◆観音塚古墳(国史跡指定)
この古墳は、後円部を東に置く、前方後円墳で二段築成になっています。
石室は、巨石積みの両袖型の横穴式で、奥壁からかけわたされた天井石の巨大さは県内では珍しいものです。
特徴
一、巨石巨室の前方後円墳として、最終時期にあたり、大和石舞台古墳と対比できます。 一、副葬品は、綿貫観音山古墳(高崎市綿貫町)、金鈴塚古墳(千葉県木更津市)と対比できるとともに、仏教文化のうかがえる遺物としても貴重です。
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一、上野国を支える有力豪族の墳墓であり、文化水準の高いことを良く示しています。
古墳のつくられた時期
この古墳の築造年代は、榛名山二ツ岳爆裂以降(七世紀初頭)、大化の改新以前(645年)で、七世紀前半頃と推定されています。
−現地案内板より−
墳丘全長、95m(現状)
石室全長、15.3m |