哀愁みなと
作詞 神戸(かんべ) 汀
(1 生田の杜で 拾った恋も
とどかぬ夢と 諦めた
霧笛が咽ぶ メリケン波止場
初心(うぶ)なこころを 乗せて行く
ついて行きたい 出船にすがり
みなと神戸に 未練の雨が
(2 布引滝(ぬのびきたき)の 流れのように
尽すおんなの いじらしさ
夢をみさせて 惚れさせながら
他国訛り(なま)を 乗せて行く
マドロスさんは 異国の人か
みなと神戸の 哀愁汽笛
(3 風見の鶏よ 館の舗道
夜雨(よさめ)の街を 肩寄せて
相合傘で 交わした愛も
船が何処かえ 乗せて行く
汐風しみる 南京街よ
みなと神戸は 七色夜景