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グッドライフクラブ特許検討・ポイント(メールマガジン発行第101号)

特許第3693944号(発明の名称:クーポン管理方法及びクーポン管理プログラム)

登 録 日: 平成17年7月1日 特許権者: 株式会社みずほ銀行
出 願 日: 平成13年9月26日 出願番号: 特願2001−294785
公開番号: 特開2003−108897 分  野: G06F 17/60
審査請求日: 平成14年9月30日 請求項数: 8  公報頁数:16
備   考:
【発明概要】
 金融機関の預金口座を利用して商品等を購入する利用者に対し、割引等の利益を提供するためのクーポンの管理に用いるクーポン管理方法、 及びクーポン管理プログラム。
【発明背景】
 従来、商品購入時に割引等のサービスを提供するクーポンを利用者に提供することにより、 販売促進活動が行われている。このクーポンを利用することにより、利用者に対して商品等の購入意欲を促すことができる。
 また、商品等の代金支払に対して、金融機関は多様な代金決済方法を提供している。この決済方法の中には利用者の預金口座を利用するものがあり、例えばデビットカードサービス(debit card service)が利用されている。このデビットカードサービスでは、 利用者のキャッシュカードを用いて代金決済を行ない、代金は販売時点で預金口座から引き落とされる。
 このサービスを利用することにより、利用者は金融機関のオンライン時間内であれば、通常携帯していることが多いキャッシュカードを用いて、預金口座残高範囲内で商品等を購入することができる。また、商店においても、 金融機関のオンライン時間内に確実かつ効率的に代金の回収ができ、現金のハンドリングコストを抑えることができる。
 しかし、商品購入時にクーポンが利用される場合、商店のレジカウンタがクーポンの処理を行なう必要がある。すなわち、クーポンが利用された場合の割引価格を算出し、それをPOS端末に入力する必要がある。この点は、 デビットカードサービスを利用する場合にも、同様な処理が必要であった。また、利用者は商品購入時にクーポンを、商店に提示する必要がある。このため、利用者は、代金決済を行なうための現金やカードとは別に、 利用するクーポンを携帯しなければならなかった。
 そこで、代金決済時のクーポンサービスを効率的に行なうことができるクーポン管理方法及びクーポン管理プログラムを提供する。
【請求項要素・ポイント】
【請求項1要素】
預金口座識別子とクーポンコードとを関連づけて記録したクーポンデータ記憶手段と、
代金決済を行なう加盟店の加盟店コードに関連付けて消費税の納税義務の有無を識別するための納税義務フラグを記録した加盟店データ記憶部と、
クーポンコードに関連付けてクーポンを利用した場合の割引に関する提供クーポンデータが記録されている提供クーポンデータ記憶部と、
クーポンの管理を行なう管理コンピュータとを用いて、利用者の代金決済時に利用するクーポンを管理する方法であって、以下の要素からなる。
  1. 管理コンピュータが、
    加盟店端末から、販売価格、利用者の預金口座識別子、加盟店コードを含めたデータを受信し、
  2. クーポンデータ記憶手段から、代金決済に用いられる利用者の預金口座識別子に関連づけられたクーポンコードを抽出し、
  3. 加盟店コードに基づいて、加盟店データ記憶部から納税義務フラグを抽出し、
  4. 納税義務フラグとして「納税義務なし」を抽出した場合、提供クーポンデータ記憶手段から割引額を抽出し、受信した販売価格から前記クーポンコードの割引を適用した引落金額を算出し、
  5. 納税義務フラグとして「納税義務あり」を抽出した場合、販売価格から消費税金額を差し引いた税抜き価格を算出し、この税抜き価格から前記クーポンについての割引を適用した税抜き割引代金額を算出し、この税抜き割引代金額に消費税額を加算して引落金額を算出する。
(請求項1特許ポイント)
 この特許は、 デビットカードシステムなどでの決済時に、利用者(預金者)により予め選択され記憶されているクーポンを、自動的に利用できるようにする、というものである。
 システム全体としては、バンキングシステム(図30)と代金決済を行なう商店の端末としての加盟店端末10が、決済ネットワークNを介して接続されている。 そして、バンキングシステム30には、クーポン管理システム(図20)が接続されている。
 クーポン管理システムには、クーポンに関するデータの処理を実行する管理コンピュータ(図21)がある。 そして、提供クーポンデータ記憶部(図22)、クーポンデータ記憶手段としての選択クーポンデータ記憶部(図23)、及び加盟店データ記憶部(図24)が、それぞれ管理コンピュータに接続されている。
 このシステムでは、利用者は予め自分が利用しようとするクーポンを選択しておくようだ。 選択方法は、バンキングシステムのATMなどを使用し行う。なお、利用者がクーポンを選択する端末としては、 ATMに限るものではなく、ネットバンキングでの利用者の端末その他でも可能であるようだ。
 利用者が選択できるクーポンは、提供クーポンデータ記憶部に記憶されており、利用者はこの中から、自分が利用しようとするクーポンを選択する。 選択されたクーポンは、利用者の預金口座識別子とクーポンコードとが関連づけられて、選択クーポンデータ記憶部に記憶される。
 利用者が本システムを利用し支払いをする時には、加盟店端末より、販売価格、利用者の預金口座識別子、加盟店コードを含めたデータが管理コンピュータに送信される。
 管理コンピュータは、選択クーポンデータ記憶部に利用者が選択したクーポンがあるかどうかを調べ、クーポンがある場合には、加盟店データ記憶部から、加盟店の消費税納税義務があるかどうかを調べる。 ここでいう加盟店の消費税納税義務とは、加盟店の売上(基準年)が1000万円以上であるかどうかということである。
 加盟店に納税義務が無い場合は、加盟店端末より送信されてきた金額からクーポンの割引金額を引く。
 加盟店に納税義務がある場合は、加盟店端末より送信されて金額から消費税相当分を引き、引いた金額からクーポンの割引金額を引く。 そして、その金額に相当分の消費税を上乗せするようにする。
 加盟店端末からは、消費税の納税義務がある場合は、消費税を上乗せした金額が管理コンピュータに送信されてくるようである。
【請求項1-4】
 請求項1の従属項で省略。
【請求項5】独立項
 本特許のクーポン管理プログラム。 管理コンピュータを動作させるプログラム。
【請求項6-8】
 請求項5の従属項で省略。
【実際の特許請求範囲】
【請求項1】補正部アンダーライン省略。
預金口座識別子とクーポンコードとを関連づけて記録したクーポンデータ記憶手段と、
代金決済を行なう加盟店の加盟店コードに関連付けて消費税の納税義務の有無を識別するための納税義務フラグを記録した加盟店データ記憶部と、
クーポンコードに関連付けてクーポンを利用した場合の割引に関する提供クーポンデータが記録されている提供クーポンデータ記憶部と、
クーポンの管理を行なう管理コンピュータとを用いて、 利用者の代金決済時に利用するクーポンを管理する方法であって、
前記管理コンピュータが、
加盟店端末から、販売価格、利用者の預金口座識別子、加盟店コードを含めたデータを受信し、
前記クーポンデータ記憶手段から、前記代金決済に用いられる前記利用者の預金口座識別子に関連づけられたクーポンコードを抽出し、
前記加盟店コードに基づいて、加盟店データ記憶部から納税義務フラグを抽出し、
前記納税義務フラグとして「納税義務なし」を抽出した場合、提供クーポンデータ記憶手段から割引額を抽出し、受信した販売価格から前記クーポンコードの割引を適用した引落金額を算出し、
前記納税義務フラグとして「納税義務あり」を抽出した場合、前記販売価格から消費税金額を差し引いた税抜き価格を算出し、この税抜き価格から前記クーポンについての割引を適用した税抜き割引代金額を算出し、 この税抜き割引代金額に消費税額を加算して引落金額を算出する段階を実行することを特徴とするクーポン管理方法。
【請求項2】
前記割引が割引額に関する場合は、前記税抜き価格から前記割引額を差し引いて税抜き割引代金額を算出することを特徴とする請求項1に記載のクーポン管理方法。
【請求項3】
前記割引が割引率に関する場合は、前記税抜き価格から、前記割引率に基づいて算出した割引額を差し引いた税抜き割引代金額を算出することを特徴とする請求項1に記載のクーポン管理方法。
【請求項4】
前記クーポン管理方法は、
前記管理コンピュータが、クーポンが利用された場合には、決済完了通知とともにクーポン利用情報を、前記代金決済を行なう商店の端末に送信する段階を、 さらに実行することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のクーポン管理方法。
【請求項5】
預金口座識別子とクーポンコードとを関連づけて記録したクーポンデータ記憶手段と、
代金決済を行なう加盟店の加盟店コードに関連付けて消費税の納税義務の有無を識別するための納税義務フラグを記録した加盟店データ記憶部と、
クーポンコードに関連付けてクーポンを利用した場合 の割引に関する提供クーポンデータが記録されている提供クーポンデータ記憶部と、
クーポンの管理を行なう管理コンピュータとを用いて、利用者の代金決済時に利用するクーポンを管理するプログラムであって、
前記管理コンピュータを、
加盟店端末から、販売価格、利用者の預金口座識別子、加盟店コードを含めたデータを受信し、
前記クーポンデータ記憶手段から、前記代金決済に用いられる前記利用者 の預金口座識別子に関連づけられたクーポンコードを抽出し、
前記加盟店コードに基づいて、加盟店データ記憶部から納税義務フラグを抽出し、
前記納税義務フラグとして「納税義務なし」を抽出した場合、 提供クーポンデータ記憶手段から割引額を抽出し、受信した販売価格から前記クーポンコードの割引を適用した引落金額を算出し、
前記納税義務フラグとして「納税義務あり」を抽出した場合、 前記販売価格から消費税金額を差し引いた税抜き価格を算出し、この税抜き価格から前記クーポンについての割引を適用した税抜き割引代金額を算出し、この税抜き割引代金額に消費税額を加算して引落金額 を算出する手段として機能させるためのクーポン管理プログラム。
【請求項6】
前記割引が割引額に関する場合は、前記税抜き価格から前記割引額を差し引いて税抜き割引代金額を算出することを特徴 とする請求項5に記載のクーポン管理プログラム。
【請求項7】
前記割引が割引率に関する場合は、前記税抜き価格から、前記割引率に基づいて算出した割引額を差し引いた税抜き割引代金額を算出する ことを特徴とする請求項5に記載のクーポン管理プログラム。
【請求項8】
前記クーポン管理プログラムは、
前記管理コンピュータを、クーポンが利用された場合には、決済完了通知とともにクーポン利用情報を、 前記代金決済を行なう商店の端末に送信する手段として、さらに機能させることを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項に記載のクーポン管理プログラム。
【参考文献】
特開2001−243407 特開2000−353280 特開2000−149146 国際公開第99/031602 特開2001−236573 特開平08−180262

(引用文献:特許電子図書館公開公報)
グッドライフクラブ 大阪市天王寺大道2-1-22 (06)6771-4010

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