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こんにちは山下です

山下としおニュース65号
2013年6月30日



大石公園から見た富士山と河口湖大石公園から見た富士山と河口湖

富士山が世界文化遺産に登録されました。
まずはうれしく思います。
しかし、景観保全や入山規制をどのように行っていくかなど、課題は山積みです。
関係者、住民のみなさんと協力し、いっそう魅力的で美しい町をめざし、さまざまな貴重な資源を後世に引き継いでいくため、がんばりたいと思います。


当事者の長年の運動により実現した制度
何度でも継続を県に求めるべき

重度心身障害者医療費窓口無料制度の廃止のための予算に反対

6月11日から19日まで6月議会が開かれました。
この議会で、重大な予算が町より提案されました。
それは、県が決めた重度心身障害者医療費窓口無料制度の廃止のためのシステム改修負担金26万4千円です。
私は、以下のような内容で、反対討論を行いました。
予算は私以外全員の賛成により、可決されましたが、制度の継続を求め、町民のみなさんとともに、運動を続けたいと思います。


◇反対討論要旨

重度心身障害者医療費助成制度の窓口無料化は、心臓の障害をかかえた方、透析の方、身体や精神などに障害をお持ちの方など、当事者や家族の方による長年の運動により平成20年に実現した全国に誇れるすすんだ制度です。
昨年12月議会の私の一般質問への福祉推進課長の答弁によれば、当町における、平成23年度の受給者数は702人、年間の医療費支給件数は、1万6923件となっています。
現在は、医療を窓口負担なく安心して受けられますが、県は、来年11月から、いったん窓口で負担して、あとから自動還付する方式に変えようとしています。

こうした動きに対し、一昨年夏には、「窓口無料を継続させる会」がつくられ、県内で短期間に2万4千人もの署名が集まり、県に提出されました。
重度障害者の7割は、所得がゼロです。働くことが困難で、少ない年金だけで生活している方も少なくありません。
ある町内の方は、「俺は病気をたくさんかかえていて、いつ倒れてもおかしくない。だから仕事もやめざるをえなかった。薬もたくさん飲んでいて、これを飲まないと生きていけない。年金も少なくぎりぎりの生活。医療費の心配がないのは助かっている」とおっしゃっていました。
重度障害者の多くは、定期的、継続的に受診をしています。窓口無料が廃止され、いったん負担しなければならなくなれば、受診をあきらめるしかない方が増えてしまうことが心配されます。
自動還付されると言っても、還付されるのは3ヶ月後です。また、貸付制度をつくるといいますが、受診する2週間前に役場に申請しなければならず、急な受診のときなどは間に合いません。

県は、窓口無料の廃止を国からのペナルティを理由にしています。
ペナルティとは、県や市町村が独自で窓口無料を行った場合、国民健康保険の国の負担が減らされ、県や市町村が負担する、というものです。
当町も平成23年度、1341万円負担しています。
しかしこのようなペナルティを課すこと自体が誤りです。
12月議会の答弁では、福祉推進課長も町長も、県に対し、ペナルティの撤回、窓口無料の継続を要望していく、と述べられました。
にも関わらず、廃止の予算が計上されたことは残念でなりません。
県に対し、何度でも、窓口無料の継続を働きかけるべきであり、今回の廃止のための予算は可決すべきでない、と考えます。以上で討論を終わります。


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