『 u n k o 』

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東京都/イタコップさん

【編集長TOMの寸評】
今年の憚りギャラリーは、色々な方向からのアプローチがありましたが、その中でも一際異色の光を放つ、憚りギャラリー初のマンガ作品での出展は、イタコップさんの作品。
本当であれば10枚になる超大作のヒューマンドラマを、我が編集部に気を利かせて3ページに凝縮して頂きました。
岩井 俊二のパクリ・・じゃなかった、岩井 俊二を彷彿させるような斬新なタイトルもさることながら、そのタイトルとは相反する、ピュアなストーリーとイタコップさんの独特なタッチで描くイラストが絡み合う、まさに名古屋名物『あんかけスパゲティー』のような絶妙な仕上がりになっています。
僕の実家はボットン式で、未だに水洗化になっていない地域なので、そんな環境で育った僕にとってボットン式便所は、特別に思い入れがあるので、テーマにボットン式便所をもってこられただけでも興味津々なところに、このあとどうなるんだ?どんなクライマックスが待ってるんだ?と期待させるストーリー作りは、素晴らしいです。
一見、下品でおちゃらけた感じがする作品ですが、この作品を読み終えたときに、なんとも言えない切なさを感じたのは、僕だけじゃないはずです。

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