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週刊 富士河口湖 22号 2009年 8月 1日


報道された健康科学大学の

使途不明金問題について


資金があると偽って大学設立を申請?

小立地区にあり、町内唯一の大学である「健康科学大学」の使途不明金の問題について、昨年秋から今年にかけて、新聞報道されました。

これはどういう問題なのでしょうか。新聞報道によれば、大学を経営している学校法人「第一藍野学院」(以下、学院)が、2002年に文部科学省に大学設立の認可申請をした際、認可に必要な資金50億円の一部を寄付金と見せかけた借入金でまかなっていた疑いがある、ということです。  文科省の認可基準では、設立資金の中に借入金を含むことは禁止されています。もしこの疑いが事実ならば、経営者の「第一藍野学院」は、大学をつくる資金が足りないのに、あると偽って申請を行ったことになります。 学院は文科省の指導のもと、弁護士や会計士を含む調査委員会をつくり、今年4月、文科省に調査報告書を提出しました。

また、学長は学内で説明会を開き、おわびと調査の経過などを述べたそうです。


「大学存続の危機。町の対策は」


六月議会でも取り上げられる

六月議会の代表質問でもこの問題が大きく取り上げられました。その中で、いまの4年生の287人に対し、今年の新入生が181人に減っており、このままでは大学存続の危機だということ、町への経済効果も高い大学を存続させるために補助金の増額などの対策をとること、などの質問がありました。 町長は、いまこの問題について、学院側と文科省で議論・調査しており、町としてはその結論を待って対応を決めると述べました。


この問題について、日本共産党町委員会はこう考えます

    

①教育・生活条件の確保と大学の存続が、問題解決の大前提


この問題での一番の被害者であり、同時に大学を存続させ、学び・生活が保障されることを一番願っているのは、在学している学生、これから入学を希望する方、保護者、教職員のみなさんです。 町広報や宿舎組合が公表されたお知らせでも紹介されたように、この大学で一生懸命学び、充実した学生生活を送った卒業生のみなさんは、福祉の分野を中心に、社会で大活躍されています。 また大学の存在は、様々な面で町を活性化させる役割を果たしています。その存続は、町民にとっての切実な願いでもあります。 困難も大きいと思いますが、学生や教職員のみなさんの教育・生活条件を確保し、大学を存続していくことがこの問題の解決の大前提であることは論を待ちません。 そのために、町や町民のみなさん、大学関係者のみなさんが力をあわせていくことが大事だと思います。党町委員会も力を尽くします。


②真相の究明が必要


 町は、大学の設置に必要な費用、学生アパート設置にかかる資金などについて、大学設置以来毎年、補助金を出しています。たとえば2005年度決算では、大学設立補助5000万円、図書購入費2000万円など合計約8600万円を負担しています。今年度の予算でも2760万円を計上しています。 そして、学生や保護者のみなさんは、年間105~160万の学費を負担しています。  これらのお金が適切に使われているのか、その真相究明がもとめられています。

 学院は、文科省の指導のもと行っている調査の過程と結果を学生、教職員、町民などに示してほしいと思います。町も、そのことをきちんと学院にもとめるべきだと思います。


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「自公政権への審判を」「新しい日本をめざして」

甲府で日本共産党の志位委員長が街頭演説


志位委員長甲府で街頭演説

 7月27日、志位和夫委員長をむかえ甲府駅にて街頭演説が行われました。1100人が志位さんの演説に聞き入りました。  志位さんは、まず「今度の総選挙で自公政権への審判をくだしましょう」と強く訴えました。 また今度の選挙は、自公政治を終わらせたあと、それに代わる新しい政治の進路を選ぶ選挙でもあると述べ、国民のくらしと権利を守る「ルールある経済社会」をつくることなど、日本共産党がめざす改革の中身について語りました。 また民主党政権ができた場合には、国民の要求実現のため積極的に提言を行い、一致点では協力し政治を前に進める役割を果たすとともに、消費税増税など国民を苦しめる動きにはそれを許さない「防波堤」の役割を果たす、と述べました。 最後に志位さんは、「企業・団体献金を受け取らない日本共産党が伸びることが、自民党政治に代わる新しい政治、『国民が主人公』の日本に踏み出す一番の力です。比例代表は日本共産党へ。」と訴えました。 はたの君枝元参議院議員、えんどう昭子山梨県委員も話しました。


「志位さんの話に納得」「高齢者の医療費無料をぜひ」

参加者の感想より


外交でオバマさんの話がよくわかり「世界がかわっている」と実感できた。

高齢者の医療費無料はよいことだ。ぜひ実現してほしい。

はたのさんの訴えは力強く、大企業・政府にモノをいう力が志位さんに加えて2倍になる。2議席とってほしい。

いつもより短い感じだったが、内容は豊富でわかりやすかった。コメの値段が水より安いこと、アメリカでも税の見直しがすすんでいることには驚いた。日本はまったく逆だ。

駅前のお店屋さんご夫婦

普段駅前に人が少ないのでたくさん集まってよかった。民主党も公明党も自民党もやったけど共産党が一番集まっていた。志位さんの話は納得でき、引き込まれた。「良いことは積極的に協力する」って言ってたのはすごい。自民党は民主の悪口ばかり。医療費の話もビックリした。