少佐の思想・信条
この部屋は、ちょっと固い内容が多いので、思想に興味がない人はすっとばしてください。
 さて、先に書きましたとおり、私の思想の根本はすべて「軍」から始まっています。と言うより"兵器"が好きではまってしまったものであります。
 兵器は、戦時に於いてはそれは恐ろしい破壊をもたらすものです。しかし平時に於いては、すばらしい芸術品です。まさに国家が威信をかけて創り出す芸術品なのです。
 設計者も心得ておりまして、機能のみならずいかに美しく見せるかにも心血を注ぎました。
 
 私は、街宣車で大きな音を立てながら徘徊する右翼団体が嫌いです。
 そういう主張の方法もあるのでしょうが、まずは威圧よりも理論で圧倒し、しかる後に威圧を用いるというのが私の感覚です。
 和歌の詠み方も知らない右翼など、大したものではありません。戦前の右翼の人々は、皆よく和歌を詠み、歴史を学び、外国に惑わされずに自分の主張をしていました。
 右翼的主張をしたければ、自分の国の歴史を修め、戦前から流れる日本人の感覚を取り戻し、人が納得する理論を吐くべきであります。
国外からの圧力
 近年の日本人は、外国からの圧力に平気で屈するようになりました。まずは支那です。自国のことばかりか、戦後のふがいない日本が謝ることしか知らないのを見たとたん、内政に干渉するようになりました。
 そのもっともな例が靖国神社の参拝問題です。これは日本の首相が行う公務なわけですから、これを中止するように圧力をかけるというのはすでに内政干渉です。どこの国の元首も戦争で亡くなった人々を弔うと言うことをしています。これは同じ敗戦国のドイツでもそうです。
 まして我が国には、亡くなれば皆神となるという思想があります。すでに死者に対する考え方がちがう民族が文句を言っても、所詮は理解できないものを排除してるようにしか映りません。
 戦乱を繰り返してきた欧米や支那の人間には、我々の和を基調とする思考が理解できないのでしょう。先の戦役も、度重なる欧米白人主義からの圧力をはねのけるために起こったものでした。やむを得ない戦役だったのです。
 支那では、唾を吐きかけたりするためにわざわざ東條元首相の銅像を建てて、「どうぞ唾を吐きかけてください」と書いたホテルもあるそうです。

 外圧でも次に顕著なのが、アメリカです。現在の日本はアメリカの属国のようなものですから仕方ありませんが、自らの主張をできなくなっています。
 アメリカが意に添わぬ内閣だと、すぐに潰しにかかるくらいです。こうしてアメリカの思想を取り入れるたびに、この国は独自性を失い、アメリカ国民的になっていくのです。現在この国には主体性が全くありません。そして大多数の人間がそれを不思議に思わないから、私は不思議であります。
 規制緩和の強要など、外圧のさいたるものでありましょう。
 結果、アメリカ型の企業感覚が入り込み、相互に助け合う日本的美徳が失われ、人は信用できず、周囲が皆敵に見えてくる弊害が起こるのです。

 アメリカの食べ物や物質を輸入するのはよいのですが、精神まで輸入するのは如何なものでしょうか。
 アメリカに尻尾を振り続けていると、世界中から見下される3等国家になってしまうような気がします。すでにポチなってしまっていますが。
歴史教育を充実すべき
 我が国は、支那大陸に隣接して過去にその大きな影響を受けてきました。しかし文化的影響を受けても、朝鮮半島のように事大主義となることはありませんでした。独特の質素な文化は受け継がれてきました。すべてを受け入れるが、これを日本風に改造するといった気風があります。
 これは歴史を学んでいけばよくわかることです。
 ここで問題なのが、現代の教科書は日本人の気質につながることや左翼に都合が悪いことは一切載せていない事です。”知識人”と自称する左翼がそのすべてを削除してしまうからであります。
 歴史の本質は、同じ事象を別な角度からとらえたものを何册も読んで、初めて見えてきます。つまり「検証」と言うものが必要になります。皆一様に同じものを教え込まれるのではいけません。そうした意味も込めて、歴史の教育を充実しなくてはなりません。我が国は建国して200年程度の浅薄な国ではないのですから。
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