ひだまり

作詞  納羽(なわ) 汀





雪の降る日も 風吹く夜も
みえぬこの目に 手を添えて
肩を寄せあい 九十九(つづら)な坂も
杖をたよりに 歩いた人生(みち)は
痛ささ辛(つら)さにゃ 挫(くじ)けはせぬが
雲の切れ間の ひだまりを

今日も生きると 朝露あびて
濡れる足元(あしもと) 踏みしめる
両手こぶしに 力をこめて
杖をたよりに 築(きづ)いた人生(みち)は
心(むね)に灯(ひ)ともす 幸(しあわ)せだけど
二人の夢の ひだまりを
いばらの道の 幾年(いくとし)月か
二人で越えた 愛の坂
おまえを信じ あなたに縋(すが)り
杖をたよりに 掴んだ人生(みち)は
手を取りあって 生きてくけれど
春の陽(ひ)射しの ひだまりを




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