ひとり日本海(にほんかい)

    作詞  納羽(なわ) 汀





(1  ひとり佇(ただず)む   無人(むじん)の駅(えき)に

    みぞれ交(まじ)りの  雪(ゆき) が 舞(ま)う

    寒(さむ)さこたえる  北(きた) の 空(そら)

    こころも凍(こう)る  冬(ふゆ) の 旅(たび)

    恋(こい)しいあなた  今(いま) どこに

    逢(あい)にきました  ああ日本海(にほんかい)


(2  海(ご)猫(め)が鳴(ない)てる  波止場(はとば)に来(き)たら

    網(あみ)を 繕(つぐろ)う   男(ひと) がいる

    沖(おき)は白波(しらなみ)    北(きた) の 海(うみ)

    尋(たず)ねてみれば  北(きた) 国(ぐに) の

    お国(くに)なまりが  暖(あた) たかい

    雪(ゆき)が舞(まい)飛(と)ぶ   ああ日本海(にほんかい)


(3  慣(な)れない他国(とち)で 雪降(ゆきふ)る夜(よる)は

    人(ひと)恋(こい)しくて   寂(さみ) しくて

    虚(むな)しさだけの  北(きた) の 町(まち)

    あなた探(さが)しに  来(き)た 旅(たび)は

    寒(さむ)さ身(み)にしむ  ひとり寝(ね)の

    宿(やど)の向(む)こうは  ああ日本海(にほんかい)




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