煙草を止めるのは簡単だ!の会

嫌煙権について

近頃ではあまり耳にしなくなった嫌煙権。これは煙草を吸わない人が、煙草の煙をいやがる権利、つまり 「あんたオレの前では煙草を止めなさい」と言うことができる権利のことです。一時はテレビ討論なども ありどこいらじゅうで耳にし目にしましたが、今では忘れ去られたというか、当たり前になったのか、あまり お目にかかる機会がなくなりました。自身、煙草を吸っていた時と 煙草を止めた今とで、煙草に関してどのように考え方の変化があったか見ていきます。

「何年か前では考えられないほど、禁煙場所が増えましたね」

「そうやな。法律に触れんもんで、お金出して買うてやな、肩身を狭くして皆に嫌われながら使わなあかん 商品ゆうたら、煙草ぐらいのもんちゃうか。お金まで払って煙草を吸う人間には、まあかわいそうなこっちゃな。 彼らとしては、オレらは税金を払っとるんやで、という意識があるかもしれんけどな。まあ今の社会通念 が煙草を吸わないという方向へ向かっとるからしゃないわな。それにや、ようは知らんけど、やはり 煙草を吸う人間の人数もへっとるんちゃうか。だんだんと勢力が衰えとるわけやな」

「ところで、煙草を吸わない人が、煙草を止めろという権利、つまり嫌煙権というのは存在するんで しょうかね」

「これは確かにあると思うで。法律ではどうなってるんか、よう知らんけどやな。オレは煙草吸ってる ときから、ある思てたで。人間は自分達の立場からでものを考えがちやけどな、これは例えて 言えばや、安眠妨害みたいなもんちゃうか」

「安眠妨害ですか。どういうことですか」

「つまりやな、人に迷惑をかけてまで、自分達が楽しむ権利があるのかちゅうことや。例えば今あっちこっち で問題になっとる花火や。今は煙草は深夜買われへんようになったけど、花火は24時間開いとる 店でいつでも買えるやろ。それで、一晩中どんぱちやっとるわけや。花火やっとる連中にしてみたら、 ちゃんとやな公園などの広場で火事に気をつけながら、楽しんどるだけや言うやろ。 しかしその付近の住民にとっては たまったもんちゃうわな。ここでや、住民がうるさいから花火やめろ、という権利があるんやったら、 煙たいから煙草止めろいう権利もあるやろ。もし、花火を止めろ言う権利がないんやったら、 煙草を止めろ言う権利もないやろな。煙草を吸う権利はあるやろけど、嫌煙権なんぞないと思っている者は、 一晩中の花火に関してもじっと我慢せなあかんちゅうことや。何でやゆうたら、花火をする連中に は、人がどう思おうが花火をする権利があるし、まわりの連中には、強いていうなら権音権なぞないんやから。 まあ、この例えはちょっと飛躍しすぎかもしれんが、嫌煙権ちゅうのはあると思うな。 オレ別に法律の専門家やないからよう分からんけど、そう思うな」

「確かに煙草止めてからしばらくたつと、他人の煙草の煙が気になりますね」

「そうやろ。オレも煙草止めてから、他人の煙草の煙がけむとうなってきだしたな。街でも、歩いてる 時にやな、前やすぐそばで煙草吸ってる連中がおると、煙とうなってくるで。やめてくれ言いとうなるわな」

「そうですね。煙たいですよね」

「あれ、煙草吸ってる時には分からんかったな。煙草吸わん人間にとっては、本当にええ迷惑やでな。 オレも煙草吸ってる時には、そない迷惑をかけてるつもりななかったし、正直言うてやな、そんな神経質 になることもないやろと、逆に思てたな。人間言うのはおかしなもんやな。自分でやるのは 平気やけど、他人がやると腹が立つことがようさんあるようやな。オレらも多分、知らん間に他人 に迷惑かけとることがぎょうさんあるんかも知れんな。まあ、迷惑かけてることが分からん方も、 かけられていると思う方も、それぞれ自分の立場からそう思うんやろけどな」

「煙草に関しては、まわりにいる人間の方が健康に悪いということをよく聞きますね」

「うん。だけどな、それはちょっとおかしいと思うで。別に煙草吸う人間のかたを持つつもりもないし、 煙草と健康との因果関係はよう分からんが、まわりの人間も多少は煙を吸うのは事実やと思う。 しかしやな、よく聞く話がやで、煙草の吸う側からの煙よりも、火を付けている側から出る煙の方が健康 に悪く、まわりにいる人間は火が付いている側からの悪い方の煙を吸ってしまう、 だから煙草を吸っている人間よりも、まわりにいる人間の方が健康を害する、ちゅうやつやろ。 どっかおかしないか」

「どこがですか」

「つまり、こういうことや。煙草の吸う側と、火の付いとる側の両側から煙が出てるのは事実やし、 これはよう分からんが、火の付いとる側からの煙の方が健康に悪いのかも知れん。だけどや さっきの話のおかしなところはやで、火の付いとる側からの煙をやな、煙草を吸っとる人間よりも、 まわりにいる人間の方が多く吸ってしまう、と決めつけとるところやで。ここの部分が必ずそうであると 言えんことにはやな、煙草の害は、煙草を吸っている者より、そのまわりにいる人間の方が大きい、とは 言えんで。誰が言い出したか知らんが、けったいな言葉が広まっとるなと思うで」

「なるほど」

「オレが思うにやな。火の付いている煙草の一番近くにいる人間は、吸っとるヤツやで。火の付いてる側は 吸っとるヤツの向こう側にあるから、いかにもまわりの連中だけがその煙を吸い、吸っとるヤツは吸わない ような絵柄やけどな、オレの経験からすると吸っとるヤツも、火の付いてる側からの煙を吸っとるで。 それとさっきも言ったように一番煙草の近くにおるんやで。多分、一番吸っとるんとちゃうか。つまり 煙草を吸っとるヤツは、どちら側からの煙も一番多く吸っとるということやで。まあ、実験してみた わけではないので、全てそうやとはよう言わんけどな。しかし、普通に考えてみたら、そうちゃうか。 それより、本当に火が付いとる側からの煙の方が悪いんかな。オレはよう知らんけど。悪いとした らどう悪いんやろな」

「何やら、火の付いている側からの煙の方が、発ガン物質が多く含まれているそうですよ」

「そら、物騒な話やな。それが本当やったら、煙草吸って ない連中は怒るわな。発ガン物質を含んどるような物騒な煙をやな、煙たいうえに、別に自分の意志ではのうて 吸わされてる思たら、腹もたつわな。まあ、よう分からんけど、 いくら発ガン物質を含んでいる煙としても、実際はそない神経質になることもないんちゃうか、とも思うけどな」

「なるほどね。やはり嫌煙権はありますね」

「そらあるで。ものにもよるやろうけと、たかだか個人の嗜好に関することぐらいのことやったら、 嫌なことを嫌という権利は持っとるんちゃうか。しかもや、社会全体が禁煙に向かっとるんやから、 嫌煙権は益々強化されてきとるわけやし、これからも強くなっていくやろ。 ストレス解消だと言って煙草を吸ってる連中がやな、外では皆の目を気にせなあかんようになって、 煙草を吸うこと自体がストレスになってしまうちゅう、奇妙なことになってしまうで。 人に嫌な顔されながら、煙草吸うとってもおいしないやろ。はよ、煙草なんぞ止めてしまうこっちゃで」


煙草を止めるのは簡単だ!の会トップへ戻る

グッドライフクラブのページ
特許・実用新案等の知的財産権を検討しているページです。

知的財産権/知財-特許・実用新案検討