今年もあとわずかとなりました。大震災をはじめ、つらいことの多い1年でした。
この危機を力を合わせてのりこえ、新しい日本をつくっていくために、もっともっとがんばる決意です。
来年もよろしくお願いいたします。
今号より、12月14日に行った一般質問の内容を紹介していきます。
「車がなければ、どこにも行けない」という声をよく聞きます。
町内には、路線バスの通っていない地域が多くなっています。
例えば、船津、小立、勝山地区の南部には、路線バスがほとんど通っていません。
船津南部(七軒町)に住むある方は、「駅からのバスがなく、自宅に帰るのに駅から歩いて30~40分以上かかる。
自分だけならいいが、お年寄りなどは大変だ」といいます。
上九一色地区においては、日赤病院や健康プラザへの町営バスが運行されていますが、本数が少ないため、もっと使いやすくしてほしい、という声があります。
また、当町は、日赤病院や役場、駅などが点在しており、それらを結ぶ巡回バスがあると、大変便利なのではないでしょうか。
富士吉田市では、全区間100円で利用できる循環バスが運行されています。
富士山駅を起点とし、団地や公園、郵便局、病院、学校などを結ぶバスが一日2~4往復運行しています。
これは、市がバス会社に委託して実施しているそうです。
そこでお聞きします。町の財政負担で、病院、役場などの公共施設、駅、商店街などを結ぶ巡回バスを実施してはいかがですか。
健康科学大学の学生が利用するバスに、一般の住民も乗れるようにすることも、1つの方法かと思います。
答弁で政策局長は、「現在、路線バスが運行していないのは、船津・小立・勝山地区南部と富士ヶ嶺地区です。
今後、健康科学大学とも協議しながら、将来的にはデマンドバスの実施も視野に入れ、検討していきます」という内容を述べました。
また、これに先立ち、政策局長は、佐藤議員の質問への答弁で、「来年1月より、上九一色地区から日赤病院への町営バスを現在の1週間5往復から、8往復に増やす」と述べました。
これはうれしいことです。
私は再質問のなかで、今回の町の対応を、一歩前進と評価しつつ、富士ヶ嶺地区などでは、バス乗り場に行くまでの交通手段の問題が残されており、さらなる対策を求めました。
こうしたバスの問題は、日本共産党富士河口湖町委員会でも、毎年の町への予算要望、今年11月の町長選のときの両候補への要望書などで、何度も町に対策を求めてきました。
誰もが行きたい場所に行ける、住みやすい町にしていくため、今後もこの問題に取り組んでいきたいと思います。
「浜岡原発の永久停止を求める意見書の提出を求める請願」が、21日の町議会本会議最終日に採択されました。
賛成14、反対3でした。くわしくは、次号以降でお伝えします。
∞------∞------∞------∞------∞------∞------∞------∞------∞------∞------∞
雇用、中小企業の資金繰り、医療・福祉の困りごと、生活保護、教育、子育て支援、農業など…1人で悩まず、ご相談ください。
連絡先は次のとおりです。
山下利夫 TEL・FAX 0555-72-3574