◆七輿山古墳(国指定) この古墳は、周辺の地形を利用して造られた三段築成の前方後円墳です。
大きさは全長146m、後円部径87m、前方部幅106m、高さ16mです。 四回にわたる範囲確認調査で、墳丘の周りに内堀・中堤帯・外堀・外堤帯・埴輪列が明らかになりました。また、前方部前面にはコの字状に三重目の溝が巡っています。 |
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出土遺物は円筒埴輪、朝顔形埴輪のほか人物・馬・盾などの形象埴輪があります。
特に、円筒埴輪は七条の凸帯を有し、径50cm、高さ1.1mの大型品です。
古墳の埋葬施設は不明ですが、出土遺物から六世紀前半に造られたものと考えられます。
−現地案内板より− |