コンピュータに入力された前記店舗の利用状況に関する情報に基づいて前記 ポイントを前記会員ごとに管理するポイント管理機能を備えたポイント管理システムにおいて、
前記コンピュータが、前記会員情報に基づいて前記会員を所定のグループにまとめて当該グループの構成員として管理するグループ 管理機能と、当該グループ内の構成員のポイントを集計するグループポイント集計機能と、この集計されたグループ単位のポイントを当該グループ内のいずれの構成員をも利用することができるよう当該ポイントを管理するグループ ポイント管理機能と、を備えると共に、
このグループポイント管理機能は、前記所定のグループの構成員自身のポイントが無くなったときに前記集計されたグループ単位のポイントを当該構成員が利用することができるよう管理 する機能である、ことを特徴とするポイント管理システム。
【請求項2】
前記コンピュータに接続され、所定容量の情報を記憶可能なカードを発行するカード発行装置と、前記カードに記憶されている情報を読み取って当該 読み取った情報を前記コンピュータに受け渡すカード読取装置とを備え、
前記コンピュータが、前記会員情報に基づいて前記会員と当該会員が構成員となる前記グループとを識別する情報を設定する識別情報設定機能を備えると 共に、
前記カード発行装置は、前記会員と前記グループとの識別情報をそれぞれ所定のカードに記憶して会員カードを発行するカード発行機能を備えたことを特徴とする請求項1記載のポイント管理システム。
【請求項3】
ネットワークを介して接続された、所定の店舗が有する店舗端末と、前記店舗の顧客のうち当該店舗を利用することにより所定のポイントが付与され当該ポイントにて所定の特典を得ることができる者である会員の情 報を記憶する管理サーバとを備え、
この管理サーバが、当該管理サーバに前記店舗端末から送信される前記会員の店舗利用状況に関する情報に基づいて前記ポイントを前記会員ごとに管理するポイント管理機能を備えたポイント管 理システムにおいて、
前記管理サーバが、前記店舗端末から送信された会員情報に基づいて前記会員を所定のグループにまとめて当該グループの構成員として管理するグループ管理機能と、当該グループ内の構成員のポイントを集 計するグループポイント集計機能と、この集計されたグループ単位のポイントを当該グループ内のいずれの構成員をも利用することができるよう当該ポイントを管理するグループポイント管理機能と、を備えると共に、
このグループ ポイント管理機能は、前記所定のグループの構成員自身のポイントが無くなったときに前記集計されたグループ単位のポイントを当該構成員が利用することができるよう管理する機能である、ことを特徴とするポイント管理システム。
【請求項4】
前記店舗端末に接続され、所定容量の情報を記憶可能なカードを発行するカード発行装置と、前記カードに記憶されている情報を読み取って当該読み取った情報を前記店舗端末に受け渡すカード読取装置とを備え、
前記管理サーバが、前記会員情報に基づいて前記会員と当該会員が構成員となる前記グループとを識別する情報を設定して前記カード発行装置に送信する識別情報設定機能を備えると共に、
前記カード発行装置は、当該カード発行装 置に入力された情報を前記店舗端末を介して前記管理サーバに送信する会員情報送信機能と、前記管理サーバにて設定された前記会員と前記グループとの識別情報をそれぞれ前記カードに記憶して会員カードを発行するカード発行機能とを 備えたことを特徴とする請求項3記載のポイント管理システム。
【請求項5】
前記管理サーバは、前記会員が店舗を利用したときに当該会員及び当該会員が構成員であるグループのポイント数を前記店舗端末に送信するポイント 送信機能を備えると共に、
前記店舗端末は、前記管理サーバから受信したポイント数を前記会員に通知するポイント通知機能を備えたことを特徴とする請求項3又は4記載のポイント管理システム。
【請求項6】
前記グループ ポイント管理機能は、前記グループ単位のポイントの減算分を当該グループの他の各構成員に割り振って、当該各構成員のポイント数を減算する、ことを特徴とする請求項1,2,3,4又は5記載のポイント管理システム。
【請求項7】
前記グループポイント管理機能は、前記集計されたグループ単位のポイントの一部を当該構成員が利用することができるよう管理する機能であることを特徴とする請求項1,2,3,4,5又は6記載のポイント管理システム。
【請求項8】
前記グループポイント集計機能は、前記グループの各構成員のポイントの一部を集計してグループポイントとする機能であることを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6又は7記載のポイント管理システム。
【請求項9】
前記所定のグループは、家族単位のグループであることを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6,7又は8記載のポイント管理システム。
【請求項10】
前記グループの構成員は、他のグループを含むこ とを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6,7,8又は9記載のポイント管理システム。
【請求項11】
前記所定のグループの最小単位は、家族単位のグループであると共に、当該家族単位のグループを含んで構成員とする 前記グループとして、親戚単位のグループを形成することを特徴とする請求項10記載のポイント管理システム。
【請求項12】
所定の店舗の顧客のうち、当該店舗を利用することにより所定のポイントが付与され当該ポイント にて所定の特典を得ることができる者である会員の前記ポイントをコンピュータにて管理するポイント管理方法であって、
前記コンピュータが前記会員の情報を記憶すると共に当該会員情報に基づいて前記複数の会員である構成員か ら成る所定のグループを形成するグループ形成工程と、前記コンピュータが前記グループ内の構成員のポイントを集計するポイント集計工程と、この集計されたグループ単位のポイントを当該グループ内のいずれの構成員をも利用するこ とができるよう管理するグループポイント管理工程と、を備え、
このグループポイント管理工程は、前記コンピュータが、前記所定のグループの構成員自身のポイントが無くなったときに前記集計されたグループ単位のポイントを当 該構成員が利用することができるよう管理する、ことを特徴とするポイント管理方法。
【請求項13】
前記グループポイント管理工程は、前記コンピュータが、前記グループ単位のポイントの減算分を当該グループの他の各構 成員に割り振って、当該各構成員のポイント数を減算する、ことを特徴とする請求項12記載のポイント管理方法。
【請求項14】
所定の店舗の顧客のうち当該店舗を利用することにより所定のポイントが付与され当該ポイント にて所定の特典を得ることができる者である会員の前記ポイントを管理するコンピュータに、
前記会員の情報を記憶すると共に当該会員情報に基づいて前記複数の会員である構成員から成る所定のグループを形成するグループ形成手段と、 前記グループ内の構成員のポイントを集計するポイント集計手段と、この集計されたグループ単位のポイントを当該グループ内のいずれの構成員をも利用することができるよう管理すると共に前記所定のグループの構成員自身のポイントが 無くなったときに前記集計されたグループ単位のポイントを当該構成員が利用することができるよう管理するグループポイント管理手段と、
を実行するためのポイント管理用プログラム。
【参考文献】
特開平03−292593 特開平11−312273 特開平09−027083  特開2002−222353

(引用文献:特許電子図書館公開公報)
グッドライフクラブ 大阪市天王寺大道2-1-22 (06)6771-4010

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