9月11日の議会本会議で、勝山地区公民館の土地購入費4,098万円を含む補正予算が町より提案されました。(そのうち約1000万円は勝山財産区負担。また、合併特例債を活用)
これは、新たに勝山地区公民館を建設する事業のための土地を購入するための予算です。
場所は勝山老人福祉センターに隣接する土地で、面積は約1,255平方メートル(380坪)です。
しかし、この土地購入費は、当初の計画にはありませんでした。
なぜなら、現在の老朽化した勝山老人福祉センターを解体して、その跡地に建設する計画だったからです。
私は、この補正予算の質疑のなかで、「当初の計画にはなかったが、なぜ土地を購入することになったのか」と聞きました。
生涯学習課長は「いまの老人福祉センターは道路から奥まったところにあり、駐車場もない」と答弁しました。
しかし、この購入する土地は、現在、町学校教育課が駐車場として借りている土地です。
公民館駐車場として借りることもできるのではないでしょうか。また、奥まっていると言っても、決して不便な場所ではありません。
S議員の質問への答弁では「借地料は年間11万4,000円」ということです。100年借りても、土地購入費よりはるかに安い額です。
この点で、N議員が「まずは借地として進めてはいかがか」と質問。
町長は「建設検討委員会で土地購入の意見が出され、地主が売却の意向だったため」と答弁しました。
公民館建設費用は6000万程度が見込まれており、土地購入費と合わせると1億円を超える予算(財産区負担含む)になります。
無理して土地を購入する必要性があるでしょうか。
この事業の進め方にも問題があります。
地区住民のなかには、公民館建設の必要性を感じない、などの意見もあります。
S議員は「公民館建設に反対の意見もあるのに、地域住民に対して十分な説明が行われていない。
具体的に住民説明を行う方法はあるのか」と質問。
生涯学習課長は「平成6年ぐらいから、葬祭場、体育館の建設など地区より繰り返し出された要望を反映してきた」と答弁。
町長は「財産区管理会長、地域審議会委員、区長、議員など、勝山地区の要職にある方で構成する建設検討委員会で十分に検討してきた」と答弁しました。
しかし、建設検討委員会は20人ほどのメンバーです。そこで検討して十分ということにはなりません。
いままで地区住民への説明は、1月の区長・自治会長会議、住民アンケート、5月の主要事業説明会などで行われています。
そのなかで、反対意見も出されており、ていねいな住民説明が求められます。少なくとも、地区住民への説明会を行うべきです。
以上の審議ののち、私は「説明も不十分なまま事業を進めるべきでない。勝山老人福祉センター跡地に建設する当初の計画に戻すことも含めて検討を」と反対討論を行いました。
しかし、採決の結果、反対3、賛成13で可決されました。
∞------∞------∞------∞------∞------∞------∞------∞------∞------∞------∞
11月1日から3日まで開かれた赤旗まつりにご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。
赤旗まつりのなかで、衆議院選挙比例代表候補(第1次)が発表されました。
∞------∞------∞------∞------∞------∞------∞------∞------∞------∞------∞
雇用、中小企業の資金繰り、医療・福祉の困りごと、生活保護、教育、子育て支援、農業など…1人で悩まず、ご相談ください。
連絡先は次のとおりです。
山下利夫 TEL・FAX 0555-72-3574