波止場のおんな

    作詞  納羽(なわ) 汀





(1  生田(いくた)の杜(もり)で    拾(ひろ)った恋(こい)を

    そっとだきしめ  諦(あきら)めました

    港(みなと)おんなは    情(なさ)けによわい

    桟橋(さんばし)はなれ    出航(で)て行(ゆ)く船(ふね)に

    ついて行(ゆ)きたい  すがれば辛(つら)い

    ここは港(みなと)街(まち)    波止場(はとば)のおんな


(2  北野(きたの)坂(さか)から    メトロの駅(えき)へ

    続(つづ)く坂道(さかみち)     相合傘(あいあいがさ)に

    しぐれ哀(かな)しい   出船(でふね)の汽笛(きてき)

    ジャズが流(なが)れる  港(みなと)のまちも

    恋(こい)はせつない   女(おんな)の さだめ

    ここは港街(みなとまち)    波止場(はとば)のおんな


(3  須磨(すま)の砂浜(すなはま)    海岸(かいがん)通(どお)り

    沖(おき)を行(ゆ)き交(か)う   外国(がいこく)船(せん) の

    遠(とう)くで霧笛(むてき)    さよならつげりゃ

    波(なみ)のしぶきが   恋(こい)路(じ)をぬらす

    つみな船(ふね)です   ふたりを離(はな)す

    ここは港街(みなとまち)    波止場(はとば)のおんな  




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