記憶の彼方へ・・・特急白鳥


大阪と青森の間、日本海縦貫線を結んでいた「特急白鳥」。
1000km以上もの距離をひたすらに走る稀有の列車でしたが、2001年3月に廃止となりました。
ここでは、廃止直前の2001年冬に海沿いを走る姿などを撮影した写真をご覧いただきます。
特急白鳥 その1 廃止される数年前からは、「ボンネット型」と呼ばれる先頭車に国鉄時代からの塗色の編成で走ることが多く、鉄道マニアの間では人気がありました。現在もこの形の先頭車はJR西日本管内に残ってはいるのですが、最近急激に数を減らしており、いずれ見られなくなるのも時間の問題なのかもしれません・・・。


JR信越線 青海川〜鯨波 2001/2/5
特急白鳥 その2 こちらの先頭車は「非貫通型」と呼ばれ、ボンネット型よりは若く、スマートな感じが個人的には好みであるのですが・・・現在、「特急白鳥」は八戸〜函館間を結ぶ特急として走っており、写真のような姿も稀に見られるようですが、やはり「白鳥」という名は日本海縦貫線を結ぶ特急にこそふさわしい、と個人的に思うのです。


JR信越線 北長岡〜押切 2001/2/4
特急白鳥 その3 うっすらですが雪が積もっていて、雪国らしい雰囲気を少しは感じられるでしょうか。冬にしては割と穏やかな日本海を背景に、青森から一路大阪に向け、西へ向かっている特急白鳥です。


JR信越線 鯨波〜青海川 2001/1/7
特急白鳥 その4 海沿いに走っているところを、高台から見下ろして撮りました。が、せめてもう少し雪が積もり、一面が白くなっていたらくれていたら、もっと冬らしい写真になっていたかもしれません。最近の暖冬少雪傾向ではなかなか難しいのですが・・・・


JR信越線 笠島〜青海川 2001/1/7
海沿いの線路をひた走る「特急白鳥」。連結器周りに付着している雪が、北国の鉄路での過酷な戦いの形跡を表しています。


JR信越線 鯨波〜青海川 2001/2/17
雪化粧、そして白波たつ荒海。ここの中では冬らしさが一番表現できている写真かなと・・・十年ほど前にあるドラマの舞台にもなった海に一番近い駅を見下ろせる場所で撮りました。そして、この日から2週間後、「特急白鳥」は越後路から姿を消しました。


JR信越線 青海川駅 2001/2/17

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