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グッドライフクラブ特許検討・ポイント(メールマガジン発行第91号)

特許第3624286号(発明の名称:予約可否照会システム、仲介装置、
コンピュータプログラム、及び記録媒体)

登 録 日: 平成16年12月10日 特許権者: 株式会社ベストリザーブ
出 願 日: 平成13年7月19日 出願番号: 特願2001−220571
公開番号: 特開2003−30510 分  野: G06F 17/60
審査請求日: 平成14年3月20日 請求項数: 5  公報頁数:18
【発明概要】
 泊施設の部屋等が予約可能かどうかの問い合わせに関して、サーバコンピュータ等の仲介装置が仲介し、 旅行代理店等の各代理業者のパソコン等の複数の照会用端末装置と、宿泊施設にて用いられるパーソナルコンピュータ、電話機、及びファクシミリ等の管理装置との間の通信を行う、予約可否照会システム、仲介装置、コンピュータプログラム、及び記録媒体。
【発明背景】
 ホテル等の宿泊施設の利用を利用者が所望する場合、 利用者からの依頼を受けた旅行代理店等の代理業者が宿泊施設の予約可否の照会を行った上で、宿泊施設の予約を行うという形態が一般に普及している。
 利用者から宿泊施設の予約を依頼された代理業者が、 宿泊施設の予約可否の照会を行う形態としては、宿泊施設と直接連絡をとって予約可否の確認を行う問い合わせ応答型、及び予め宿泊施設からある程度の部屋数の利用権利を委託という形式で確保しておき、 確保している部屋の有無を確認することにより予約可否の確認を行う即時応答型等の様々な形態がある。
 しかし、従来の問い合わせ応答型にて、宿泊施設の予約可否の照会を行う場合、代理業者から宿泊施設へ電話機、 ファクシミリ、及び電子メール等の通信方法にて、問い合わせを行い、宿泊施設から代理業者へ問い合わせに対する回答を行うという過程において、人為的な作業が数多く含まれるため、 問い合わせから応答まで数分から十数分の時間を必要とするので、即時性が低いという問題がある。
 また従来の即時応答型にて、宿泊施設の予約可否の照会を行う場合、 代理業者側にて確保している宿泊施設の予約状況を容易に確認することができるので、即時性に優れているが、宿泊施設から代理業者に宿泊施設の一部又は全部を委託するため、宿泊施設から見た場合、在庫管理が煩雑であり、 しかも複数の代理業者に委託するということも考慮すると、小規模な宿泊施設ではこの形式での運用を行い難いという問題がある。
 また各宿泊施設にインターネット等の通信ネットワークに接続する通信装置を設置し、 通信装置にて予約状況を管理することで、即時性の強化及び管理の簡略化を行うというシステムも考えられるが、各宿泊施設にそのような通信装置を導入して、管理していくということは、費用及び人材確保等の種々の問題を含んでおり、 現実的ではなく実現性に乏しいという問題がある。
【請求項要素・ポイント】
【請求項1要素】
予約対象の予約可否の照会を仲介する仲介装置を備える予約可否照会システムで、以下の要素からなる。
  1. 仲介装置に接続する複数の照会用端末装置、及び予約対象の予約状況の管理に用いられる管理装置を備える。
  2. 照会用端末装置は、予約対象の予約可否の照会を要求する照会要求情報を、仲介装置へ送信する手段を備える。
  3. 仲介装置は、
    複数の予約対象に関する情報を記録する予約対象データベースと、
    受信した照会要求情報にて予約可否の照会を要求された予約対象の予約可否の問い合わせ先を、予約対象データベースから抽出する手段と、
    受信した照会要求情報に基づいて予約可否を問い合わせる第1の問い合わせ情報を、予約対象データベースから抽出した問い合わせ先として示される管理装置へ送信する手段と、を備える。
  4. 管理装置は、受信した第1の問い合わせ情報に対する回答を示す第1の回答情報を前記仲介装置へ送信する手段を備える。
  5. 仲介装置は、更に、
    受信した第1の回答情報により示される回答を、予約対象に関連付けて予約対象データベースに記録する手段と、
    受信した第1の回答情報に基づく照会結果を示す照会結果情報を、照会要求情報の送信元である一の照会用端末装置へ送信する手段と、
    受信した第1の回答情報が予約不可を示す場合に、他の照会用端末装置へ照会結果情報を送信する手段と、を備える。
  6. 更に、仲介装置は、予約対象データベースに記録されている予約対象の中で、予約不可を示す回答が関連付けられている予約対象が所定の割合を超過した場合に、
    予約不可を示す回答が関連付けられていない予約対象の予約可否の問い合わせ先を予約対象データベースから抽出する手段と、
    予約可否を問い合わせる第2の問い合わせ情報を、予約対象データベースから抽出した問い合わせ先として示される前記管理装置へ送信する手段と、を備える。
  7. 管理装置は、更に、受信した第2の問い合わせ情報に対する回答を示す第2の回答情報を、仲介装置へ送信する手段を備える。
  8. 仲介装置は、更に、受信した第2の回答情報により示される回答を、予約対象に関連付けて予約対象データベースに記録する手段を備える。
(請求項1特許ポイント)
 本特許は、宿泊施設の部屋等が予約可能かどうかの問い合わせに関して、 旅行代理店等の各代理業者が管理するクライアントコンピュータ等の複数の照会用端末装置と、宿泊施設にて用いられるパーソナルコンピュータ、電話機、及びファクシミリ等の管理装置との間の通信を、サーバコンピュータ等の仲介装置が仲介して行おうというものである。
 システム全体としては、照会用端末装置(代理業者側)と管理装置(宿泊施設側)が、インターネット等の通信ネットワークを介して仲介装置に接続されている。
 まず照会用端末装置が、予約対象の予約可否の照会を要求すると、仲介装置は予約対象データベースから予約対象を抽出し、宿泊施設側の管理装置へ予約の可否を問いあわせる。
 実施例によると、宿泊施設側の管理装置は、パーソナルコンピュータ、電話機、及びファクシミリ等であり、仲介装置からの問い合わせ方法は、管理装置の形式に応じて電子メール、音声案内、及び文字情報等の様々な形式をとるようである。 また、管理装置から仲介装置への回答方法は、宿泊施設担当者が手作業で行うようである。
 そして、照会用端末装置から仲介装置を介して管理装置へ送信される問い合わせ情報に対する回答が、予約不可である場合には、問い合わせ元の照会用端末装置だけでなく、他の照会用端末装置へも照会結果情報を送信する。
 実施例によると、照会用端末装置データベースに記録されている他の複数の照会用端末装置に、送信するようである。 予約対象が予約不可であることを、他の照会用端末装置でも確認することができるので、 以降、他の照会用端末装置から当該予約対象に対する照会が不要となり、宿泊施設から予約不可という回答を数多くの問い合わせに対して行う必要が無くなるとのことである。
 さらに、予約不可を示す回答が予約対象全体の70%を超えるというような所定の条件を満足した場合、他の予約対象についても予約不可となっている可能性が高いという前提で、 予約不可を示す回答を送信してきていない管理装置に対しても予め問い合わせを行い、この第2の回答を、予約対象に関連付けて予約対象データベース記録する。 これにより事前に予約状況を把握して回答の即時性を向上させることが可能となる。
【請求項2】
 仲介装置は、予め確保されている予約対象の情報を記録する確保データベース持ち、 照会用端末装置から照会要求情報を受信した場合に、まず、確保データベースに、照会を要求された予約対象が確保されているか否かを判断し、確保されていると判断したときに、予約可を示す照会結果情報を、 照会用端末装置へ送信する、請求項1の予約可否照会システム。
 請求項2は、宿泊施設から予約の受付を委託されている場合のものである。
 明細書には、予約の受付を委託された予約対象を確保しておく即時応答型を併用することにより、 照会の即時性を高めることが可能であり、しかも委託する業者にとっては複数の代理業者に委託するのでは無いため、在庫量が少ない小規模な業者からでも委託することが可能で、在庫管理が極端に煩雑になることを防止することが可能であるとある。
【請求項3】独立項
 本特許の仲介装置。
【請求項4】独立項
 本特許の仲介装置のコンピュータプログラム。
【請求項5】独立項
 本特許の仲介装置のコンピュータプログラムを記録した記録媒体。
【実際の特許請求範囲】
【請求項1】補正部アンダーライン省略
予約対象の予約可否の照会を仲介する仲介装置を備える予約可否照会システムにおいて、
前記仲介装置に接続する複数の照会用端末装置、及び予約対象の予約状況の管理に用いられる管理装置を備え、
前記照会用端末装置は、
予約対象の予約可否の照会を要求する照会要求情報を、前記仲介装置へ送信する手段を備え、
前記仲介装置は、
複数の予約対象に関する情報を記録する予約対象データベースと、
受信した照会要求情報にて予約可否の照会を要求された予約対象の予約可否の問い合わせ先を、予約対象データベースから抽出する手段と、
受信した照会要求情報に基づいて予約可否を問い合わせる第1の問い合わせ情報を、予約対象データベースから抽出した問い合わせ先として示される前記管理装置へ送信する手段と
を備え、
前記管理装置は、
受信した第1の問い合わせ情報に対する回答を示す第1の回答情報を前記仲介装置へ送信する手段を備え、
前記仲介装置は、更に、
受信した第1の回答情報により示される回答を、 当該予約対象に関連付けて予約対象データベースに記録する手段と、
受信した第1の回答情報に基づく照会結果を示す照会結果情報を、照会要求情報の送信元である一の照会用端末装置へ送信する手段と、
受信した第1の回答情報が予約不可を示す場合に、他の照会用端末装置へ照会結果情報を送信する手段と
を備え、
更に、予約対象データベースに記録されている予約対象の中で、 予約不可を示す回答が関連付けられている予約対象が所定の割合を超過した場合に、
予約不可を示す回答が関連付けられていない予約対象の予約可否の問い合わせ先を予約対象データベースから抽出する手段と、
予約可否を問い合わせる第2の問い合わせ情報を、予約対象データベースから抽出した問い合わせ先として示される前記管理装置へ送信する手段と
を備え、
前記管理装置は、更に、
受信した第2の問い合わせ情報に対する回答を示す第2の回答情報を前記仲介装置へ送信する手段を備え、
前記仲介装置は、更に、
受信した第2の回答情報により示される回答を、 当該予約対象に関連付けて予約対象データベースに記録する手段を備える
ことを特徴とする予約可否照会システム。
【請求項2】
前記仲介装置は、
予め確保されている予約対象に関する情報を記録する確保データベースと、
前記照会用端末装置から照会要求情報を受信した場合に、確保データベースに基づいて、受信した照会要求情報にて照会を要求された予約対象が確保されているか否かを判断する手段と、
確保されていると判断したときに、予約可を示す照会結果情報を、照会要求情報の送信元である前記照会用端末装置へ送信する手段と
を備えることを特徴とする請求項1に記載の予約可否照会システム。
【請求項3】
予約対象の予約可否の照会を仲介する仲介装置において、
複数の予約対象に関する情報を記録する予約対象データベースと、
通信ネットワークを介して接続する複数の照会用端末装置の中の一の照会用端末装置から、予約対象の予約可否の照会を要求する照会要求情報を受信する手段と、
受信した照会要求情報にて予約可否の照会を要求された予約対象の予約可否の問い合わせ先を、予約対象データベースから抽出する手段と、
受信した照会要求情報に基づいて、予約対象の予約可否を問い合わせる第1の問い合わせ情報を、予約対象データベースから抽出した問い合わせ先として示される、 予約対象の予約状況の管理に用いられる管理装置へ送信する手段と、
送信した第1の問い合わせ情報に対する回答を示す第1の回答情報を、前記管理装置から受信する手段と、
受信した第1の回答情報により示される回答を、当該予約対象に関連付けて予約対象データベースに記録する手段と、
受信した第1の回答情報に基づく照会結果を示す照会結果情報を、 照会要求情報の送信元である一の照会用端末装置へ送信する手段と、
受信した第1の回答情報が予約不可を示す場合に、他の照会用端末装置へ照会結果情報を送信する手段と
を備え、
更に、予約対象データベースに記録されている予約対象の中で、予約不可を示す回答が関連付けられている予約対象が所定の割合を超過した場合に、
予約不可を示す回答が関連付けられていない予約対象の予約可否の問い合わせ先を予約対象データベースから抽出する手段と、
予約可否を問い合わせる第2の問い合わせ情報を、 予約対象データベースから抽出した問い合わせ先として示される前記管理装置へ送信する手段と、
送信した第2の問い合わせ情報に対する回答を示す第2の回答情報を、前記管理装置から受信する手段と、
受信した第2の回答情報により示される回答を、当該予約対象に関連付けて予約対象データベースに記録する手段と
を備えることを特徴とする仲介装置。
【請求項4】
予約対象の予約可否の照会を要求する複数の照会用端末装置及び予約対象の予約状況の管理に用いられる管理装置と通信ネットワークを介して接続するコンピュータに、 予約対象の予約可否の照会を仲介させるコンピュータプログラムにおいて、
コンピュータに、複数の照会用端末装置の中の一の照会用端末装置から、予約対象の予約可否の照会を要求する照会要求情報を受信した場合に、 受信した照会要求情報にて予約可否の照会を要求された予約対象の予約可否の問い合わせ先を、複数の予約対象に関する情報を記録する予約対象データベースから抽出する手順と、
コンピュータに、受信した照会要求情報に基づいて、予約対象の予約可否を問い合わせる第1の問い合わせ情報を、予約対象データベースから抽出した問い合わせ先として示される前記管理装置へ送信させる手順と、
コンピュータに、送信した第1の問い合わせ情報に対する回答を示す第1の回答情報を、前記管理装置から受信した場合に、受信した第1の回答情報により示される回答を、 当該予約対象に関連付けて予約対象データベースに記録させる手順と、
コンピュータに、受信した第1の回答情報に基づく照会結果を示す照会結果情報を、照会要求情報の送信元である一の照会用端末装置へ送信させる手順と、
コンピュータに、受信した第1の回答情報が予約不可を示すときに、他の照会用端末装置へ照会結果情報を送信させる手順と
を含み、
更に、予約対象データベースに記録されている予約対象の中で、 予約不可を示す回答が関連付けられている予約対象が所定の割合を超過した場合に、
コンピュータに、予約不可を示す回答が関連付けられていない予約対象の予約可否の問い合わせ先を予約対象データベースから抽出させる手順と、
コンピュータに、予約可否を問い合わせる第2の問い合わせ情報を、予約対象データベースから抽出した問い合わせ先として示される前記管理装置へ送信させる手順と、
コンピュータに、 送信した第2の問い合わせ情報に対する回答を示す第2の回答情報を、前記管理装置から受信した場合に、受信した第2の回答情報により示される回答を、当該予約対象に関連付けて予約対象データベースに記録させる手順と
を含むことを特徴とするコンピュータプログラム。
【請求項5】
予約対象の予約可否の照会を要求する複数の照会用端末装置及び予約対象の予約状況の管理に用いられる管理装置と通信ネットワークを介して接続するコンピュータに、 予約対象の予約可否の照会を仲介させるコンピュータプログラムを記録してある、コンピュータでの読み取りが可能な記録媒体において、
コンピュータに、複数の照会用端末装置の中の一の照会用端末装置から、 予約対象の予約可否の照会を要求する照会要求情報を受信した場合に、受信した照会要求情報にて予約可否の照会を要求された予約対象の予約可否の問い合わせ先を、複数の予約対象に関する情報を記録する予約対象データベースから抽出させる手順と、
コンピュータに、受信した照会要求情報に基づいて、予約対象の予約可否を問い合わせる第1の問い合わせ情報を、予約対象データベースから抽出した問い合わせ先として示される前記管理装置へ送信させる手順と、
コンピュータに、送信した第1の問い合わせ情報に対する回答を示す第1の回答情報を、前記管理装置から受信した場合に、受信した第1の回答情報により示される回答を、当該予約対象に関連付けて、 予約対象に関する情報を記録する予約対象データベースに記録させる手順と、
コンピュータに、受信した第1の回答情報に基づく照会結果を示す照会結果情報を、照会要求情報の送信元である一の照会用端末装置へ送信させる手順と、
コンピュータに、受信した第1の回答情報が予約不可を示すときに、他の照会用端末装置へ照会結果情報を送信させる手順と
を実行させ、
更に、予約対象データベースに記録されている予約対象の中で、 予約不可を示す回答が関連付けられている予約対象が所定の割合を超過した場合に、
コンピュータに、予約不可を示す回答が関連付けられていない予約対象の予約可否の問い合わせ先を予約対象データベースから抽出させる手順と、
コンピュータに、予約可否を問い合わせる第2の問い合わせ情報を、予約対象データベースから抽出した問い合わせ先として示される前記管理装置へ送信させる手順と、
コンピュータに、送信した第2の問い合わせ情報に対する回答を示す第2の回答情報を、 前記管理装置から受信した場合に、受信した第2の回答情報により示される回答を、当該予約対象に関連付けて予約対象データベースに記録させる手順と
を実行させるコンピュータプログラムを記録してあることを特徴とするコンピュータでの読み取りが可能な記録媒体。
【参考文献】
特開平8−30697 特開平11−328277

(引用文献:特許電子図書館公開公報)
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