死の川を甦らせた湖
所 在 地 :吾妻郡草津町草津
止水設備名:品木ダム
湖面の面積:0.12平方q(2.55D)
有効貯水量:1,273千立方米
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草津温泉が流入する湯川や白根系の河川は強酸性のため、これが流れ込む吾妻川を含めて、動植物が生息できない死の川とされていました。その川を生物の棲める川に甦らせたのが面積12f、標高約910mの上州湯の湖です。
白根系河川の水質を改善するため、昭和39年、湯川の途中に中和工場を造くり、その緩衝池として設けられたものです。中和の方法は、工場から24時間石灰ミルクを投入し、湖に流れ入むまでに徐々に中和される仕組みになっています。
ダムは重力式コンクリートで、中和した水は農業用水と発電に使われ、中和費用はこれらの受益者負担になっていると言います。
湖畔には、設置目的により公園などの親水要素は有りませんが、季節により新緑や紅葉が楽しめます。
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