What  I  have  seen ...in  2005


R. Hatter   2005年7月21日(木)19:00  ゆうぽうと簡易保険ホール(東京)
                    22日(金)14:00、  19:00  ゆうぽうと簡易保険ホール(東京)
                    24日(日)13:00、 19:00  ドラマシティ(大阪)
                    25日(月)19:00  ドラマシティ(大阪)

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第1幕 藪の中
原作 芥川龍之介 演出・振付 服部有吉
音楽 服部隆之 美術 島次郎
衣裳 堂本教子 照明 喜多村貴
7月21日、22日(東京)

強盗 1  イヴァン・ウルバン
強盗 2  ロリス・ボナニ
強盗 3  ステファノ・パルミジャーノ
妻 1  ステファニー・ミンラー
妻 2  エレーヌ・ブシェー
妻 3  ゲイレン・ジョンストン
夫 1  アレクサンドル・リアブコ
夫 2  ヨハン・ステグリ
夫 3  服部有吉
7月24日、25日(大阪)

強盗 1  イヴァン・ウルバン
強盗 2  ロリス・ボナニ
強盗 3  ゲイレン・ジョンストン
妻 1  ステファニー・ミンラー
妻 2  エレーヌ・ブシェー
妻 3  大石裕香
夫 1  アレクサンドル・リアブコ
夫 2  ヨハン・ステグリ
夫 3  服部有吉

※大阪公演ではステファノ・パルミジャーノの怪我により強盗3にゲイレン・ジョンストン、妻3に大石裕香が代演した。
藪の中の感想他はこちら


R・Hatterの楽曲の順番が東京公演(7月21、22日)、大阪公演(7月25日)と大阪公演(7月24日)では少し違っていました。大阪公演の25日はちょっとはっきりしないところがあるのですが、東京公演の順番に戻ったようです。

第2幕 R.Hatter
構成・演出・振付 服部有吉 音楽 服部良一
ピアノ 服部隆之 美術 島次郎
衣裳 四万修平 照明 喜多村貴
東京(7月21、22日)  大阪(7月25日)
曲名 作詞/作曲 出演
おしゃれ娘 久保田宵二/服部良一 淡谷のり子 宝塚歌劇団+大石裕香※※※
買物ブギ 村雨まさを/服部良一 笠置シズ子 全員
バラのルムバ 村雨まさを/服部良一 二葉あき子 宝塚歌劇団+大石裕香※※※
夜のプラットフォーム 奥野椰子夫/服部良一 二葉あき子 蘭寿とむ、大石裕香
胸の振り子 サトウハチロー/服部良一 霧島昇 服部有吉、大石裕香
ラッパと娘 服部良一/服部良一 笠置シズ子 ゲイレン・ジョンストン
ステファニー・ミンラー
センチメンタル・ダイナ 野川香文/服部良一 笠置シズ子 蘭寿とむ、高翔みず希
望月理世、星条海斗
夕霧らい、嶺乃一真
亜門真地
東京カチンカ娘 村雨まさを/服部良一 暁テル子
羽山和男
イヴァン・ウルバン
アレクサンドル・リアブコ
エレン・ブシェー
山寺の和尚さん 久保田宵二/服部良一 コロムビア・ナカノ・リズム・ボーイズ ヨハン・ステグリ
服部有吉
ロリス・ボナニ
ステファーノ・パルミジャーノ※※
ヘイヘイブギー 藤浦洸/服部良一 笠置シズ子 全員
蘇州夜曲 西条八十/服部良一 演奏/服部隆之 服部有吉
大阪(7月24日)
おしゃれ娘 久保田宵二/服部良一 淡谷のり子 宝塚歌劇団+大石裕香※※※
買物ブギ 村雨まさを/服部良一 笠置シズ子 全員
東京カチンカ娘 村雨まさを/服部良一 暁テル子
羽山和男
イヴァン・ウルバン
アレクサンドル・リアブコ
エレン・ブシェー
バラのルムバ 村雨まさを/服部良一 二葉あき子 宝塚歌劇団+大石裕香※※※
夜のプラットフォーム 奥野椰子夫/服部良一 二葉あき子 蘭寿とむ、大石裕香
胸の振り子 サトウハチロー/服部良一 霧島昇 服部有吉、大石裕香
ラッパと娘 服部良一/服部良一 笠置シズ子 ゲイレン・ジョンストン
ステファニー・ミンラー
センチメンタル・ダイナ 野川香文/服部良一 笠置シズ子 蘭寿とむ、高翔みず希
望月理世、星条海斗
夕霧らい、嶺乃一真
亜門真地
山寺の和尚さん 久保田宵二/服部良一 コロムビア・ナカノ・リズム・ボーイズ ヨハン・ステグリ
服部有吉
ロリス・ボナニ
ヘイヘイブギー 藤浦洸/服部良一 笠置シズ子 全員
蘇州夜曲 西条八十/服部良一 演奏/服部隆之 服部有吉

※ 村雨まさをは服部良一の作詩時のペンネーム
※※ ステファノ・パルミジャーノは怪我のため大阪公演では休演。
※※※ 東京公演の出演者の欄には大石裕香の名前はなかったのですが、内容からいって追加しました。大阪公演の表は手に入れてないのでよくわからないのですが、内容は同じでしたので、同様にしています。
R・Hatterの感想はこちら



藪の中

プログラムには
藪の中で一人の男が死んでいた。だれが犯人か?
三人の当事者(強盗、夫、妻)は語りだす。
強盗は死を覚悟し威厳を醸し出し、殺された夫は怒りと悔しさに震え、
妻は失意の中で混乱しながら。
しかし三人の証言はことごとく食い違う。
真相は藪の中・・・。

と書いてありました。日本でのプログラムにもうちょっと内容が欲しいところです(これは他の公演についてもいえることです)。例えば有吉氏の作品を作るにあたっての変遷とか、そういうものがあったら、作品の理解にもっと役立つでしょう。確かに観たものがすべてでしょうが、彼の作品を観る観客の多くはもっと知的なアプローチが欲しいと思っているでしょう。
“誰でもピカソ”の番組の中で、有吉氏が隆之氏に送ったというシノプシスまたはスクリプトの一部が映っていました。こういう資料が見たいのです。また、隆之氏の音楽に対するコンセプトとか楽譜の一部とか。


今回、sachikomは7月22日(金)のマチネ、ソワレ、24日(日)のソワレを観ました。われわれ4人でいいますと24日の大阪のマチネ公演だけ見ていません。

プロローグ。まず1組ずつ(夫、妻、強盗)が真上からの離れた3つの四角のスポットライトの中で順番に紹介され、次に夫3人、妻3人、強盗3人が同じく四角のライトの中で同時に紹介される。そして最後に3人ずつのグループが3組同時に紹介されるので観客は3組のストーリーが別々に語られるのだとわかってくるのだ。ただ予めプログラムを読み、原作を読み、黒沢明の映画“羅生門”を知っている人には容易に推測がつくだろう。この間、ライト、暗転、ライト、暗転・・・とテンポよく進むので、暗闇の中で位置を変えなければならないダンサーは立っているだけといっても大変だと思う。強盗を踊るイヴァン・ウルバンは一見王子様風なのでわかりづらいかもしれないが後ろに並んでいるロリス・ボナニ、ステファノ・パルミジャーノは黒い髭を蓄えているから、強盗と容易に判定できる。(この導入の場面は面白いと思いました。このセンスはいいですね。)

もうすでに忘れかけているので、プロローグに続くダンスを覚えていないのだが、舞台下手から、夫たち、妻たち、強盗たちが縦ラインを作って並び、頭を横に傾けて観客に顔を見せるのは、一人の人間の中に様々な心があるのをわからせてくれる、顔が見え隠れする、というところがいいのだ。

ここから私の記憶ははっきりしないのだが、夫たちと妻たちは舞台から去っていき、強盗たちは下手舞台最前方に座り、片脚は舞台から下ろし、もう一方の脚を立て、その上にけだるそうに体をすこしあずけている。そこに夫婦が3組(夫は妻の肩に手を回していたと思う)、下手から登場し、強盗に呼び止められる形で立ち止まり、夫たちは強盗に促される形で舞台中央奥に誘われる。そして夫たちはくるくる回されながら操られるように上手奥に上から垂らされた布を捻ってそれに縛られる。東京公演ではここは3組で踊ったのだが、大阪公演では2組になっていた。(そのおかげで、舞台はすっきりした形になっていた。コンセプトはわかるが、ずっと3組で踊らなくてもよいのではないかと思った。)大阪では強盗はイヴァンとロリス、夫はサーシャとヨハンのみ。
そして夫たちの目の前で妻たちがレイプされ(ここは大阪では3組に戻っていた)、暗転があって、妻たちはうつぶせに横たわっていて、強盗たちは横に座っている。
ここからが強盗、妻、夫の告白になる。
強盗1の告白(イヴァン・ウルバン/ステファニー・ミンラー/アレクサンドル・リアブコ組)
もともと強盗は自分の欲望を満たしたらその場を去っていくつもりだったのだが、妻は自分が凌辱されたことで強盗に身をゆだねる素振りを見せるが、それが拒絶されると、自分のプライドを保つべく、夫に強盗を殺すように懇願する。このあたりの心の動きがよく読めない。原作では強盗が夫と対決して妻を手に入れようとして縄を解くようになっているが、ここでは妻が縄を解き、強盗と対決するように求める。この対決が一つの見せ場になっている(心憎いなあ)。ほぼ対等な対決も強盗2、3の加勢によりあえなく夫は殺される。大阪では強盗2のみの登場。妻はいつの間にかいなくなっている。(それにしてもこのときの照明どうにかならないものか。)
妻2の告白(ロリス・ボナニ/エレーヌ・ブシェー/ヨハン・ステグリ組)
優しい感じの音楽に変わり、妻の心を表そうとしているように思えた。妻の心は夫には伝わらず、夫は憮然としたままだ。妻1、3もより添って踊る。ここは大阪では妻1のステファニーのみ。結局妻は他の妻たちの力を借りて夫を小刀で殺害する。妻は自害しようとするが、意識の奥では死にたいなんて思ってはいないのだ、と気付いたかのように小刀を投げて走り去る。
夫3の告白(東京☆ステファーノ・パルミジャーノ/ゲイレン・ジョンストン/服部有吉組 大阪☆ゲイレン・ジョンストン/大石裕香/服部有吉組)





作品に対するコンセプトを構成がきちんと表現していると思いました。この点のバランス感覚に関しては信頼していいのだろう。
(この項続く)


興味深い点はノイマイヤー作品でもよくあることなのだが、この“藪の中”も意外に原作のディテールに拘っているところだ。
例えば、強盗が甘言を弄し、夫を舞台奥へ連れて行くところ。ここは踊りでは上手く表現されていないように思ったので、最初は何だろうと思いました。ジェスチャーで示すのも面白くないだろうから、難しいところですね。
それと、強盗は夫を縄で縛るのですが、これも舞台奥の上から垂れている布を縄のように捻って縛っていました。一番面白かったのは、小説では幽霊、すなわち夫の証言の最後のところで、意識が朦朧としていく中で近づいてくる足音を聞くわけだけれども、それを緞帳をかなり下まで下げて、横たわっている夫の姿が見えるようにし、男女の足だけが見えるようにする、というところです。秀逸でした。ただ初めて見るときはこの最初に緞帳が下りてくるところでどうしても拍手をしてしまいます。


R・Hatter

どの曲か覚えていないのですが、大石裕香さんと宝塚の娘役の人たちが踊ったのだから、ある程度は見当がつくのですが、覚えていらっしゃる方がいらしたら教えてください。
その方々の踊りの最後で、片脚(左)を折り曲げて、右脚は伸ばしたままでスライドしてフワッとステージに座り込むといったムーヴメントは始めてみました。これも有吉さんが考えたのねえと思って考え深かったです。こういう女性らしいムーヴメントを彼はいつ考えつくのでしょう。実を言えば東京公演では少しぎこちなさも見えたのですが大阪公演では滑らかにすーっと、決まっていました。




新聞評から

2005年8月4日 日経新聞(木)、夕刊
服部有吉「R・Hatter」  奔放な身体表現、なお可能性  (鈴木晶、舞踊評論家)

服部有吉は驚くほど小柄であるというハンディと闘いながら、ジョン・ノイマイヤー率いるハンブルク・バレエ団で活躍し、この冬、同団が来日した際にはノイマイヤーが彼のために創作したという「冬の旅」を披露し、故郷に錦を飾った。昨年は「盤上の敵」で振付家としての才能も披露したが、今回の公演はすべて彼の演出振付による。
第一部は服部とハンブルク・バレエ団のダンサーたちによる「藪の中」。芥川龍之介の小説、よいうより黒澤明監督の「羅生門」の原作といったほうがわかりやすいか。殺された男の霊、妻、盗賊の三者がたがいに矛盾した話を語る。真相はまさに藪の中。
この「語り」をめぐる話をどうやってバレエ化するのだろうかと興味津々であったが、服部はそれを、男・妻・盗賊をそれぞれに三人ずつで踊るという卓抜したアイデアで処理した。
それでも、状況をある程度説明する必要があるために、どうしても振付が制限される。服部には新しい奔放な身体表現を生み出せるだけの力があるとみたが、その力が存分に飛翔していないように感じたし、ハンブルクの優れたダンサーたちもその力をフルに発揮できていないようだった。ダンサーたちの若さゆえか、「藪の中」のどろどろした欲望の世界が、さっぱりした世界になっていたが、これはひとつの解釈として、わるくない。
第二部は「R・Hatter」と題し、ハンブルク・バレエ団のダンサーと、宝塚歌劇団花組月組の選抜ダンサーが合流し、有吉の祖父である服部良一の名曲を数々のダンサーで綴る。ハンブルクのダンサーたちが「買物ブギ」を踊るのはご愛嬌。ハンブルクの男性ダンサーたちと歌劇団の男役が混じって踊るというめったに見られない楽しいステージでもあった。7月22日、簡易保険ホール。
(写真のクレジットには、「藪の中」では殺される男の役を3人で踊る。右端が服部=撮影・瀬戸秀美、とある。夫の三人は左端がヨハン・ステグリ、中央がアレクサンドル・リアブコ。この写真はもしかしたらダンスマガジンに掲載されるかな? ちょっと楽しみ。)


2005年8月6日(土) 朝日新聞、夕刊
「R・Hatter」 24歳に似合わぬ沈着さ  (石井達朗、舞踊評論家)

ハンブルク・バレエ団の服部有吉は、弱冠24歳の注目の新人だ。小柄な体は柔軟で切れ味がよく、動きの造形には若さに似合わぬ沈着ささえ漂う。「R・Hatter」はダンサーとして、そして何よりも振付家としての資質を十分に期待させる公演だった(7月22日、東京・ゆうぽうと簡易保険ホール)。
前半の「藪の中」は芥川龍之介の短編に基づき、多ジャンルの編曲や作曲で活躍する服部隆之が音楽を担当した。殺された夫・その妻・夫を殺した強盗という3者が事の顛末を語るのだが、言うことが食い違う。
黒澤明監督の映画「羅生門」でも知られるこの原作は、ダンス化することが一見いかにも困難な作品だ。有吉は、3人の登場人物をそれぞれに彼自身を含めた3人のダンサーをあてがい、微妙で難解な物語を9人で踊る。3人1役の動きのユニゾンとズレがそのまま、真実はどこにつながるのかという物語のテーマにつながる。この秀でたアイデアと構成力が、太い縦糸となって全編を引き締めた。隆之の音楽、島次郎の美術、堂本教子の衣裳は、いずれも抑えたトーンで、確かな振り付けをより際立たせるのに貢献していた。
ただし、ナイフを使ったりマイムで表すなどの幾つかのシーンは説明的過ぎる。内容のフォローも必要だが、ダンスの抽象性によって昇華させる方向に集中するほうがいいのではないか。ダンサーはいずれも技術・表現力ともに優れているが、もう少し数をこなして踊り込めば全体の密度は増すだろう。
後半「R・Hatter」は、有吉の祖父である服部良一の歌謡曲の数々に乗せ、宝塚歌劇団のメンバー11人が加わった楽しさ満載のダンスショー。この小じゃれたショーでも有吉の、舌を巻くほどの振り付けセンスが随所に光っていた。
(写真のクレジットには、原作の世界を巧みに現出させた「藪の中」=瀬戸秀美氏撮影、とある。写真は3人の妻たちで左から、)


2005年8月9日(火) 讀賣新聞、夕刊
アール・ハッター(梅田芸術劇場) 「娯楽性」と「正統」双方の魅力  (立木Y子、舞踊評論家)

ドイツ、ハンブルク・バレエ団の服部有吉=写真右端=が、振り付けでも才能を発揮し始めた。地元で好評を博した新作「Wege(道)」に続き、日本で初演した2幕構成の舞台も確かな力量を感じさせる。
1幕の「藪の中」がいい。山中で起きた殺人事件の真相を巡る当事者の証言の違いの中に、物事の曖昧さと人間の本性を問いかける芥川龍之介の小説に材を取り、緊迫感に富む心理バレエを創った。卓抜なのは、舞踊ならではの特性を生かし、殺された夫の霊、妻、盗賊の三様の申し立てを同時進行の形で描いた点だ。
冒頭、男性2人、女性1人の3組の男女が現れ、交錯しながら動きを重層的に発展させる。背景幕だけのシンプルな舞台だが、9人のダンサーの多彩な踊りが心理の駆け引きをスリリングに浮上させ、人物たちの内面の葛藤と証言の内容に迫っていく。夫の死の描写では、決闘、妻による刺殺、自害の可能性を、勇壮なデュエット、3人の女性が1人の内と外を演じる殺害場面、屈伸やねじれを鋭く生かした服部のソロなどで印象的に表現した。
出演はハンブルク・バレエの気鋭たち。服部、イヴァン・ウルバンらの好演が光った。邦楽器を取り入れた服部隆之の音楽も、内面の揺れを表現していい。
2幕の「アール・ハッター」は服部良一のヒット曲のメドレーで綴る祖父へのオマージュ。ハンブルク・バレエ団と宝塚歌劇団という異色の競演を活かし、伸びやかな舞台を生みだした。同調の中に、ズレやミスマッチを際立たせる演出が、舞台の多様性を意識させて心憎い。ロシア舞踊の所作を交えて男性2人が妙技をこなした「東京カチンカ娘」、男性たちが軽快に踊る「山寺の和尚さん」は秀逸。娯楽性とバレエの正統を同居させ、双方の魅力を引き出した手腕を評価したい。
ー7月21日、五反田ゆうぽうと。
(写真のクレジットは、撮影・瀬戸秀美、とあるだけ。3人の夫の踊りのシーンで、左からヨハン・ステグリ、アレクサンドル・リアブコ、服部有吉)