新潟県中越地震からの復興を願って

平成１６年１０月２３日午後５時５６分。
突然、大きな揺れが新潟県の中央部を襲いました。
その名は、新潟県中越地震。
この地震により、新潟県では中越地方の各地で地割れや山崩れ・崖崩れ、地辷りなどの災害が各地で発生し
多くの家屋も損壊、そして電気、水道、ガスなどのライフラインや道路、鉄道などの陸路もズタズタになってしまいました。

新幹線が開業して以来初めてという上越新幹線「とき３２５号」の脱線は、私たちに大きな衝撃を与えました。
けが人こそ出なかったものの、上越新幹線は震源地近くで鉄路が大きなダメージを負い、約２ヶ月もの間不通となりました。
そして、大きなダメージを負ったのは新幹線のみならず在来線も同じことで、１２月２７日に全線で運転を再開しましたが、
上越線　小出～宮内間や飯山線　十日町～越後川口間ではいまだ運休の列車があり、完全復旧にはまだ時間を要する状況です。

（なお、上記路線とともに長期間不通だった只見線　只見～小出間は１１月２０日、信越線　柏崎～長岡間は１１月２９日に運転を再開しています。）

今回の地震で犠牲となった方々には、ここに謹んで哀悼の意を表します。
また、地震によって被災した地域が、今後着実に復興を成し遂げていくことを祈っています。

そして、不通だった区間で地震前までに撮り貯めていた鉄道のある風景の写真を、拙作ですがここに収め、今後これらの鉄道が完全なる復旧を成し遂げることを切に願っています。