夫婦杖(めおとつえ)

作詞 神戸(かんべ) 汀




  (1  男ごころの 片すみを

      優(やさ)しくいやす 湯宿酒

      袖をつまんで 注ぐ笑顔

      久しぶりです 今夜のお酒

      肩の荷物は 私の背中(せな)に

      あずけて下さい 夜明けまで


  (2  みなとが見える 丘の宿

      昨夜(ゆうべ)みた夢 肘まくら

      安らぐ寝息き 横顔に

      あなたの苦労 描いています

      明日(あす)の別れは せつなく辛い

      出船よ遠くえ 行かないで


  (3  見送る船の うす煙り

      手を振りながら 遠ざかる

      薄いえにしの 逢瀬でも

      夫婦(めおと)なりゃこそ 信じる絆

      何処の港で 何時逢えるやら

      ふたりで暮らせる 船よ来て




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