■ 群馬のミュージャム ■

徳富蘆花記念文学館

温泉旅情そそる文学館


  所在地:群馬県渋川市伊香保町614−8
  料 金:350円
  休館日:無休
     (但し12月25日〜29日休館)
 開館時間:午前8時30〜午後5時
     (但し7月〜9月 午後6時まで)
      (12月〜2月 午後4時まで)
    пF0279-72-2237

      公式ページ


外観



移築された蘆花使用の旅館の離れ



喫茶コーナー

 伊香保町(当時)が、伊香保温泉を愛した明治の文豪徳富蘆花の功績を讃えて平成元年に創設したもの。
 蘆花は明治元年に熊本県水俣に生まれました。兄蘇峰がジャーナリストとして成功するかたわら、これを助けて外国文の翻訳や評論に従事、後に詩作・小説を発表して文豪に名を連ねる様になりました。
 代表作の小説「不如帰」(ほととぎす)は、日清戦争の時代に、封建的家族制度の中で翻弄される夫婦(武男と浪子)の物語で、書出しが伊香保温泉の一室から始まってます。蘆花自身も伊香保温泉をこよなく愛し、東京世田谷の粕谷から何度となく長逗留に来ていました。
 文学館内には、蘆花の遺品・詩歌・絵画・文学作品・時代背景資料などが幅広く展示され、館外には蘆花が使った旅館の離れが移築されています。
 館は道路脇にも関わらず静かなたたずまいで、温泉旅情をそそるものになっています。


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