海峡酒場
作詞 納羽(なわ) 汀
(1 潮騒(しおさい)揺(ゆ)れる 海峡(かいきょう)酒場(さかば)
冷(ひ)えたからだを あたために
潮(しお)のにおいが しみこむ暖簾(のれん)
漁師(おとこ)の顔(かお)に ほころびの
更(ふ)け逝(ゆ)く夜(よる)に 更(ふ)け逝(ゆ)く夜(よる)に
ああ月(つき)あかり
(2 暖簾(のれん)がまねく 海峡(かいきょう)酒場(さかば)
顔(かお)も馴染(なじみ)の ひとたちが
ぬるめの燗(かん)に クギ煮(に)のつまみ
浜(はま)の漁師(おとこ)は 意気(いき)で呑(の)む
あおる燗(かん)酒(ざけ) あおる燗(かん)酒(ざけ)
ああ酔(よ)い心地(ごこち)
(3 月(つき)が差(さ)し込(こ)む 海峡(かいきょう)酒場(さかば)
暖簾(のれん)隙間(すきま)に 見(み)え隠(かく)れ
名残(なごり)惜(お)しやと 雲間(くもま)の月(つき)に
別(わか)れを言(い)って 肩(かた)に手(て)を
それじゃアバヨと それじゃアバヨと
ああ縄のれん