駅裏酒場
作詞 納羽(なわ) 汀
(1 小雨の夜更に 女がひとり
街のネオンが 消えるころ
久しぶりです あんたに逢えて
うれしかったと すがりつく
駅裏酒場の 路地づたい
苦労したのか 細い肩
(2 あんたに逸(はぐ)れ さまよい歩き
探しましたと なみだ顔
胸の芯(しん)まで こみあげるよな
あつい眼ざし 泣きぼくろ
駅裏酒場の 縄のれん
やつれた顔に ほつれ髪
(3 箸(はし)のふくろを やぶいた裏に
今でも好きと 乱れ書き
久しぶりねと お猪口(ちょこ)に注(つ)ぐ手
別れちゃ嫌(いや)と ふるえてる
駅裏酒場の 路地しぐれ
夜風泣かすな 濡れまつげ